個人用設定 Workbench (ttstppers )
このワークベンチを使用すると、詳細セッションと概要セッションのフォームタブ、フィールドグループ、フィールド、およびグリッド列を個人用設定できます。
個人用設定を作成、変更、または削除したら、変更したセッションを再開する必要があります。
このワークベンチを使用して作成した個人用設定は、現行ユーザのレベルでしか保存されません。役割や会社などのレベルに個人用設定を公開するには、セッションの個人用設定 (ttadv9100m000) セッションを使用します。
注意
フォームの個人用設定では、間違った方法でフォームを変更すると、フォームが使用できなくなる可能性があります。たとえば、各フィールドが一定の順序になることを想定しているアプリケーションロジックがあるとします。この場合に、フィールドを異なる位置に移動すると、順序が想定どおりではなくなります。Infor では、このワークベンチで実行できるすべての個人用設定の結果として、セッションが使用可能になり、正常に動作することを保証していません。このため、個人用設定を実行した後で、フォームの機能をテストすることをお勧めします。
このワークベンチには、以下の領域があります。
- キャンバス
- オブジェクト概要ペイン
- オブジェクトプロパティペイン
ソート順序
セッションの個人用設定は、ソート順序別に保存されます。ソート順序 2 でセッションを開始すると、ソート順序 1 用に作成された個人用設定は表示されません。
既存のソート順序の個人用設定を行うと、カスタムビューが作成されます。
- カスタムビューに個人用設定がない場合は、元のソート順序用の個人用設定が使用されます。
- ビューに個人用設定が存在する場合は、その個人用設定が使用されます。
当初非表示のフィールド
いくつかのセッションには、当初非表示のフィールドが含まれます。これらのフィールドは、キャンバスに表示されません。これらのフィールドをキャンバスに表示するには、グローバルツールバーで、 アクション > 非表示オブジェクトの表示を選択します。これらのフィールドは現在、キャンバスのみに、緑色の点線で表示されます。これらは、個人用設定済セッションでは非表示のままです。非表示のフィールドを表示するには、そのフィールドを選択して、プロパティペインの非表示チェックボックスをオフにします。
顧客定義フィールド
顧客定義フィールドでは、この情報は次のオブジェクトプロパティペインに表示されます。
顧客定義フィールドに個人用設定を指定したら、フィールドは次の FieldName ラベルで表示されます。
CDFn
、ここで n
とは、「参照元」 テーブル内の連番です。
顧客定義フィールドを個人用に設定する場合、FieldName ラベルを意味のある名前に変更することをお勧めします。フィールドの意味が分かるよう、「参照元」 テーブルの名前を含む機能説明を使用してください。
キャンバス
キャンバスは、このワークベンチの主要な作業領域であり、変更中のフォームが表示されます。キャンバス上のオブジェクトを操作するには、マウスを使用します。
以下のアクションを実行できます。
オブジェクトを選択する
オブジェクトを選択するには、該当するオブジェクトを左クリックします。
フォーム定義に応じて、以下のオブジェクトタイプを選択できます。
同じタイプのオブジェクトを複数選択するには、Ctrl を押しながら各オブジェクトをクリックします。
オブジェクトをフォーム上の別の位置までドラッグします。
オブジェクトをドラッグ&ドロップするには、マウスの左ボタンを押し続けます。フィールド、グループ、および列をタブ間で移動させるには、オブジェクトをドラッグしながら、タブのタイトルにマウスポインタを合わせます。
該当するオブジェクトのショートカットメニューを開きます。
オブジェクト固有のアクションを含むショートカットメニューを開くには、オブジェクトを右クリックします。
キャンバス自体にも、ショートカットメニューが用意されています。このメニューを開くには、オブジェクトが選択されていないキャンバス上の場所を右クリックします。
オブジェクト概要ペイン
このペインには、変更中のフォームのテーブルビューが表示されます。このテーブルには、キャンバス上で選択されているオブジェクトと同じタイプのオブジェクトしか表示されません。したがって、このテーブルには、フィールド、列、グループ、またはタブだけが表示されます。
このテーブル内の項目を選択すると、関連するアクションが概要ツールバー上で有効になります。
最初の列には、該当するオブジェクトの名前が表示されます。右側の各列は、オブジェクトの結果のコンテナ (つまり、グループまたはタブ) になります。
列をソートするには、その列をクリックします。列をフィルタ処理するには、テキストフィルタを使用します。
選択したオブジェクトタイプによっては、このテーブルに以下の複数のフィルタタブが表示されることがあります。
オブジェクトプロパティペイン
このペインには、現在選択されているオブジェクトの有効なプロパティが表示されます。このペイン内でプロパティを変更できます。変更内容は、フォームのキャンバスに反映されます。キャンバス上で選択した項目が概要ペインでも選択されるように、これらのペインは相互にリンクされています。単一のオブジェクトを選択した場合、そのオブジェクトのプロパティがプロパティペインに表示されます。オブジェクトを選択していない場合、または複数のオブジェクトを選択した場合は、プロパティペインが空になります。
ワークベンチのアクション
