ツールの用語集

3GL スクリプト
フォームなしでセッションにリンクできるか、あるいはセッションにまったくリンクしないprogram script。4GL ステートメントおよびセクションは 3GL スクリプトでは使用できません。言い換えると、main 関数を含むプログラムフロー全体を指定する必要があります。
4GL エンジン
アプリケーションプログラマがセッションをゼロから開発しなくても済むように、セッションにデフォルト機能を提供するプログラム。セッションの基本部分は同じなので、4GL エンジンが使用されます。4GL エンジンは、以前は標準プログラム (STP) と呼ばれていました。4GL エンジンは、デフォルト機能に加え、4GL エンジンのデフォルト動作を変更するメカニズムと、特定のセッション専用の機能をプログラムするメカニズムも提供します。セッションを開始するたびに、そのセッションを処理する別個の 4GL エンジンインスタンスが起動します。
同義語: 標準プログラム
頭字語: STP
4GL スクリプト
セッションにリンクしているイベント指向のprogram script。命令は、プログラムセクション、フォームセクション、フィールドセクション、メインテーブル入力/出力セクション、選択セクション、セクションからのズームおよび関数で指定できます。
ADS
次を参照してください: アクティブディレクトリサービス
AMS
次を参照してください: 権限管理システム
Application Services Manager
LN アプリケーションサービスを開始/停止できるスタンドアロンの製品
頭字語: ASM
ASM
次を参照してください: Application Services Manager
BECS
BOL
次を参照してください: ビジネスオブジェクト階層
BOR
次を参照してください: ビジネスオブジェクトリポジトリ
BSE
次を参照してください: LN ソフトウェア環境
BSE パス
LN ソフトウェアがインストールされているディレクトリを値に持つ環境変数
bshell 仮想マシン
次を参照してください: LN シェル
BW
次を参照してください: LN Windows インターフェイス
C
構造化プログラミング言語。C はコンパイル言語で、マシンに依存する少数の組込み関数セットが含まれています。C 言語のその他の関数はマシンに依存せず、C プログラムからアクセスできるライブラリに含まれています。C プログラムはプログラマが定義する 1 つ以上の関数から構成されています。
da
次を参照してください: データディレクタ
DAL
次を参照してください: データアクセス階層
DBMS
次を参照してください: データベース管理システム
DD
次を参照してください: データディクショナリ
DLL
次を参照してください: ダイナミックリンクライブラリ
DUE
次を参照してください: データ更新エンジン
E メッセージコネクタ
LN とさまざまなメッセージングプロバイダー間のインターフェイス。XML をベースにしたインターフェイスでメッセージプロトコルからは独立しています。たとえば、ファックス、テレックス、E メール、SITA、SMS などです。
FP
次を参照してください: フィーチャーパック
Infor LN BW 環境および構成セレクタ
単一クライアントで異なる  windows interfaceバージョンの実行を可能にするツール
頭字語: BECS
LDAP
次を参照してください: Lightweight Directory Access Protocol
Lightweight Directory Access Protocol
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) は、コンピュータネットワークでディレクトリサービスへの問合せと更新に使用される標準ネットワークプロトコルです。
頭字語: LDAP
LN 3GL
Basic と C をミックスした、独自仕様の第 3 世代プログラミング言語
LN 4GL
第 4 世代言語は、リレーショナルデータベースを扱い、プログラマと対話できるプログラミング言語です。4 GL は、イベント駆動型です。
LN Windows インターフェイス
ユーザと LN サーバ間の、Windows ベースのインターフェイスプログラム。LN の Windows インターフェイスは、ユーザのワークステーションで実行して  shell と通信します。
頭字語: BW
LN シェル
LN シェルは、LN アプリケーションを実行するプログラムです。LN シェルは、LN アプリケーション、オペレーティングシステム、ユーザインターフェイス、およびデータベース間のインターフェイスプログラムとして動作します。このオープンなシステムアーキテクチャにより、LN アプリケーションは、サポートするオペレーティングシステム、ユーザインターフェイス、データベースのすべての組合せで動作できます。
頭字語: シェル
同義語: bshell 仮想マシン
LN ソフトウェア環境
LN ソフトウェアおよびデータディクショナリを含む、オペレーティングシステム上のディレクトリ構造
頭字語: BSE
LN ユーザ
LN アプリケーションの使用者
NIS
次を参照してください: ネットワーク情報サービス
NLS
次を参照してください: ネイティブ言語サポート
PAM
次を参照してください: プラグ可能認証モジュール
PMC
次を参照してください: 製品のメンテナンスと管理
PMC バージョン
PMC バージョンは、すべての更新にリンクされ、PMC ソリューションダンプの各種フォーマットが適切なバージョンの PMC ソフトウェアによって処理されることを保証しています。
  • PMC バージョン 0: サービスパックをサポートしていません。
  • PMC バージョン 1: サービスパックをサポートしています。
注意

