検査結果の指定方法と倉庫検査の処理方法

入庫検査と出庫検査のどちらも、まず、検査結果を指定し、次に検査を処理して、検査を終了します。

入庫検査の検査結果を指定する場合は、検査品目の承認、不合格、破壊、廃棄を実行します。出庫検査の場合は、検査品目の承認、不合格、廃棄を実行します。

承認済数量または不合格数量を指定しないで 1 つ以上の入庫または出庫倉庫検査を処理するには、以下を実行します。

  1. 倉庫検査概要 (whinh3122m000) セッションで検査を選択します。
  2. 適切なメニューで、以下を選択します。

品目数量を指定しないで 1 つ以上の入庫検査を破壊し処理することはできません。入庫検査のすべての品目を破壊することを指定するには、検査の検査ラインごとに、検査ライン (whinh2131m000) セッションの破壊済数量フィールドで、合計品目数量を指定する必要があります。以下のステップ 3 を参照してください。

入庫倉庫検査または出庫倉庫検査を処理するには、以下を実行します。

  1. 倉庫検査概要 (whinh3122m000) セッションで、目的の検査を探します。
  2. 倉庫検査概要 (whinh3122m000) セッションで、検査をダブルクリックします。
  3. 開いた倉庫検査 (whinh3622m000) セッションの検査結果タブで、承認済数量、不合格数量、または (入庫のみ) 破壊済数量を指定します。
  4. オプションとして、検査ラインをダブルクリックして検査ライン (whinh2131m000) セッションを開き、付属品タブで検査テキストなどの追加データを指定します。
  5. 他の検査ラインについて、前の 2 つのステップを繰り返します。
  6. 検査ラインを保存します。
  7. 倉庫検査 (whinh3622m000) セッションのツールバーで、処理をクリックして検査を処理します。
注意

別の方法として、倉庫検査 (whinh2631m100) ワークベンチセッションを使用して、期限過ぎ、当日期限、期限前の入庫または出庫検査ラインを選択し処理することができます。

扱い単位

検査済数量が扱い単位に含まれている場合は、扱い単位または扱い単位構造の承認済数量、不合格数量、または破壊済数量と検査ライン数量が合致する場合にのみ、倉庫検査を処理できます。

一部検査

まだ承認、不合格、または (入庫のみ) 破壊されていない品目のある検査を処理する場合は、その品目の新しい検査連番が作成されます。

処理中

検査の品目を 1 つ以上承認、不合格、または (入庫検査のみ) 破壊した後、検査の状況は自動的に処理中になります。処理中の検査に検査ラインを追加することはできません。検査の状況がオープンである場合、検査に新しい検査ラインを追加することができます。これはたとえば、入庫の入庫ラインが異なる時点で確認された場合に発生します。最初の入庫ラインが確認されると検査が作成され、検査が処理中または処理済でない場合、その後の入庫ラインが確認されると新しい検査ラインが追加されます。

オープンな検査または検査ラインをマニュアルで処理中に設定して、検査または検査ラインに検査ラインが追加されないようにすることができます。これは、より詳細な処理のために検査を残しておく場合に便利です。

品質が導入されている場合、検査を処理中に設定すると、対応するオーダ検査の作成をトリガすることができます。