利息請求書

利息請求書は、支払済請求書、一部支払済請求書、および未払請求書に対して生成することができます。また、利息請求書を生成し送付したあと、次の請求期間について後続利息請求書を生成できます。

利息請求の設定

売掛金および総勘定元帳で、利息請求を設定できます。

利息請求を設定するには、次のセッションを使用します。

  • [請求先取引先 (tccom4112s000)]

    利息請求書を発行する請求先取引先に対して、[利息の請求] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにした場合は、[利率コード] を選択できます。この利率コードは取引先に割り当てられます。この値を指定すると、[財務取引先グループ (tfacr0110m000)] セッションで指定されている [利率コード] は無視されます。この [利率コード] に定義された利率は、督促状と利息請求書での利息金額の計算に使用されます。
  • [マッピング体系 (tfgld4573m000)]

    セッションの目的: 利息請求書/収益分析統合伝票タイプのマッピングを定義します。
  • [利率 (tfacr5102m000)]

    セッションの目的: 個々の財務取引先グループおよびさまざまな日数の期間に対する利率を定義します。
  • [利息請求書関連データ (tfacr5101s000)]

    セッションの目的: 未払請求書、一部支払済請求書、利息請求書、全額支払済請求書のうち、どの請求書について利息を算出するのか、またはこれらすべてについて利息を算出するのかを定義します。また、利息請求書の生成時に、前払金、仮払金、および貸方票を考慮する必要があるかどうかも指定できます。
  • (オプション) 条件の設定

    たとえば、次の条件が満たされた場合にのみ利息請求書通知項目が生成されます。

    • 同一通貨建のすべての通知項目の総額が、1 件の利息請求書の許容最低額として [利息請求書の最低額] フィールドに定義されている金額よりも大きい場合
    • 請求書の支払期限超過日数が、[利息請求書の最低日数] フィールドに定義されている日数を上回っている場合

利息請求書の処理

利息請求書を生成するには

  1. 売掛金で、次のセッションを使用します。

    • [利息請求書の請求先取引先回収の選択 (tfacr5210m000)]

      セッションの目的: [利息請求書関連データ (tfacr5101s000)] セッションでのパラメータ設定に基づいた利息請求書の生成および利息金額の算出が必要な請求書を選択します。
    • [利息請求書通知 (tfacr5510m000)]

      このセッションを使用して選択済の利息請求データを参照し、必要に応じて一部のレコードを削除することもできます。
    • [利息請求書を請求に振替 (tfacr5220m000)]

      セッションの目的: 利息請求書通知を売掛金から請求へ転送します。
    利息請求書を請求に転送すると、売掛金から利息通知ラインが削除されます。
  2. 請求で、次のようにします。

    1. 必要に応じて、[請求可能ライン (cisli8110m000)] セッションで利息請求書データを参照します。各ラインの状況も、必要に応じて [確認済] または [保留] に変更できます。
    2. 利息請求データを処理するための請求バッチを作成するか、そのような請求バッチを含む請求バッチセットを処理します。

取引先に対する利息請求書がすでに請求内に存在し、[出力済] または [転記済] 状況に設定されている場合は、新規の利息請求書が自動生成されます。取引先に対して以前に作成され、「選択済」 状況に設定されている利息請求書が売掛金内に存在する場合は、その既存の利息請求書が自動的に訂正され、最新の日数と最新の利息金額が読み込まれます。

生成された利息請求書の転記を実行すると、売掛金にその利息金額用の未決済取引が作成されます。利息請求書は、利息請求書/収益分析統合伝票タイプがマップされた元帳勘定に転記されます。