より高い PMC バージョン用に作成されたダンプは、PMC 受取側がその PMC バージョンにアップグレードされていない場合、受取側で処理できません。

古い PMC バージョンのダンプは常に処理できます。

PMC 受取側
更新のインストールを管理する PMC の機能部分。PMC 受取側は、特に、更新をインストールする顧客が使用します。
PMC 配布側
更新の作成を管理する PMC の機能部分。PMC 配布側は、特に、更新を作成するソフトウェア販売業者が使用します。
PVRC
次を参照してください: バージョン - リリース - 顧客
RCS
次を参照してください: 改訂管理システム
SCM
次を参照してください: ソフトウェア構成管理
SCM グループ
個別に開発環境を持つ開発グループを識別する、LN のSoftware Configuration Managementグループ
SP
次を参照してください: サービスパック
SSO
次を参照してください: シングルサインオン
STP
次を参照してください: 4GL エンジン
Triton スーパーセット
LN で内部的に使用されるキャラクタセットの集まり

TSS キャラクタセットには ASCII (ISO 8859-1) 文字、および日本語とヘブライ語のキャラクタセットを含む一連のマルチバイトキャラクタセットが含まれます。

Triton は、LN ソフトウェアの前のバージョンの名前です。

頭字語: TSS
TSS
次を参照してください: Triton スーパーセット
UI スクリプト
次を参照してください: プログラムスクリプト
VRC
次を参照してください: バージョン - リリース - 顧客
VRC 結合
VRC 結合は、PMC 受取側で定義され、一連の関連する更新 VRC で構成されます。VRC 結合により、必要に応じて、関連する更新 VRC が PMC 受取側で同時に更新されることが保証されます。このようにして、関連する更新 VRC どうしの互換性の問題を回避することができます。たとえば、標準アプリケーションを使用し、拡張もインストールしている場合、2 つの更新 VRC を定義することになります。標準ソリューションと拡張ソリューションの間に相互要件の依存関係が定義されている場合、標準と拡張の両方の更新 VRC をリンクして 1 つの VRC 結合にすると、PMC の 1 回の実行で両方のソリューションがインストールされます。
アクティブディレクトリサービス
Active Directory は、LDAP ディレクトリサービスを Windows 環境で使用するために Microsoft 社によって開発されました。管理者は Active Directory を使用して、企業規模のポリシーを割り当て、多数のコンピュータにプログラムを展開して、重要な更新を組織全体に適用できます。Active Directory は組織に関連する情報や設定を、中央に編成されたアクセス可能なデータベースに保存します。Active Directory のネットワークは、数百個のオブジェクトから成る小規模なインストールから、数百万個のオブジェクトの大規模なインストールまで多岐にわたっています。
頭字語: ADS
アプリケーションファウンデーションクラス
Microsoft 社の Application Foundation Class (アプリケーションファウンデーションクラス: AFC)。完全なアプリケーションプログラムを作成するための Java クラスの集合体です。AFC は Java クラスの包括的なライブラリセットで、ユーザインターフェイスを制御し、グラフィックスおよび文字飾りクラスを提供し、またキャビネット (CAB) ファイルを作成して抜き出す機能を備えています。
頭字語: AFC
アプリケーションプログラミングインターフェイス
他のアプリケーションによって呼び出すことができる一連のメソッドです。アプリケーションの API を使用すると、他のプログラムでデータを検索したり、そのアプリケーションの機能を実行したりできます。
頭字語: API
アプリケーションヘルプ
アプリケーションの動作を説明するヘルプ。オンラインマニュアルには、パッケージ概要および各パッケージのモジュール概要が記載され、基本的な概念および適用方法を記述して、各モジュールの機能を詳細に説明しています。
アルゴリズム
ある目的を達成するために実行する、詳細で有限な一連の処理
インストール実行
PMC において、一緒にインストールされたソリューションのグループ。このグループは、一連のソリューション、または事前要件を持つ 1 つのソリューション、あるいはその両方の組合せになります。
インデックス
テーブル内のレコードのソートや検索に使用する 1 つまたは複数のテーブルフィールド。各テーブルには、インデックスが少なくとも 1 つ必要です。先頭のインデックスは常にprimary keyです。
エクスポート VRC
PMC 配布側において、PMC ソリューションに属する構成要素のエクスポート元になる物理 VRC。基準 VRC ごとにエクスポート VRC がリンクされているので、各製品の構成要素はそれぞれ異なる物理 VRC からエクスポートされます。
オブジェクトタイプ
文書の権限に関しては、販売オーダや契約などビジネスオブジェクトまたはビジネス文書を定義します。

