収益認識請求書ライン

収益認識 - 請求書ライン、中間収益/売上原価統合取引、収益契約、統合取引

このトピックでは、収益認識モジュールの請求書ライン、中間収益/売上原価統合取引、収益契約、統合取引について詳しく説明します。

請求書ライン

  • 請求書ラインの作成 (請求モジュールから): 請求モジュールで請求書ラインが転記されるとき、請求書ラインの収益認識が 「はい」 に設定されている場合は、収益認識で請求書ラインが作成されます (売上原価を含む)。
  • 収益ラインの削除: [収益伝票ライン状況] が [取消済] または [クローズ] に設定されている収益伝票ラインのみ、[収益伝票ラインの削除 (cirrc1210m200)] セッション (収益契約にリンクされていない収益伝票ラインの場合) または [収益契約の削除 (cirrc1200m200)] セッション (収益契約にリンクされている収益伝票ラインの場合) で削除できます。
  • アーカイブ: アーカイブは履歴テーブルに基づきます。履歴テーブルのアーカイブ (および削除) は、[収益伝票ライン履歴の削除/アーカイブ (cirrc1260m000)] セッションで実行できます。[注意]: [ログ履歴] チェックボックスがオフの場合、契約/収益伝票ラインのクローズ時に履歴レコードを作成できます。この場合、履歴レコードは、オリジナルレコードごとに 1 件のみ存在します。

中間収益/売上原価統合取引

中間収益/売上原価統合取引は、統合取引からインポートされますが、中間収益のみが保存されます。これは、正しい為替差を計算するために必要となります。

  • 中間収益/売上原価統合取引の作成: 新しい中間収益調整グループ (収益認識モジュールに定義されている) のいずれかに借方/貸方を記録する新しい統合取引が作成されると、中間収益/売上原価統合取引でレコードが作成されます。[注意]: 通貨システムが 「独立」、「依存」、または 「標準」 で、複数の機能通貨が使用される場合、金額はすべての会社通貨で指定されます。通貨システムが、「単一」 または 「標準」 で、複数の機能通貨が使用されていない場合、現地金額のみが指定されます。
  • 為替差: 調整グループおよび調整参照リンクあたりの自国通貨額が一致していない場合、為替差が作成されます。
  • 中間収益/売上原価統合取引の削除: [収益伝票ライン状況] が [取消済] または [クローズ] に設定されている収益伝票ラインのみ、[収益伝票ラインの削除 (cirrc1210m200)] セッション (収益契約にリンクされていない収益伝票ラインの場合) または [収益契約の削除 (cirrc1200m200)] セッション (収益契約にリンクされている収益伝票ラインの場合) で削除できます。

収益契約

  • 収益契約の作成: 収益契約は、収益契約を使用するときに作成します。収益伝票ラインが作成されたときに、利用可能な契約がない場合は、自動的に作成されます。
  • 収益契約の更新: 収益契約は、収益認識モジュール内でマニュアルで更新できます。[収益認識方法 (cirrc0110m000)] セッションでは [収益認識レベル] のみを更新できます。
  • 収益契約の削除: [収益伝票ライン状況] が [取消済] または [クローズ] に設定されている収益伝票ラインのみ、[収益伝票ラインの削除 (cirrc1210m200)] セッションで削除できます。
  • アーカイブ: アーカイブは履歴テーブルに基づきます。履歴テーブルのアーカイブ (および削除) は、[収益伝票ライン履歴の削除/アーカイブ (cirrc1260m000)] セッションで実行できます。[注意]: [ログ履歴] チェックボックスがオフの場合、契約/収益伝票ラインのクローズ時に履歴レコードを作成できます。この場合、履歴レコードは、オリジナルレコードごとに 1 件のみ存在します。
  • 状況: [収益伝票ライン状況] を使用して収益伝票ラインを設定できます。

統合取引

どの統合取引を記録する必要があるかは、請求書ラインの収益認識インジケータによって決まります。このインジケータは、「いいえ」 および 「はい」 の値を持つことができます。値が 「いいえ」 の場合、現在作成されている統合取引が引き続き作成されます。値が 「はい」 の場合、新しい統合取引が作成されます。