倉庫オーダを取り消すには販売管理モジュールおよびサービスで、特定の取引先に対する現在または将来のすべてのオーダやスケジュールを取り消すことができます。たとえば、契約が破棄された場合や、与信限度額を超過した場合などに、オーダを削除できます。製造では、特定のワークセンタへの資材供給を停止することもできます。これらのオーダまたはスケジュールが取り消されるとき、関連する倉庫オーダは取消の発生元のパッケージによってトリガされて取り消される必要があります。したがって、取り消されたオーダまたはスケジュールに関連する出庫オーダラインは、取消の発生元のパッケージによってトリガされたときに取り消すことができます。 出庫オーダラインの取消 出庫オーダラインの発生元のオーダが取り消された場合、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの以下の時点まで取消済出庫オーダラインを削除フィールドの値に応じて、出庫オーダラインが削除されるか、出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションの取消済チェックボックスがオンになります。以下の時点まで取消済出庫オーダラインを削除フィールドの値に応じて、以下の処理がなされます。
出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションの取消済チェックボックスがオンの場合、その出庫オーダラインを取り消す必要があります。また、出庫手順に従う必要があります。取消はピッキングの確認時、または出荷/積荷の確認時に完了します。このシナリオの場合、オリジナルのオーダラインは出庫オーダラインが削除されるまで、または出荷済状況を受け取るまで残っています。 状況が出荷済以外である出庫オーダラインのオーダ数量を減らすこともできます。オーダ数量は、該当の出庫オーダラインについて、すでに出荷された数量よりも少ない値にはできません。オーダ数量よりも多い数量を出荷することはできません。
注意
出庫オーダラインの発生元がマニュアルオーダである場合に、出庫オーダラインの発生元オーダが取り消されると、必ずこのチェックボックスがオンになるため、次の状態に関係なく出庫オーダラインは削除されません。
出庫オーダラインのオーダ発生元がマニュアルまたは転送の場合、出庫オーダライン (whinh2120m000) 概要セッションの適切なメニューで取消オプションおよび取消を元に戻すオプションを使用して、出庫オーダラインの取消を中止したり、取消を元に戻したりできます。 ピッキング ピッキング処理の際に、出庫オーダラインが取り消されたことが次のようにしてユーザに通知されます。
出荷の必要がない場合 (オーダ発生元が JSC 生産であり、出庫オーダラインが取り消された場合)、在庫について必要な記帳はピッキングの確認時に行われます。次の 2 つのシナリオが適用されます。
承認 出庫オーダラインが取り消されている検査品目が不合格になった場合、オーダ数量は減少し、ロジスティック上および会計上の引当は削除されます。不合格品目の数量に対して、新しい出庫処理を適用することはできません。出庫オーダラインの状況がオープンの場合、その出庫オーダラインは削除されます。ロジスティック上および会計上の引当も削除されます。 出荷 出庫オーダラインが取り消されている出荷ラインが確認済になった場合、取消が含まれていることが例外レポートまたはメッセージによってユーザに通知されます。梱包構造の数量および出荷ラインの出荷済数量は減少します。オーダ数量の一部を減少させる場合、まず最上位の梱包構造レベルが対象になります。一部の数量が残っていると、梱包定義の場合は梱包構造レベルが下位レベルに分割され、梱包定義以外の場合は棚卸単位に分割されます。
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