マルチサイトの例 - 購買シナリオにおける品目データ
購買シナリオで、品目データが以下のエンティティに設定されています。
- サイト SB および SC
- 購買オフィス SB および SC
- 企業単位 EUB および EUC
サイト SB では、購買オフィス PB が、現地発注先 X からの酸素マスクの購買を扱います。
サイト SC では、購買オフィス PC が、現地発注先 Y からの酸素マスクの購買を扱います。
企業単位 EUB および EUC で、サイト SB および SC で購買した酸素マスクの標準原価が計算されます。
サイト SA では、酸素マスクは製造されるため、購買は該当しません。
次の品目データを酸素マスクに設定する必要があります。
サイト別品目
[サイト別品目 (tcibd1550m000)] セッションで、サイト SB および SC の供給ソースが [購買] です。必要に応じて、製品タイプや製造元などの追加データを指定できます。サイト別品目 - オーダ処理
[サイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000)] セッションで、サイト SB および SC に、酸素マスクを入庫するデフォルト倉庫を指定する必要があります。また、オーダ方法や適用されるロットサイズなどのデータを必要に応じて指定します。サイト別品目 - 購買
[サイト別品目 - 購買 (tdipu0181m000)] セッションで、サイト SB に発注先 X を、サイト SC に発注先 Y を指定する必要があります。また、このセッションで、サイト SB および SC に購買価格および価格グループも指定する必要があります。サイト SB に購買オフィス PB を、サイト SC に購買オフィス PC を指定し、必要に応じてその他の設定を指定することもできます。サイト別品目 - 倉庫管理
[サイト別品目 - 倉庫管理 (whwmd4604m000)] セッションで、デフォルトの梱包定義、保管場所、扱い単位、拒否済品目の設定などのデータを、サイト SB および SC で購買した酸素マスクについて指定します。オフィス別品目 - 購買
オフィス別品目購買データは必須ではありません。会社設定と異なる場合は、[オフィス別品目 - 購買 (tdipu0181m100)] セッションで、購買オフィスごとに税金コードおよび段階的支払設定を指定できます。企業単位別品目原価計算
企業単位 EUB に、[品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションで、品目の酸素マスクについて、原価計算ソース [購買] と、購買した酸素マスクが入庫されるサイト SB の倉庫を指定します。
これにより、[サイト別品目 - 購買 (tdipu0181m000)] セッションでサイト SB に指定した購買価格が、企業単位 EUB の標準原価の計算に使用されます。
同様に、企業単位 EUC に、原価計算ソース [購買] と、購買した酸素マスクが入庫されるサイト SC の倉庫を指定します。これにより、サイト SC に定義した購買価格が、企業単位 EUC の標準原価の計算に使用されます。
注:
個別のサイトで特定の品目データを指定するには、前のリストに記載されているサイト関連のセッションで [グローバルの使用] チェックボックスをオフにします。