関係会社間取引オーダ採番

関係会社間取引オーダは、発生元ビジネスオブジェクトのビジネスオブジェクトラインごとに作成されます。関係会社間取引オーダ採番は、標準関係会社間取引オーダ採番またはユーザ定義のオーダシリーズに基づきます。

標準オーダ採番

標準オーダ採番は、関係会社間取引オーダシリーズが定義されていない場合に使用されます。標準オーダ採番が使用される場合、同じ発生元ビジネスオブジェクトとリンクする関係会社間取引オーダのオーダ番号は同じになります。

たとえば、発生元ビジネスオブジェクトが販売オーダであり、この販売オーダに 3 つのオーダラインがある場合、関係会社間取引オーダは 3 つ作成され、関係会社間取引オーダのオーダ番号は同じになります。[オーダライン] フィールドが追加され、以下の一意の関係会社間取引オーダが作成されます。

関係会社間取引オーダシリーズ

関係会社間取引オーダの発生元を明らかにするために、関係会社間取引オーダのオーダシリーズを定義することができます。各関係会社間取引オーダシリーズについて、以下の属性が追加できます。

  • [ユーザ]
  • [シナリオ]
  • [振替元企業単位]
  • [振替先企業単位]

関係会社間取引オーダシリーズのこれらの属性が関係会社間取引オーダの属性と一致する場合、関係会社間取引オーダの番号はこのシリーズに基づきます。

関係会社間取引オーダの属性が関係会社間取引オーダシリーズについて定義された属性と一致しない場合、標準オーダ採番が使用されます。

関係会社間取引オーダのシリーズ関係会社間取引オーダシリーズ (tcitr0110m000) セッションで指定できます。

関係会社間取引オーダシリーズ 001EU4 の選択基準として購買元企業単位 4 が追加されます。

発生元ビジネスオブジェクトライン 10 と 20 では、企業単位 1 に属する倉庫から納入が行われます。したがって、関係会社間取引オーダシリーズ 001EU4 は適用されません。標準オーダ採番に基づき、これらの発生元ビジネスオブジェクトラインから作成される関係会社間取引オーダの番号は同じになります。位置番号 /1 と /2 により、関係会社間取引オーダを区別することができます。

ライン 30 では、企業単位 4 に属する倉庫から納入されます。したがって、関係会社間取引オーダシリーズ 001EU4 を使用して、以下の各関係会社間取引オーダ EU455638/1 が作成されます。

発生元ビジネスオブジェクトに対して行われる各納入について、取引ラインが作成されます。[オーダライン] フィールドが追加され、一意の取引ライン ID が作成されます。