ボイコットおよび禁輸措置のコンプライアンスチェック

オーダが作成または更新されると、ボイコットおよび禁輸措置のコンプライアンスチェックが販売オーダと購買オーダに適用されます。このチェックは、出荷、入庫、および返品オーダにも適用されます。貿易コンプライアンス、信用状、銀行保証などの既存のチェックに加えて、ボイコットおよび禁輸措置のコンプライアンスチェックも適用されるようになりました。

ボイコットおよび禁輸措置のコンプライアンスチェックのシミュレート

次のセッションを使用すると、禁輸措置またはボイコットが取引に適用されるかどうかを確認できます。

  • [アウトバウンド禁輸措置/ボイコットコンプライアンスチェックシミュレート (tcgtc1201m000)]
  • [インバウンド禁輸措置/ボイコットコンプライアンスチェックのシミュレート (tcgtc1201m100)]

これらのセッションでは、取引先、取引タイプ、品目などの値を指定できます。[シミュレート] をクリックすると、指定された値に基づいて検索が実行されます。

注: 

Infor LN では、有効なボイコットと禁輸措置のみが考慮されます。

この結果がセッションに表示されます。結果の詳細については、[表示結果] オプションを使用してレポートを生成して確認できます。

ボイコットおよび禁輸措置のコンプライアンスチェックの実行

ボイコットと禁輸措置は、[禁輸措置およびボイコットの実行 (tcgtc2680m000)] セッションを使用して実行できます。このセッションでは次のことができます。

コンプライアンスチェックを実行した場合の影響
  • 一連のボイコットと禁輸措置を指定する。Infor LN では、有効なボイコットと禁輸措置のみが考慮されます。
  • 取引タイプを選択する
  • 実行タイプを選択する
  • シミュレートモードで処理を実行することを選択する

指定したデータを基にコンプライアンスチェックを実行するには、[処理] オプションを使用します。[実行タイプ] フィールドには次の設定が可能です。

  • ブロック
  • ブロック解除
  • ブロック/ブロック解除

チェック結果は、ブロックされた伝票とブロック解除された伝票のリストから成り、[禁輸措置およびボイコットの実行結果 (tcgtc2581m000)] セッションに表示されます。[禁輸措置およびボイコットの実行 (tcgtc2680m000)] セッションでは、[実行日] フィールドと [実行者] フィールドが更新されます。

備考

注: 

[シミュレート] チェックボックスをオフにして、[処理] をクリックすると、次のように処理されます。

  • もう一度コンプライアンスチェックが実行され、伝票がブロック/ブロック解除されます。
  • [処理済] チェックボックスがオンになります。
  • [実行日] および [実行者] フィールドが更新されます。