それぞれのオブジェクトタイプに関して実行可能なアクションを以下の表に示します。
適用範囲 | アクション | 説明 |
フィールド、グループ、列、タブ | ラベルテキストを変更する | プロパティペインで、新規のラベルテキストを指定します。 |
フィールド | オブジェクトのフォーマットを設定する | フォントを太字や斜体にしたり、大きくしたりするには、プロパティペイン内の該当するチェックボックスをオンにします。フィールドの色を変更するには、プロパティペイン内の色選択ボックスを使用します。 |
フィールド | 保存済のデフォルトが適用可能であるかどうかを指定する | 出力セッションと処理セッションでは、セッションの個人用設定で現在のフィールド値をデフォルトとして保存できます。 出力セッションまたは処理セッションを実行すると、保存済デフォルトは、デフォルトでは使用されません。
セッションの実行時に、フィールドで保存済デフォルトを確実に使用するには、「フィールドプロパティ」 ペインの [適用] チェックボックスをオンにします。
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フィールド、列 | オブジェクトの状況を変更する | フィールドを読取専用または必須にするか、デフォルト状況に戻すには、プロパティペイン内の該当するオプションを選択します。 この設定は、デフォルトのフォームで読取専用にも必須にもなっていないフィールドにのみ適用されます。
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フィールド、グループ、列、タブ | オブジェクトの非表示/再表示を切り替える | プロパティペインで、非表示チェックボックスのオン/オフを切り替えます。 概要ペインで、 アクション > 選択のオブジェクトの非表示 または アクション > 選択のオブジェクトの再表示を選択します。
キャンバス上で、選択したオブジェクトを右クリックした後、選択のオブジェクトの非表示または選択のオブジェクトの再表示を選択します。
グループまたはタブを非表示にすると、そのグループまたはタブのすべてのコンテンツオブジェクトの状況が 「親で非表示」 になります。
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フィールド、グループ、列、タブ | オブジェクトから個人用設定をすべて削除する | 概要ペインで、 アクション > 個人用設定の削除を選択します。該当するオブジェクトの個人用設定がすべて削除されます。 キャンバス上で、選択したオブジェクトを右クリックした後、個人用設定の削除を選択します。
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フィールド、グループ、列、タブ | オブジェクトを移動させる | キャンバス上で、オブジェクトを目的の位置までドラッグします。オブジェクトをドラッグして、ドロップ可能な場所に達すると、適切な位置が濃い黒線で示されます。 オブジェクトを別のタブに移動させるには、そのタブの上までドラッグします。
また、概要ツールバーにある上矢印ボタンと下矢印ボタンを使用して、オブジェクトを移動させることもできます。
フィールドを別のタブに移動させると、WorkTop でそのフィールドの個人用設定ができなくなります。
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列 | 列を凍結または解凍する |
概要ペインで、 アクション > この列を凍結 または アクション > この列を解凍を選択します。
キャンバス上で、選択したオブジェクトを右クリックした後、この列を凍結またはこの列を解凍を選択します。
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グローバル | 個人用設定をすべて削除する | グローバルツールバーで、 アクション > すべての個人用設定の削除を選択します。デフォルトのフォームが復元されます。 |
グローバル | 非表示のオブジェクトを表示する | グローバルツールバーで、 アクション > 非表示オブジェクトの表示を選択します。非表示のフィールドがキャンバス上に表示され、ボーダラインが緑色の点線で示されます。 オブジェクトが選択されていないキャンバス上の場所を右クリックした後、非表示オブジェクトの表示を選択します。
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グローバル | 条件付フォーマットを設定する | グローバルツールバーで、 アクション > 条件付フォーマットの開始を選択します。条件付フォーマット (ttadv9502m000) セッションが開始されます。 |
グローバル | 取り消す/やり直す | グローバルツールバーで、取り消しまたはやり直しをクリックします。最大 20 のアクションの取り消しまたはやり直しを実行できます。 |
グローバル | 元に戻す | グローバルツールバーで、元に戻すをクリックします。フォームが最後に保存した状況に戻されます。 |
グローバル | 選択を消去する | 概要ツールバーで、 アクション > 選択の消去を選択します。キャンバスと概要ペインで選択されているすべてのオブジェクトが消去されます。 キャンバス上の任意の場所を右クリックして、選択の消去を選択します。
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