関係会社間取引を設定するには
関係会社間取引機能をもっとも効率よく設定する方法は、最初に最小のビルディングブロックを定義することです。処理の手順は次の通りです。
- [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[関係会社間取引]チェックボックスをオンにします。
- 関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000) セッションで必要な設定を指定します。
- 必要に応じて、関係会社間取引分類 (tcitr1630m000) セッションで、関係会社間取引分類を定義します。
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関係会社間取引合意 (tcitr1600m000) セッションで、関係会社間取引合意を定義します。
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それぞれの関係会社間取引合意について、取引合意が適用される関係会社間取引シナリオを指定する必要があります。これにより、以下の金額を計算するために使用する、利用可能な振替価格ルールが決定されます。
- 内部費用および収益の記帳
- 内部請求 (指定されている場合)
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関係会社間取引合意 - 振替価格設定ルール (tcitr1605m000) セッションで、関係会社間取引合意について以下を定義します。
- 価格発生元
- 優先順位
- 上乗せまたは値引きの割合または金額
- 利益分割割合。利益分割 を参照
利用可能な価格発生元および価格設定オプションは、関係会社間取引シナリオごとに異なります。
- 取引合意に関係会社間取引シナリオ [外注デポ修理] を選択した場合、外注デポ修理のサブシナリオに記述されている価格発生元に対してそれぞれ 1 つまたは複数のサブシナリオを定義する必要があります。
- 関係会社間取引シナリオを追加するには、手順 3 ~ 6 を繰り返します。
- 関係会社間取引関係 360 (tcitr2300m000) セッションで新規をクリックして、関係会社間取引関係 (tcitr2600m000) セッションを開始します。
- 関係会社間取引関係 (tcitr2600m000) セッションのヘッダセクションで、関係会社間取引合意を定義します。
- 合意タブで[関係会社間取引シナリオ]を追加し、関係会社間取引合意を関係会社間取引シナリオにリンクします。関係会社間取引シナリオに一致する取引合意のみ追加できます。
- 必要に応じて手順 10 を繰り返し、関係会社間取引シナリオを関係会社取引関係に追加します。
注:
輸送が導入され、輸送費が内部で扱われている場合、輸送計画の担当者や輸送費の負担者を決定する必要があります。詳細については、次のトピックを参照してください: 関係会社間取引シナリオ 「輸送」 - 処理および設定