クロスドッキング設定の影響

概要

クロスドッキングタイムフェンス強制クロスドッキング範囲、およびクロスドック制約の影響は、これらの設定が DMS 環境と非 DMS 環境のいずれで使用されるかによって異なります。

DMS 環境での影響

次の表は、入庫の DMS を使用した場合の入庫へのクロスドッキング設定の影響を要約したものです。[結果] カラムは、DMS の実行中に発生することを説明しています。

 設定: 結果  
CRFCTFRA
なしなしなしYクロスドッキング制約に該当する場合は、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインを作成することはできません。
なしYYN強制クロスドッキング範囲およびタイムフェンス内にある場合は、まだ在庫を使用して需要が供給されていない場合にのみ、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されます。

商品が在庫から供給された後に需要が残っている場合は、タイムフェンス内にあれば、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインのみが作成されます。

なしYNN強制クロスドッキング範囲内にあれば、まだ在庫を使用して需要が供給されていない場合にのみ、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されます。

商品が在庫から供給された後に需要が残っている場合は、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されます。

なしNYNクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されるのは、タイムフェンス内の場合だけです。
なしNNN非 DMS 環境とは対照的に、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインは必ず作成されます。

商品が在庫から供給された後に需要が残っている場合は、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されます。

 

 

CR - 入庫確認時のクロスドックオーダラインの生成 (DMS には適用されない)
FC -

強制クロスドッキング範囲セット:

  • Yes = 範囲は、たとえば 10 から 100 です。
  • No = 範囲はゼロからゼロです。
TF -

クロスドッキングタイムフェンスセット:

  • Yes = たとえば最小許容範囲は 10 時間、最大許容範囲は 15 時間です。
  • No = 最小および最大許容範囲の値はゼロです。
RA - 制約定義設定 (Yes/No)

 

非 DMS 環境での影響

次の表は、供給済 DMS でない品目の入庫へのクロスドッキング設定の影響と入庫確認時のクロスドックオーダラインの生成の設定を要約したものです。[結果] カラムでは、入庫確認 (ライン) 中に発生することを説明しています。

 設定: 結果
CRFCTFRA
なしなしなしYクロスドッキング制約に該当する場合は、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインを作成することはできません。
YYYNクロスドックオーダが作成されるのは、強制クロスドッキング範囲およびタイムフェンス内にある場合だけです。クロスドックオーダラインが作成されるのは、入庫確認中でタイムフェンス内の場合だけです。
YYNNクロスドックオーダが作成されるのは、強制クロスドッキング範囲内にある場合だけです。クロスドックオーダラインは必ず入庫確認中に作成されます。
YNYNクロスドックオーダは作成されません。クロスドックオーダラインが作成されるのは、入庫確認中でタイムフェンス内の場合だけです。
YNNNクロスドックオーダは作成されません。クロスドックオーダラインは必ず入庫確認中に作成されます。
NYYNクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されるのは、強制クロスドッキング範囲およびタイムフェンス内にある場合だけです。
NYNNクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインが作成されるのは、強制クロスドッキング範囲内にある場合だけです。
NNYNこれらの設定はできません。
NNNNDMS 環境とは対照的に、クロスドックオーダもクロスドックオーダラインも作成されません。

 

 

CR - 入庫確認時のクロスドックオーダラインの生成 (Yes/No)
FC -

強制クロスドッキング範囲セット:

  • Yes = 範囲は、たとえば 10 から 100 です。
  • No = 範囲はゼロからゼロです。
TF -

クロスドッキングタイムフェンスセット:

  • Yes = たとえば最小許容範囲は 10 時間、最大許容範囲は 15 時間です。
  • No = 最小および最大許容範囲の値はゼロです。
RA - 制約定義設定 (Yes/No)