予想出荷

予想出荷は、ピッキング処理を開始する前に作成される仮出荷です。

予想出荷の設定によって、予想出荷がマニュアルで作成されるか自動的に作成されるかが決まります。自動的に作成される場合は、倉庫オーダに出庫オーダラインが作成される際に、予想出荷、出荷ライン、および積荷が生成されます。

マニュアルで作成される場合、出庫オーダラインの計画済 (オーダ単位)フィールドの数量が予想よりも少なければ、ステータスが出荷済までの出庫オーダラインに予想出荷を作成できます。

予想出荷の使用が導入されている場合、出荷の初期の状況は予想済になります。

出庫処理のこの早い段階で出荷を作成するのは、出荷する商品が発送確定エリアに届く前に、ラベルの準備をし出荷を発行するためです。これにより、処理の効率および費用効果を高めることができます。

予想出荷ライン数量は、出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションのオーダ数量、または出庫オーダライン - 計画出荷要件 (whinh4183m000) セッションの計画出荷要件から取得されます。

設定

予想出荷と積荷を使用するには、次のチェックボックスをオンにします。

  • 在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの使用中の予想出荷
  • 予想出荷の使用は、倉庫オーダタイプレベルで有効になります。そのため、該当するオーダタイプについて、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの 使用中の予想出荷 チェックボックスをオンにします。
  • オプションで、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの 予想出荷の自動生成 (予想出荷を自動生成する必要がある場合)。出庫オーダラインのオーダ数量全体に対して、予想出荷が自動生成されます。

    自動生成する必要がない場合は、予想出荷の生成 (whinh4230m200) セッションで予想出荷を作成できます。出庫オーダラインの合計オーダ数量よりも少ない数量の予想出荷を作成することが頻繁にある場合は、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの予想出荷の自動生成チェックボックスをオフにし、オーダ数量全体に対して予想出荷が生成されないようにします。

    また、生成された予想出荷は、自動的に計画されるため、出荷計画ワークベンチ (whinh8370m000) に表示されません。次を参照してください。 所要量の計画と予想出荷

予想出荷の扱い単位の設定

次のチェックボックスを使用して、予想出荷が作成されるときに扱い単位を自動作成するか、マニュアル作成するかを指定します。

予想出荷の修正

予想出荷をメンテナンスできる範囲は、出荷 (whinh4130m000) セッションの出荷への変更を許可チェックボックスによって決まります。

このチェックボックスがオンの場合、次の変更が可能です。

  • 出荷および出荷ラインの追加または削除

  • 数量の調整

  • 扱い単位の作成 (扱い単位が導入されている場合)

  • リンクされている出庫オーダラインからの更新

  • 出荷ラインの商品のピッキング

  • 出荷状況をオープンに設定

このチェックボックスがオフの場合、出荷ライン数量をピッキングして、ピッキングの確認後、状況をオープンに変更することができます。

注意

予想出荷が変更または削除された場合、新しいラベルを作成し、新しい出荷ビジネスオブジェクト文書 (BOD) を発行する必要があります。

前のリストで説明した変更が予想出荷または発生元出庫オーダラインに起きるのを防ぐには、出荷への変更を許可チェックボックスをオフにします。

たとえば、新しい出庫オーダラインに出荷ラインを作成するとき、LN では、出荷への変更を許可チェックボックスがオフになっている予想出荷にはこれらの出荷ラインを追加できません。この出荷の出荷構成を有効化するには、まずこのチェックボックスをオンにする必要があります。

このチェックボックスは、顧客がすでに出荷の納入を通知されているときに、出荷数量など出荷への変更が行われないようにするためにオフにされます。