企業単位

企業単位は、部署、ワークセンタ、倉庫、プロジェクトなどのエンティティを含む、組織の中で財務上独立した部分です。企業構造内で、企業単位は、財務または会計単位とみなされます。

企業単位に含まれるエンティティはすべて同一のロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社内に複数の企業単位を作成することはできます。各企業単位は、単一の財務会社にリンクします。

異なる企業単位間でロジスティック取引を実行すると、生成される会計取引は各企業単位がリンクしている財務会社内に転記されます。

企業単位間での請求機能と価格設定機能を使用するには、企業単位を内部取引先にリンクする必要があります。企業単位を使用することにより、取引の区分に応じて、個別の財務会計処理を実行できます。

たとえば、同一のロジスティック会社に属していても所在地の国が異なる企業単位を、組織内の区分ごとに定義することができます。

その場合、各企業単位の会計処理は所在地の国の通貨に基づき、その企業単位にリンクされている財務会社内で実行されます。

企業単位間の関係会社間取引関係および関係会社間取引合意によって、関係会社間取引を適用できるかどうかが決まり、適用できる場合は、該当する関係会社間取引条件が決まります。『関係会社間取引ユーザガイド (Ucomitrug_JA)』 を参照してください。