需要予測の計算 (whina2202m000)

セッションの目的:  将来の期間における品目別の需要予測を計算します。

LN では、各期間の在庫バッファの計算時に需要予測が使用されます。

S (n) = K × 1.25 × MAD (n) Sqrt ((Oint × 5/7 + Oltm + Sftm) ÷ 期間の長さ)

S在庫バッファ
Kサービスレベルに基づいて LN で決定された安全係数
MAD平均絶対偏差
Ointオーダ間隔
Oltmオーダリードタイム
Sftm安全時間
期間の長さ(52 × 5) ÷ 期間数

また、発注点の計算は次のとおりです。

.
ROP発注点
Dem.forec.需要予測
Oltmオーダリードタイム
Ointオーダ間隔
Sftm安全時間
S在庫バッファ
期間の長さ(52 × 5) ÷ 期間数

在庫バッファと発注点を計算する期間数は、品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションと倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションで定義された期間のタイプと期間数をもとに決定する必要があります。

更新

品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションのロットサイズ計算の許可チェックボックスおよび品目データチェックボックスがオンの場合、このセッションで、指定品目の在庫バッファフィールドおよび発注点フィールドが、最も遠い将来の期間の計算値に更新されます。

倉庫別品目データチェックボックスがオンの場合、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションの次のフィールドが更新されます。

  • 年間出庫予測
  • 在庫バッファ
  • 発注点

指定された全品目では、品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) セッション内の年間出庫予測フィールドが更新されます。

期間別需要予測は、次のセッションで指定された品目について更新されます。

  • 期間別品目出庫 (whinr1120s000)
  • 倉庫および期間別品目出庫 (whinr1130s000)
注意
  • 年度/期間フィールドの年度/期間および年度/期間フィールドは、利用開始年度/期間フィールドの対応する年度に入力した範囲内の値にします。
  • 実際に需要予測を更新する前に計算結果をレポートにプレビューするには、シミュレートを選択します。
  • 在庫レポートパラメータ (whinr0100s000) セッションの期間別品目出庫フィールドおよび倉庫および期間別品目出庫フィールドがオフの場合、需要予測の計算 (whina2202m000) セッションはアボートします。

 

選択範囲
利用開始年度/期間

LN で需要予測の分析が開始される年度

利用開始年度/期間

需要予測の分析が開始される年度の期間。利用開始年度/期間フィールドで指定します。

更新
シミュレート/更新

実際に需要予測を更新する前に計算結果をレポート出力でプレビューするには、シミュレートを選択します。

デフォルト

シミュレート

品目データ

このチェックボックスがオンの場合、 品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションの一般オーダデータが更新されます。

倉庫別品目データ

このチェックボックスがオンの場合、 倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションの在庫/オーダデータ更新フィールドが選択され、品目倉庫状況が有効である場合、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションの該当するフィールドに値が書き込まれます。

サイト別品目データ

このチェックボックスがオンの場合、 サイト別倉庫管理設定 (whwmd2101m000) セッションの在庫/オーダデータ更新フィールドが選択され、品目倉庫状況が有効である場合、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションの該当するフィールドに値が書き込まれます。

計算用
計算用

需要予測の計算に使用される方法

指定可能な値

実際と需要数量

需要直送数量

需要予測に対して、需要直送数量が考慮されます。この値は、期間別実際出庫または修正のいずれかに加算されます。

返品数量

需要予測に対して、返品数量が考慮されます。このチェックボックスがオンの場合、 期間別品目出庫 (whinr1520m000) セッションおよび倉庫および期間別品目出庫 (whinr1530m000) セッションの修正需要数量フィールドから返品数量が自動的に減算されます。

注意

期間別実際出庫に基づいて予測の計算が行われる場合は、返品数量チェックボックスが無効になります。

修正需要数量に基づいて予測の計算が行われる場合は、返品数量チェックボックスが有効になります。

失注

需要予測に対して、失注が考慮されます。この値は、修正需要数量から減算されます。

失注は、修正需要に基づいて需要予測の計算が行われ、修正需要実際需要に加算される場合にのみ適用されます。実際需要は、需要が顧客に出荷されたか取り消されたかに関係なく、一定の期間における顧客需要の合計を表します。実際には、必要に応じて取消済オーダ (つまり、失注) を実際需要から減算することができます。

注意

期間別実際出庫に基づいて予測の計算が行われる場合は、失注チェックボックスがオフの状態で無効化されます。

修正需要数量に基づいて予測の計算が行われる場合は、失注チェックボックスが有効になります。

将来の期間数

LN で品目別に需要予測が計算される将来の期間の数。詳細は、次の情報を参照してください: 各期間の需要予測を計算するには

予測計算出力
予測計算出力

このチェックボックスがオンの場合、予測計算が出力されます。

年度/期間

LN で予測需要のレポートの生成が開始される年度

年度/期間

予測需要のレポートの生成が開始される年度の期間。年度/期間フィールドで指定します。

年度/期間

LN で予測需要のレポートが生成される最終年度

年度/期間

予測需要のレポートが生成される最終年度の期間。年度/期間フィールドで指定します。

詳細レポート

このチェックボックスがオンの場合、需要予測の詳細データが出力されます。

このチェックボックスがオフの場合、需要予測の要約データが出力されます。