オブジェクトタイプは、1 つ以上のテーブルで構成され、次の情報を指定します。

  • オブジェクトタイプのテーブルの相互関
  • ION ワークフローで処理される文書の権限の要求を生成するためのアクション
  • 実際の文書の権限を実行するために ION ワークフローに送信する必要のあるオブジェクトタイプのデータ
オブジェクトモデル
定義されたオブジェクトタイプのセット。モデルは、どのオブジェクトタイプが文書の権限をサポートするかを定義します。
カスタマイズ
特定の顧客または顧客グループの要件を満たすことを目的とした派生製品
キャラクタセット
意味 (つまり言語上の意味) を持っている記述言語の最小構成要素。キャラクタセットは指定された言語で使用される文字の集まりです。キャラクタセットには、アルファベットだけでなく、数字、数学の記号、通貨記号および句読点が含まれます。選択するキャラクタセットにより、ご使用のコンピュータでテキストがどのように表示および出力されるか (たとえばラテン語の文字として、またはアラビア語の文字として表示および出力される) が決まります。キャラクタセットの例には、ASCII および ISO 8859-1 があります。
クライアント
別のプログラムまたはシステムから特定のタスクの実行を要求するユーザ、プログラム、またはシステム。「サーバ」 も参照してください。
クライアント/サーバ環境
ソフトウェアがサーバタスクとクライアントタスクに分離されている分散システム。クライアントはプロトコルに従ってサーバに要求を送信し、情報や処理を求め、サーバがこれに応答します。
クラス
オブジェクト指向プログラミングでは、クラスとはその中にあるオブジェクトと呼ばれるより具体的な項目の集まりを示す総合的な分類です。クラスは、特定のオブジェクトのメソッドとプロパティ (変数) をテンプレート定義したものです。したがって、オブジェクトは、変数ではなく実際に値を持つ、クラスの特定のインスタンスです。クラスはオブジェクト指向プログラミングを定義する概念の 1 つです。クラスに関する重要な概念として、クラスには、そのクラスの特性の全部または一部を継承するサブクラスを設けることができます。各サブクラスからみると、クラスはスーパークラスになります。サブクラスも、スーパークラスとは別に独自のメソッドと変数を定義できます。クラスとそのサブクラスの構造は、クラス階層と呼ばれます。
グラフ
座標系による情報のグラフィカル表現。量はバー、線、記号、またはこれらの組合せで表されます。
グラフシリーズ
線、複数の記号、バー、またはこれらの組合せによってグラフィカルにリンクされる複数のデータポイント
グループ
グループ化されたフォームオブジェクトのセット。フォームオブジェクトの例としては、フォームフィールド、子グループなどがあります。
グループ別フィールド
グリッド上部にある概要フォームのフィールド。グループ別フィールドによって、概要フォームのグリッドに表示する内容を決定します。グループ別フィールドに属するレコードのみがグリッドに表示されます。たとえば、特定の顧客に属するすべてのオーダなどです。顧客の名前がグループ別フィールドに表示され、レコードがグリッドに表示されます。
コミット
データベースの変更を永続的にするために、トランザクションを正常に実行する処理
コミットプロトコル
データベースの変更を永続的にするために、トランザクションを正常に実行する処理
コレクション
PMC において、コレクションとは個別ソリューションから構成されるグループです。PMC の配布側では、さまざまな方法でグループ化を実行できます。たとえば、機能トピックに基づいてマニュアルでグループ化する方法や、特定の期間に作成されたソリューションに基づいてグループ化する方法などがあります。コレクション間の依存関係は定義できません。受取側では、「コレクション」 という名前は使用しません。コレクションを走査すると、個別ソリューションが PMC レジストリに追加され、個々に処理できます。
サーバ
ユーザや、別のプログラムまたはシステムの要求に応じて、事前に定義されたタスクを実行するプログラムまたはシステム。「クライアント」 も参照してください。
サービスパック
PMC において、サービスパックとはソリューションの集まりです。一般に、サービスパックには、ある長い期間の間に作成されたソリューションを含みます。PMC では、「パッチ」 という用語も 「サービスパック」 に適用されます。パッチエンティティは、PMC 配布側と PMC 受取側の両方で認識されます。パッチエンティティのプロパティは、パッチとサービスパックで異なります。サービスパックは、不可分のソリューションセットです。PMC 受取側では、サービスパックに属するソリューションのインストールやアンインストールはできません。サービスパック全体としてのみ、インストールまたはアンインストールすることができます。サービスパック間の依存関係を定義することができます。サービスパックは、複数の基準 VRC を並行してメンテナンスできるようにするためのものです。基準 VRC を更新するサービスパックは、PMC 受取側では更新 VRC にリンクされます。更新 VRC 上の既存の PMC レジストリは履歴に移され、更新 VRC 上では新しいレジストリが有効になります。このタイプのパッチには通常、大量の機能変更が含まれます。
注意

