請求の使用

請求の使用には、次のタスクが含まれます。

  1. 請求の設定

    販売オーダの販売請求書を作成するには、請求書パラメータ、出力される請求書のレイアウト、LN で請求書が作成されるオーダを選択するためのルールを事前に定義しておく必要があります。
  2. 「作業管理」 でのドラフト請求書の出力 (オプション)

    各種作業管理パッケージでは、オーダデータを請求に発行する前に、ドラフト請求書を出力して、請求内容をチェックし、必要に応じて請求金額を訂正することができます。[請求パラメータ (cisli0100m000)] セッションで定義したデフォルトのテンプレートと請求オプションがドラフト請求書に使用されます。「作業管理」 でドラフト請求書を出力しても、オーダデータは請求に発行されません。
  3. 請求へのオーダデータの発行

    LN 内の各種セッションで、請求のオーダデータを発行できます。

    • 販売

      [販売オーダ/スケジュールの請求への発行 (tdsls4247m000)]。このセッションは、[販売オーダ (tdsls4100m000)] セッションまたは [販売納入 (tdsls4101m200)] セッションの適切なメニューから開始できます。たとえば、マイナス金額が含まれる請求書は、返品オーダの場合貸方票になります。
    • [請求への手数料/リベートの発行 (tdcms2201m000)]
    • プロジェクト

      [請求への取引の転送 (tppin4200m000)]
    • サービス

      次のいずれかのセッションで実際原価ラインを 「原価計算済」 に設定すると、サービスオーダ請求データが請求に発行されます。

      • [サービスオーダ見積材料費 (tssoc2120m000)]
      • [サービスオーダ見積労務費 (tssoc2130m000)]
      • [サービスオーダ見積雑費 (tssoc2140m000)]
      • [サービスオーダ (tssoc2100m000)]
      • [サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)]
    • [コールの請求 (tsclm1105s000)] セッションの適切なメニューから [請求書の作成] を選択すると、サービスコール請求データが請求に発行されます。
    • 輸送

      輸送オーダデータを請求に発行するには、[請求への発行 (fmfri0210m000)] セッションを使用します。

    • [販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションの [輸送費請求] チェックボックスをオンにすると、販売オーダの発行時に輸送オーダデータが請求に自動的に発行されます。

    • 財務会計

      [利息請求書を請求に振替 (tfacr5220m000)] セッションで売掛金モジュールから転送される利息請求書
    • 現預金管理モジュールから転送される借方票と貸方票

    • また、[マニュアル販売請求書 (cisli2520m000)] セッションを使用して、請求内にマニュアル請求書を直接作成することもできます。

  4. 請求書の構成、出力、転記

    発行済オーダに対する請求書を構成し、オリジナル請求書を出力します。請求書のテキストとレイアウトはカスタマイズ可能です。出力された請求書は、さまざまな請求書送付方法で取引先に送付することができます。請求書を転記すると、総勘定元帳の元帳勘定と売掛金の未決済取引が更新されます。

  5. 請求データの削除

    [請求データのアーカイブおよび削除 (cisli3205m000)] セッションを定期的に実行して、請求データと転記済の請求書を請求テーブルから削除します。削除する請求データは、該当の財務会社の履歴会社にアーカイブすることができます。