カレンダー構造とその設定

週労働時間と会社カレンダーによる基本的な時間管理から、特定のタスクにおける詳細なカレンダーまで、1 つの会社に複数のカレンダーを使用できます。会社が必要とする詳細に応じて、複数のカレンダーコード利用性タイプ、および週労働時間で構成される階層構造を設定できます。

  • 週労働時間

    週労働時間 (tcccp0105m000) セッションで、週労働時間および 稼動日 (tcccp0130m000) セッションでその稼動日を定義できます。週労働時間は利用可能時間を指定し、複数の方法で定義できます。正規時間、2 シフト週、および休日を定義できます。

    日付有効週労働時間 (tcccp0106m000) セッションで特定の期間の週労働時間を定義できます。

  • カレンダーコード

    すべてのカレンダーコードには有効な決まった時間枠があります。子カレンダーコードは、親カレンダーの時間枠に依存します。子カレンダーは、親カレンダーの時間枠を超えることはできません。つまり、子カレンダーの開始日を親カレンダーの開始日より以前に設定することはできず、また子カレンダーの終了日を親カレンダーの終了日より以降に設定することもできません。

  • 利用性タイプ

    カレンダー利用性タイプ (tcccp0150m000) セッションで、カレンダーコード利用性タイプにリンクできます。詳細については、次のトピックを参照してください: 利用性タイプ

  • カレンダー作業時間

    カレンダー作業時間 (tcccp0120m000) セッションでは、それぞれの日付について有効なカレンダー詳細を表示できます。特定の日付の詳細が親カレンダーまたは週労働時間カレンダー、あるいはカレンダー例外から派生している場合、派生元 フィールドは []、[週労働時間]、または [例外] になります。

    カレンダーでは、8:00-12:00 や 13:00-17:00 など、複数の作業時間を 1 日に割り当てることができます。ただし、すべての労働時間は 1 つのソースから派生している必要があります。

    カレンダーにおける特定の日付について、労働時間には次のものがあります。

    • 週労働時間から派生したもの
    • 親カレンダーから派生したもの
    • カレンダー例外から派生したもの
    • 計画にその日付が使用不可である場合、非稼働日 (tcccp0119m000) セッションから派生したもの
    • マニュアル指定
    • カレンダー検索パス

      計画処理で特定の従業員またはその他の資源についてカレンダーが見つからない場合、LN では、部署企業単位に定義されているカレンダーを検索し、最後に会社カレンダーを検索します。計画処理ではすべて、LN アプリケーションで定義されている、固定のカレンダー検索パスが使用されます。この検索パスは常に会社カレンダーで終わり、定義してある親カレンダーとは独立しています。

注: 

LNエンタープライズモデラ Content Pack を使用する場合、DCO0030 (カレンダー設定) ウィザードを使用してカレンダーを設定してください。会社の業務機能モデルを指定した後、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。業務機能モデルを参照してください。