上の説明のような機能拡張を含むサービスパックは、LN 6.1 より前の PMC バージョンには存在しません。

頭字語: SP
サービスプロバイダ
メッセージをやりとりできる、Outlook や Fenestrae などのソフトウェアアプリケーション
シェル
次を参照してください: LN シェル
シェルコマンド
オペレーティングシステムレベルのプログラムで、出力がファイルに (再度) 書き込まれる前に実行されるプログラム。たとえば、このプログラムには、入力データをフィルタ処理するための変換プログラムなどがあります。
システム管理者
マルチユーザコンピュータシステムまたは通信システム、あるいはその両方の使用を管理する人。システム管理者はユーザアカウントとパスワードを割り当て、セキュリティアクセスレベルを設定し、保存領域を割り当てます。
ジョブ
ユーザとの対話なしで実行される 1 つ以上のセッションまたはシェルスクリプト。定期的にまたは指定された時間にジョブを実行するようにスケジューリングできます。
ジョブカレンダー
いくつかの日付/時間で構成されるカレンダーで、定期的なジョブを実行する日付/時間を示すために使用します。
シングルサインオン
シングルサインオン (SSO) はソフトウェア認証の特殊な形態で、ユーザは一度認証するだけで複数のソフトウェアシステムのリソースにアクセスできるようになります。

2005 年の執筆時点では、少なくとも 5 種類の主要 SSO または簡易サインオンシステムが一般に使用されています。

  • エンタープライズシングルサインオン (E-SSO)
    E-SSO は 「レガシーシングルサインオン」 とも呼ばれ、一次ユーザ認証のあと、二次アプリケーションによって表示されるログオンプロンプトを傍受して、ログオン ID やパスワードなどのフィールドに自動入力します。E-SSO システムを使用すると、ユーザ認証を拡張できないアプリケーションとの相互運用が、「スクリーン・スクレイピング」 により可能になります。
  • Web シングルサインオン (Web-SSO)
    Web-SSO は Web アクセスマネジメント (Web-AM) とも呼ばれ、Web ブラウザでアクセスするアプリケーションやリソースのみに有効です。Web プロキシサーバを使用するか、対象 Web サーバのそれぞれに構成要素をインストールして、Web リソースへのアクセスが傍受されます。リソースにアクセスしようとして認証されなかったユーザは、認証サービスに転送され、サインオンに成功した後で返されます。ユーザの認証状態を追跡するために最も頻繁に使用されるのは cookies (クッキー) です。Web-SSO のインフラストラクチャがこれらの cookies からユーザの識別情報を抽出して各 Web リソースに渡します。
  • Kerberos
    アプリケーションが認証を完全に外部で実行する一般的なメカニズムです。ユーザが Kerberos サーバにサインインすると、チケットが発行されます。これをユーザのクライアントソフトウェアがアクセス先のサーバに提示します。Kerberos は Unix、Windows、およびメインフレームプラットフォームで使用可能ですが、クライアント/サーバアプリケーションのコードを大幅に変更する必要があるので、レガシーアプリケーションではあまり使用されていません。
  • Federation
    Web アプリケーションにも使用される新しいアプローチです。標準ベースのプロトコルを使用して、1 つのアプリケーションが別のアプリケーションにユーザの識別情報をアサートするため、認証の重複を防ぐことができます。federation をサポートする規格には SAML や WS-Security があります。
  • OpenID
    処理が簡単な URL に識別情報が関連付けられた分散 SSO プロセス。このプロトコルを使用してどのサーバでも確認できます。
頭字語: SSO
ステータスバー
ウィンドウのアプリケーションと関連した一連の情報。通常は、ウィンドウの下部に表示されます。
ズームセッション
利用可能なレコードを参照し、レコードを選択することのできるセッション。ズームセッションは、読取り専用モードの概要セッションです。

