カレンダーおよび期間

カレンダーおよび期間モジュールを使用して、カレンダー、および周期パターン期間などの関連データをメンテナンスします。

カレンダー

カレンダーは、資源の利用性に関する情報を記録し、他の LN アプリケーションにこの情報を提供します。

カレンダーは次の項目にリンクできます。

  • 会社
  • 従業員
  • 部署
  • 住所
  • 取引先の各種の役割

LN では、最も大きな対象に該当するカレンダーが使用されます。たとえば、あるカレンダーを出荷先取引先にリンクしている場合、このカレンダーは、出荷先取引先の住所にリンクしているカレンダーよりも優先的に使用されます。

[会社 (tcemm1170m000)] セッションで定義した会社のカレンダーが、カレンダーを使用するすべてのエンティティにおけるデフォルトのカレンダーになります。

複数会社構造の会社間でカレンダーテーブルを共有するには、週の最初の曜日をすべての会社で同一にする必要があります。たとえば、ある会社では週の最初の曜日を日曜日と定義していて、別の会社ではこれを月曜日と定義している場合は、これらのカレンダーを共有できません。

周期

周期は、「隔週の月曜日と金曜日」、「毎月 27 日」、「毎年 1 月 1 日」 など、日付の繰り返しパターンです。

周期は、パターンやカレンダーを構築するために使用されます。

従業員管理パッケージの割当で周期を使用できます。

パターン

パターンは、アクティビティを行う日、曜日、時間を定義するための体系です。パターンは、周期、例外、時刻の組合せを使用して定義します。

オーダ管理パッケージおよび企業計画パッケージでは、パターンを使用して、納入時、出荷時、および固定納入パターンが定義されます。

期間

期間は、1 年を週、月、四半期などの定期的な間隔に分割するものです。

特にオーダ管理パッケージおよびプロジェクトパッケージにおいて、統計、財務会計、時間会計、計画、原価管理などの目的に使用されます。

CCP モジュールの特徴

カレンダーおよび期間モジュールは、カレンダーをメンテナンスするために次の範囲の機能を提供します。

  • 一意のカレンダーコードをその記述とともにメンテナンスでき、利用性タイプおよびカレンダー作業時間を定義できます。
  • 既存のカレンダーからカレンダーを派生させることができます。したがって、範囲内のすべての日付にカレンダー作業時間を定義する代わりに、例外を指定するのみで済みます。たとえば、全社規模の通常の作業時間は会社カレンダーで指定し、従業員固有の情報 (休暇や会議など) は従業員カレンダーに格納することができます。
  • 計画およびスケジュールの処理に LN アプリケーションで使用されるカレンダーを作成できます。
  • 会社の標準カレンダーを定義できます。2 つの会社を同一システムでメンテナンスした場合、一方の会社がもう一方の会社の標準カレンダーを使用できます。
  • カレンダーをコピーおよび削除するためのメンテナンス機能範囲