DMS 設定とマスタデータ

直接資材供給 (DMS) を使用するには、まずいくつかのパラメータを設定し、マスタデータを定義します。

ステップ 1. パラメータの設定

在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションのクロスドッキングタブで、以下を実行します。

  1. 動的クロスドッキングチェックボックスを確実にオンにします。
  2. 直接資材供給 (DMS) チェックボックスをオンにします。
  3. オプションで、計画優先順位規則を使用チェックボックスをオンにします。
ステップ 2. 優先順位規則の定義

クロスドックオーダ優先順位の定義 (whinh6120m000) および計画優先順位規則 (whinh6122m000) セッションを使用して、計画優先順位規則を定義します。DMS を実行するときに、すべての需要に優先順位が割り当てられます。優先順位はこれらの規則に基づいて作成されます。

ステップ 3. マスタデータの設定

次のセッションで DMS 機能を有効にします。

  • 倉庫 (whwmd2500m000)
  • 品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)
  • 倉庫別品目データ (whwmd2510m000)

最初の 2 つのセッションの設定では、DMS を品目レベルおよび倉庫レベルで有効にすることができます。一方、倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションの設定では、DMS を倉庫と品目の組合せに使用する方法を定義します。

これらのセッションそれぞれで供給済 DMS チェックボックスをオンにして、次のフィールドを有効にします。

  • 入庫の DMS
    商品の入庫後に DMS を実行するかどうかを示し、実行する場合はその方法も示します。
  • JSC 入庫の DMS
    製品の入庫後に DMS を実行するかどうかを示し、実行する場合はその方法も示します。
  • 在庫の DMS
    DMS を手持在庫に適用するかどうかを示し、適用する場合はその方法も示します。

その他の DMS フィールドには、以下が含まれています。

      フィールド 詳細の参照先...
  • クロスドックオーダ優先順位定義
  優先順位規則
  • 制約定義
  クロスドック制約
  • クロスドッキングタイムフェンス
  クロスドッキングタイムフェンス
  • 強制クロスドッキング範囲
  強制クロスドッキング範囲
  • DMS 供給保管場所
  • DMS 需要保管場所
  供給保管場所と需要保管場所
  • 入庫の DMS の計画範囲
  • 在庫の DMS の計画範囲
  DMS 計画範囲
  • 入庫の DMS の需要タイプ
  • 在庫の DMS の需要タイプ
  DMS 需要タイプ

 

マスタデータの設定を容易にするため、品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000) セッションで、品目タイプ別および品目グループ別に 4 つの主要フィールドを定義することもできます。これらの設定は、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) セッションのデフォルトとなっています。

ステップ 4. 倉庫供給構造の設定

倉庫供給構造 (whinh6140m000) および倉庫供給構造関係 (whinh6141m000) セッションを使用して、倉庫供給構造を定義します。DMS を実行するとき、LN ではこの構造の供給関係が考慮されます。