請求書の処理

ドラフト出力する前に請求書を構成する必要があります。ドラフト出力が必要なのは、顧客 VAT ID、支払条件、法的文言など、請求書の基本データを最初に確認するためです。

請求書はいったん出力すると、法的な請求書になります。この段階で請求書が正しくない場合は、請求書を取り消して作り直す必要があります。

ユーザが (オプションで) 請求書をドラフト出力すると、その請求書は提出して承認を得る必要があります。請求書の状況はすぐに [承認の保留] に設定されます。つまり、請求書の処理はブロックされます。一連の請求書を処理するどのセッションでも、この請求書はスキップされます。ION Workflow に対して提出された状況は、[出力準備完了] です。この状況は保存され、ION Workflow で請求書を承認すると請求書に表示されます。

ユーザが [請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000)] セッションを 1 つのステップで実行する場合は、すべての請求書を ION Workflow に提出して承認を受ける必要があります。その結果、この処理は中断され、構成、出力、転記が必要な請求書について完全に実行することはできません。出力と転記のみを必要とし状況が [出力準備完了] である請求書はもちろん処理できます。

請求書が ION Workflow で承認された後、請求書の状況は [出力準備完了] に設定され、これ以降、請求書を選択して最終出力と転記を行うことが可能になります。

請求書が ION Workflow で拒否された場合、請求書の状況は [保留] にリセットされます。これ以降は、データを修正し、請求書を再び ION Workflow に提出して承認を受ける必要があります。この処理は複数回繰り返される場合があります。

直接処理と ION Workflow

LN では、コレクトオーダ (オーダ管理)、借方/貸方票 (財務会計)、マニュアル販売請求書 (請求) など、あるタイプの請求書を直接処理することができます。

ただし、ION Workflow が導入されている場合、直接処理が可能になるのはコレクトオーダのみです。借方/貸方票とマニュアル販売請求書は ION Workflow による承認が必要になります。