取引先

顧客および発注先を取引先として定義する必要があります。

各取引先について、次のことを指定できます。

  • 取引先役割
  • 取引先の状況
  • 窓口
  • 取引先タイプ

取引先役割

取引先の役割により、取引先とどのタイプの取引ができるかが決まります。たとえば、出荷先の役割を持つ取引先に対してのみ商品の出荷ができます。

取引先の役割によって、商取引の各局面で適切なオフィスおよび窓口と連絡を取ることが可能になります。

顧客の役割

顧客には、以下の役割を指定できます。

  • 販売先取引先
  • 出荷先取引先
  • 請求先取引先
  • 回収先取引先

発注先の役割

発注先には、以下の役割を指定できます。

  • 購買元取引先
  • 出荷元取引先
  • 請求元取引先
  • 支払先取引先

取引先の窓口

取引先ごとに取引先の窓口を定義できます。1 つの窓口を複数の取引先役割にリンクさせることができます。

親取引先

別の役割を持つ取引先とのリンクを示すときには、親取引先を定義します。これによって、取引先の分散構造を定義できるようになります。関連取引先にリンクしている役割を持たない取引先を定義できます。

取引先タイプ

次のタイプの取引先を指定できます。

  • 外部取引先
  • 内部取引先
  • 系列会社取引先

取引先タイプ を参照してください。

部署とサイト

特定の部署を請求先、請求元、回収先、または支払先取引先の役割にリンクすることで、部署ごとに取引先役割データを定義することができます。取引先役割データは、リンクされた部署について生成されたオーダにおいて使用されます。取引先の財務役割データは、部署のリンク先の財務会社に登録されます。

以下のセッションを使用して、部署および販売先または購買元の役割に固有の商業および請求書データを指定できます。

  • 部署別販売先取引先 (tccom2110m000)

    販売先データを販売オフィスサービスオフィス、または会計オフィス別に指定します。
  • 部署別購買元取引先 (tccom2120m000)

    購買元データを購買オフィスまたは会計オフィス別に指定します。

会社でマルチサイト機能を使用している場合は、サイトおよび出荷先、出荷元取引先の役割に固有のロジスティックデータを指定できます。サイト別に出荷先および出荷元データを指定するには、次のセッションを使用します。

  • サイト別出荷先取引先 (tccom2111m000)
  • サイト別出荷元取引先 (tccom2121m000)

財務取引先データ

財務会計で、顧客と発注先を財務取引先グループに分けて、売掛金買掛金でグループごとに統制勘定を設定する必要があります。

取引先および自社の支払実績を確認するには、次のセッションを使用します。

  • [回収先取引先統計 (tfcmg3500s000)]
  • [回収先取引先統計 (tfcmg3502m000)]

請求先取引先ごとに信用アナリストを割り当てて、取引先の与信限度額を管理できます。