ズームセッションを使用して、別のセッションに既存のレコード (たとえば、品目、オーダタイプ、倉庫) のコードを入力できます。フィールドの後の参照矢印ボタンをクリックするか、または CTRL+B キーを押してズームセッションを開始します。

セキュリティサポートプロバイダインターフェイス
セキュリティサポートプロバイダインターフェイス (SSPI) を使用すると、アプリケーションはセキュリティシステムに対するインターフェイスを変更しなくても、コンピュータやネットワーク上にある各種のセキュリティモデルを使用できるようになります。SSPI はログオン資格情報を確立しません。これは通常、オペレーティングシステムによって処理される特権操作です。セキュリティサポートプロバイダ (SSP) はダイナミックリンクライブラリ (DLL) に格納され、1 つまたは複数のセキュリティパッケージをアプリケーションで使用できるようにして、SSPI を実装しています。各セキュリティパッケージには、アプリケーションの SSPI 関数呼び出しと、実際のセキュリティモデルの関数間のマッピングが用意されています。セキュリティパッケージは、Kerberos 認証や LAN Manager などのセキュリティプロトコルをサポートしています。
頭字語: SSPI
セッション
ユーザがアプリケーションの機能を実行するために開始する、LN の基本部分です。通常、セッションはメインデータベーステーブルとプログラムスクリプトにリンクします。また、セッションでは 1 つ以上のフォーム、レポート、チャートを使用することも、まったく使用しないこともあります。

セッションのコードはパッケージコード、モジュールコード、メインテーブル番号とセッションタイプを示す 4 桁の数字、m または s、および追加の 3 桁の数字で構成されます。たとえば、国 (tcmcs0510m000) と表されます。

セッショングループ
ユーザが bshell を起動するときに自動的に開始されるセッションのグループ
セッションヘルプ
セッションの使用方法およびその実行結果について説明するヘルプです。注意や備考では、注意すべき特記事項に注意を促します。関連トピックでは、オンラインマニュアルの関連機能に関する説明を参照できます。
セッション権限
役割で識別されるユーザのグループが特定のセッションに対して有する権限を出力、表示、メンテナンス、および変換するために使用できる一連のセッション
ソフトウェア言語
フォームやレポートなどのソフトウェア構成要素が表示される言語。各ユーザについて、デフォルトのソフトウェア言語を LN ユーザデータに定義します。
ソフトウェア構成管理
ソフトウェア構成管理を使用して、開発者は、ソフトウェア構成要素の独自の改訂版を編集しテストすることができます。チェックアウトおよびチェックイン機能を使用すると、他の開発者に対してそのソフトウェア構成要素がロックされます。この方法によって、複数の開発者が同じソフトウェア構成要素を同時に更新できないようにできます。
頭字語: SCM
ソリューション
PMC において、最も小さい不可分の更新タイプ。ソリューションは、一意のソリューションコードによって配布側と受取側の両方で識別されます。「個別ソリューション」 という用語もよく使用されますが、意味は同じです。
注意

PMC ソフトウェアでは、「ソリューション」 という用語は、多くの場合 「更新」 という用語の代替として使用されます。ソリューションはさらに、最も小さい不可分の更新タイプである個別ソリューションを指す場合と、パッチを指す場合があります。

ダイナミックセッション
ダイナミックフォームの定義を持つセッション。

設定により、ダイナミックセッションは次の方法で開始されます。

  • 詳細セッションと概要セッションのいずれかとして開始される
  • 詳細セッションとしてのみ開始される
  • 概要セッションとしてのみ開始される

ダイナミックフォームの定義では、開発者は、フィールドの位置やそれらの表示形式を正確に定義する必要がありません。代わりに、開発者は、フォームの内容、フォームの構造、およびフォーム上のオブジェクトの順序を定義します。

