収益認識方法 (cirrc0610m000)

セッションの目的: 特定の財務会社について、収益を認識する際の伝票収益の処理方法を作成およびメンテナンスします。

財務会社

収益認識方法を作成またはメンテナンスする対象の財務会社

財務会社

コードの記述または名称

収益認識方法

伝票の収益認識処理に使用される方法

記述

コードの記述または名称

一時点収益認識を使用

収益契約の使用

このチェックボックスがオンの場合、収益契約が収益認識に使用されます。

番号グループ

収益契約に使用する番号グループを示します。

番号グループ

コードの記述または名称

シリーズ

収益契約に使用するシリーズを示します。

シリーズ

コードの記述または名称

収益認識レート基準

異なる通貨の場合の収益認識計算の基準となる為替レートを示します。

指定可能な値

伝票ライン

伝票ラインに基づいて収益認識方法の為替レートが計算されることを示します。このオプションでは、レート日付、レート、およびレート係数が収益伝票ラインのレート換算基準によって決まります。次の可能性が考えられます。

  • レート換算基準が 「固定ローカル」、「固定ハード」、「固定ローカルとハード」、「固定」、または 「マニュアル入力」: レート日付、レートおよびレート係数は収益伝票ラインから取得され、変更することはできません
  • レート換算基準が 「納期」 または 「入庫日」: この場合、下記の 「納期」 と同様になります。
  • レート換算基準が 「伝票日付」: この場合、下記の 「請求日」 と同様になります。
  • レート換算基準が 「予定入出金日」: この場合、「請求」 における 「予定入出金日」 の現在の機能と同様になります。
注: 

上記のシナリオで、認識がすでに完了している一方で、たとえば、請求日や予定入出金日がまだ不明であるとすれば、この場合、認識日が使用されます。請求日が判明した時点で (予定入出金日についても同様)、認識日と請求から得られたレートが異なる場合は、ただちに訂正の転記を作成する必要があります。

マニュアル

収益認識方法の為替レートをマニュアルで計算することを示します。レート日付、レート、およびレート係数はデフォルトで収益伝票ライン (オリジナルの販売オーダ、サービスオーダから) から取得されますが、これらはマニュアルで変更できます。

納期

納期に基づいて収益認識方法の為替レートが計算されることを示します。レート日付は納期であり、レートおよびレート係数が納期に取得されます。

適用なし
請求日

請求日に基づいて収益認識方法の為替レートが計算されることを示します。

レート日付は請求日であり、レートおよびレート係数が請求日に取得されます。発生元が[請求通貨レート差異]または[前払通貨レート差異]の収益ラインの場合、収益認識レート基準は常に 「請求日」 になります。この場合、レート日付、レート、およびレート係数は請求によって更新され、変更することはできません。

認識日

伝票の認識日に基づいて収益認識方法の為替レートが計算されることを示します。レート日付は認識日であり、レートおよびレート係数が認識日に取得されます。

収益認識レベル

一括の場合の収益認識の基準となるレベル。収益契約を使用しない場合、[収益ライン]および[収益伝票ライン]のレベルのみ使用できます。

指定可能な値

収益ライン

あらゆる収益ライン (販売納入ラインなど) を個別に認識できることを示します。

収益伝票ライン

収益伝票ライン内のすべての収益ラインが同時に認識される必要があることを示します。たとえば、収益認識日基準が納期 + 10 日と定義されるとします。販売オーダラインには、1 月 5 日と 1 月 10 日にそれぞれ 1 つの納入が存在します。したがって、両方の納入について、計画認識日は 1 月 20 日になります。

適用なし
収益契約

同じ契約に属するすべての収益伝票ライン内のすべての収益ラインが同時に認識される必要があることを示します。たとえば、収益認識日基準が納期 + 10 日であるとします。2 つのラインがある販売オーダの契約が存在します。一方のラインには、1 月 5 日と 1 月 10 日にそれぞれ 1 つ (合計 2 つ) の納入があり、もう一方のラインには、1 月 15 日に 1 つの納入があります。さらに、この販売オーダにリンクされている販売返品オーダに 1 つのラインがあり、1 月 20 日に 1 つの入庫が存在します。なおその上に、2 月 15 日の納入によるサービス設置が存在します。この場合、すべての収益ラインについて、計画認識日は 2 月 25 日になります。

収益契約/伝票ビジネスオブジェクト

[収益契約] オプションと同じですが、ビジネスオブジェクト単位であることを示します。上記の例では、合計で 2 つのラインと 3 つの納入が存在する販売オーダの計画認識日は 1 月 25 日、販売返品オーダの計画認識日は 1 月 30 日、サービスオーダの計画認識日は 2 月 25 日になります。

収益契約/オリジナルビジネスオブジェクト

[収益契約/ビジネスオブジェクト] オプションと同じですが、ビジネスオブジェクト単位ではなくオリジナルビジネスオブジェクト単位であることを示します。上記の例では、販売オーダと販売返品オーダの計画認識日が 1 月 30 日に統一され、サービスオーダの計画認識日は 2 月 25 日になります。