初めて MMT セッションを作成するには

ステップ 1. MMT ヘッダセッションを作成する

セッション (ttadv2500m000) セッションを開始し、MMT ヘッダセッションを作成します。

次の点に注意します。

  • ウィンドウタイプは複数メインテーブルを選択します。
  • 詳細セッションを、MMT ヘッダセッションの同期ダイアログとして指定します。たとえば、「オーダヘッダ」 詳細セッションを、「オーダ」 MMT ヘッダセッションに対して同期ダイアログとして指定します。ユーザは、MMT ヘッダセッションの詳細コマンドを使用して子のセッションを開始できます。
  • オブジェクトのラベルフィールドでは、ヘッダセッションのメニュー項目で使用する必要のあるラベルを選択します。詳細については、MMT ヘッダと従属セッションのラベルを参照してください。
ステップ 2. MMT ヘッダセッションをカスタマイズする
  • MMT ヘッダセッションのフォームを編集します。新規レコードの入力に必要と思われるフィールドのみ含めます。関連するその他のプロパティはすべて、同期ダイアログで指定します。同期ダイアログは別のウィンドウに表示されます。
  • MMT セッションが Web UI に合うようにしてください。Web UI は 1024x768 ビットをサポートしますが、セッションは Web UI 内でホストされるので、やや小さくします。Web UI にセッションを表示してみて、合うかどうか確認してください。ERP セッションを Web UI 内で最大化するには、ALT + F11 キーを押します。これによって、全画面表示にできます。
  • MMT ヘッダセッションのダイナミックフォームで指定されるフィールドは、MMT セッションの上部、従属セッションタブの上に表示されます。デフォルトではこれらのフィールドは読取専用です。これらは、ヘッダセッションに新規レコードが挿入された場合のみアクセス可能にすべきです。そのようにするには、プログラムスクリプトで 「add.set」 を使用します。

フォーム編集についての詳細は、ダイナミックセッションとダイナミックフォームを参照してください。

プログラムスクリプトの詳細については、プログラムスクリプト概要および Infor ES Programmer's Guide を参照してください。

ステップ 3. 各従属セッションについてオブジェクトのラベルを定義する

セッション (ttadv2100s000) 詳細セッションで、各従属セッションのプロパティを編集します。オブジェクトのラベルフィールドでは、従属のタブ記述とメニュー項目で使用する必要のあるラベルを選択します。詳細については、MMT ヘッダと従属セッションのラベルを参照してください。

ステップ 4. MMT ヘッダセッションに従属セッションをリンクする

必要な従属セッションを新規 MMT ヘッダセッションにリンクします。

  • セッション (ttadv2500m000) セッションで MMT ヘッダセッションを選択し、次に適切なメニューの MMT 従属セッションをクリックします。
  • 従属セッション (ttadv3110m000) セッションが開始します。リンクする従属セッションを指定します。従属セッションごとに、MMT ヘッダセッションと従属セッションとの同期に使用するフィールド関係を入力する必要があります。 
    • 同期する各変数に対して、ヘッダのメインテーブル内にある関連フィールド名、続いて従属セッションのメインテーブル内にある該当フィールド名を指定します。例: オーダヘッダテーブルの 「オーダ番号」 フィールドおよびオーダラインテーブルの 「オーダ番号」 フィールドを指定します。
    • フィールドマッピングの作成コマンドを使用して、フィールド名およびドメインに基づいて、デフォルトのフィールドマッピングを定義できます。これによって生成されるフィールドマッピングは、常に正確で完全だとは限りません。
ステップ 5. プログラムスクリプトおよび DAL スクリプトを作成/編集する

MMT ヘッダセッションと従属セッションは別のセッションです。したがって、各セッションについてプログラムスクリプト (UI スクリプト) を定義する必要があり、また、オプションで該当するテーブルの DAL スクリプトを編集する必要があります。レポート、テキストフィールド、およびインデックスなど、その他のセッション構成要素もセッションごとに定義する必要があります。

従属セッションタブを最初に有効化すると、該当するセッションが開始され、その起動セクション (before.program、after.form.read、init.group.1) が通常どおり呼び出されます。

従属セッションのプログラムスクリプトは、2 つのモードで実行できます。

  • スタンドアロンモード
    これは 「通常」 モードです。セッションがスタンドアロンセッションとして実行される場合に使用されます。
  • 従属モード
    これは特別な MMT モードです。セッションが MMT 従属セッションとして実行しているかどうかチェックするには、is.mmt.satellite() ステートメントを使用します。必要に応じて、従属モード用に異なる動作をプログラムすることができます。

従属モードでは、次の処理を実行できます。

  • フィールドを隠す
    従属モードでは関係ないため、特定のフォームフィールドを隠します。ただし、両方のモードで 1 つのフォームしかないため、フォームでは、どちらかのモードで使用するフィールドもすべて定義する必要があります。
  • 従属セッションを有効/無効にする
    特定の場合に MMT セッション内の従属セッションを有効または無効にします。無効な従属セッションのタブは、MMT セッションで表示されますが、選択やアクセスはできません。従属セッションを無効にするには、disable.satellite() 関数を使用し、有効にするには enable.satellite() を使用します。これらの関数は、ヘッダセッションのプログラムスクリプトにおいて、グローバル after.form.read セクションから呼び出す必要があります。
  • 従属セッションを表示/非表示にする
    satellite.invisible() 関数を使用して、特定の従属セッションを非表示にします。この方法の利点は、実行時に従属セッションを表示/非表示にできることです (たとえば、権限をチェックしてから特定ユーザに対して従属セッションを表示/非表示にできます)。従属セッション内のデータの有効性に基づいて動的に従属セッションを表示/非表示にすることはできません。

プログラムスクリプトと DAL の詳細については、プログラムスクリプト概要DAL 1 概要 DAL 2 概要および Infor ES Programmer's Guide を参照してください。