実行時にダイナミックフォームには、ユーザに許可されているフィールドのみが表示されます。

ダイナミックフォーム
ダイナミックフォーム定義のフォーム

開発者は、フィールドの位置やそれらの表示形式を正確に定義する必要がありません。代わりに、次のことを定義します。

  • フォームの内容
  • フォームの構造
  • フォーム上のオブジェクトの順序

実行時にダイナミックフォームには、ユーザに許可されているフィールドのみが表示されます。

ダイナミックリンクライブラリ
複数のプログラムに共通する関数を共有する手段。このライブラリは、共通使用のための関数を含みます。ライブラリは、実行時の関数呼び出しとしてオブジェクトにリンクできます。ダイナミックリンクライブラリはプログラムオブジェクトに含まれていないため、ダイナミックリンクライブラリを実装することで、オブジェクトのサイズを最小限に抑えることができます。
頭字語: DLL
タプル
ビジネスオブジェクトリポジトリにおいて、タプルは構成要素のインスタンスです。データベースに関しては、タプルはテーブルの行です。タプルには、論理的に関連のあるデータが含まれます。語源は、順序を抽象化する、シングル、ダブル、トリプル、クアドラプル、クインタプル、... n タプルです。
ダンプ
データを外部ソースにコピーすること。
チェックアウト
他の開発者に対してソフトウェア構成要素をロックする処理。チェックアウトしている間は、他の関連構成要素もロックされるので、その構成要素を更新しテストできます。構成要素は、元の VRC から開発 VRC にコピーされます。
チェックアウトの取消
チェックアウトされたソフトウェア構成要素を development VRC から削除する Software Configuration Management コマンド
チェックイン
チェックアウトされたソフトウェア構成要素をリリースして、それを development VRC から original VRC にコピーするプロセス。また、この処理は以前のバージョンも保存します。

チェックイン処理には、変更したソフトウェア構成要素の改訂テキストが必要です。

チャート
データまたはデータ間の関係を数値ではなく画像で表示するグラフィックまたはダイアグラム。データをグラフ、線、またはパイで表現することができます。また、データにタイトル、用例、および脚注を入れることができます。
チャートアプリケーション
LN セッションからチャートマネージャのデータ送信に使用するプログラム。チャートアプリケーションをパッケージ VRC にリンクさせ、チャートで指定する属性をカスタマイズします。
チャートタイプ
チャートタイプはチャートがどのように見えるかを決定します。

たとえば、グラフのタイプ、線の太さ、バーのサイズ、色を定義します。LN には、次のタイプのデフォルトチャートが用意されています。

  • バー
  • レイヤ
  • ライン
  • パイ
  • 散布図
  • スタックバー
テーブル
一連のレコードから成るデータを保存するために使用するデータ構造。各項目は一意のキーで識別され、関連する値のセットを含みます。テーブルには、特定のドメインに属するいくつかのテーブルフィールドが含まれています。

テーブルコードは、パッケージコード、モジュールコード、および 3 桁の数字で構成されます。

テーブル: tc mcs010

テーブルフィールド
コードラベル長さデータ型
ccty3文字列
dsca説明30マルチバイト文字列
meecEU 加盟国5列挙型
...

 

テーブルリンク
ある会社 (物理会社) に物理的にテーブルを保存し、そのテーブルを所有しているかのように他の会社 (論理会社) も使用できるようにする、テーブル共有の方法

次のダイアグラムでは、会社 200 が会社 100 のテーブルの一部を共有しています。

テーブルリンク

テーブルリンク

テーブル共有
複数の会社が同じデータを使用するための方法。ある会社のユーザが共有テーブルのレコードを作成、更新、または削除した場合、その影響はテーブルを共有するすべての会社で確認できます。

次の 2 つのテクニックを使用して、テーブル共有を実現できます。

  • テーブルリンク
  • データ複製
テーブル参照
他のテーブルへのリンクであり、そのテーブルには指定した項目が存在したり、追加の情報が保存されていたりする。

品目 - 一般 (tcibd001) テーブルには 生産国 (tcibd001.ctyo) フィールドがあります。このフィールドには、国 (tcmcs010) テーブルへの参照があります。

