任意の財務会社および任意の企業単位の使用
関係会社間取引単位タイプ [任意の財務会社] および [任意の企業単位] は、いくつかの特定の条件が適用される一般的な関係会社間取引関係を定義するため使用します。
[任意の財務会社]
振替先の [任意の財務会社] への関係は、振替元エンティティ (エンティティ、企業単位、財務会社) が属する財務会社を除く、すべての財務会社 (のエンティティ) への関係です。
振替元の [任意の財務会社] からの関係は、振替先エンティティ (エンティティ、企業単位、財務会社) が属する財務会社を除く、すべての財務会社 (のエンティティ) からの関係です。
[任意の企業単位]
振替先の [任意の企業単位] への関係は、振替元エンティティ (エンティティまたは企業単位) が属する企業単位を除く、すべての企業単位 (エンティティの) への関係です。
振替元の [任意の企業単位] からの関係は、振替先エンティティ (エンティティまたは企業単位) が属する企業単位を除く (エンティティの) すべての企業単位からの関係です。
[任意の財務会社] オプションの他に、[任意の企業単位] の振替先への関係または振替元からの関係には同じ財務会社内の他の企業単位への関係を含めることができます。
例
状況:
- 組織 A は財務会社 AFIN1 および AFIN2 を所有しています。
- 企業単位 AEU11 および AEU12 は AFIN1 に属しています。
- 企業単位 AEU21 および AEU22 は AFIN2 に属しています。
- 倉庫 AWH20 は企業単位 AEU21 に属しています。
振替元倉庫 AWH20 から振替先 [任意の企業単位] へは AFIN1 と AFIN2 の両方からの企業単位をすべて含むのに対し、振替元倉庫 AWH20 から振替先 [任意の財務会社] へは財務会社 AFIN1 に属する企業単位、つまり AEU11 および AEU12 のみが含まれます。