このフィールドに国コードを入力すると、LN では次のことを実行します。

  • 該当のコードが国 (tcmcs010) テーブルに存在するかどうかを確認します。
  • 国 (tcmcs010) テーブルから国の記述を取得します。
  • フォームにその国の記述を表示します。

ハード参照は、テーブル定義で定義されます。

ソフト参照は、テーブル定義では定義されませんが、プログラムスクリプトまたはダイナミックリンクライブラリにプログラムされます。

同義語: 参照
テキストグループ
テキストエディタ、デフォルトのウィンドウおよびウィンドウの寸法を定義することで、ウィンドウでのテキストの表示方法を定義する手段
テキストグループ権限テンプレート
特定のテキストグループを共有するユーザグループの権限を出力、表示およびメンテナンスするために使用する一連のセッション

テキストグループ権限テンプレートは、特定のテンプレートを使用する全ユーザのユーザファイルにダンプされます。

デバイス
コンピュータのサブシステムの総称。たとえば、プリンタ、シリアルポート、ディスクドライブなどです。
テンプレート
権限管理システム (AMS) において、同じ役割を担うユーザグループの共通データをメンテナンスするための方法
データアクセス階層
LN データベーステーブルにリンクしているDynamic Link Library
頭字語: DAL
データディクショナリ
データベースシステム内のすべてのデータベースに関するデータを含むデータベース。データディクショナリはさまざまなスキーマ、ファイル仕様、およびそれらの位置をすべて保存します。また、データディクショナリには、どのプログラムがどのデータを使用し、どのユーザがどのレポートをよく使用するかという情報も含まれます。
頭字語: DD
データディレクタ
交換モジュールを含む LN パッケージ
頭字語: da
データの複製
テーブルが更新されるたびにテーブルを共有する会社宛てにその更新がコピーされる、テーブル共有の手段

LN では、交換モジュールを使用してbatch-oriented replicationを実行できます。

同義語: 複製
データベース
内容に対してアクセス、管理、および更新が簡単にできるように編成したデータの集まり。データベースには、データベースのデータ検索やソートなどを行うためのツールがあります。
データベースグループ
同じ権限および権利を持つデータベースユーザのグループ。データベースユーザをデータベースグループに追加する場合、そのユーザはグループの権限および権利を自動的に受け取ります。
データベースユーザ
データベースへのアクセスを許可された LN ユーザ。データベースユーザの構成情報には、データベースにログオンするために必要な設定がすべて含まれています。ユーザがログオンするときに、これらの設定は自動的にロードされます。各データベースユーザは必ずデータベースグループに属していなければなりません。
データベース管理システム
データベースとアプリケーションソフトウェアの間のソフトウェアインターフェイス。データベース管理システムは、データベース処理に対するユーザ要求を処理し、セキュリティとデータ整合性の要件の制御を可能にします。
頭字語: DBMS
データベース管理者
リレーショナルデータベースのインストール、計画、構成、運営管理およびメンテナンスの個別責任者
データベース権限
同じ役割を担うユーザのグループがデータベース内の特定のテーブルおよびテーブルフィールドに対して有する権限を出力、表示、メンテナンス、および変換するために使用できる一連のセッション
データポイント
値を表し、記号、バー、パイセグメント、または線内のステップによって表示されるチャート内のポイント。データポイント値はチャートシリーズ、分類およびデータ値によって決定されます。
データラベル
データポイントの名前または値を含みます。
データ言語
アプリケーションデータが表示される言語。データ言語はユーザおよびソフトウェア言語にリンクできます。

データ言語は、ISO 639-1 言語コードと、オプションの ISO 3166-1 国コードから構成されます。

データ更新エンジン
アプリケーションデータ更新プログラムを実行するフレームワーク。

データ更新エンジンは、フィーチャーパックのインストール後に使用します。

頭字語: DUE
データ更新実行
複数の会社について、複数の更新プログラムを実行すること
デーモン
常にバックグラウンドで動作する UNIX オペレーティングシステム関連のプログラム。デーモンは他のプログラムからの要求を処理し、必要な場合のみ有効になります。たとえば、ジョブデーモンは常に LN サーバで動作します。ジョブデーモンはジョブの存在を検出すると、そのジョブがスケジューリングされている時刻にジョブを実行します。
ドメイン
ドメインは、テーブルフィールドのプロパティを記述します。フィールドのメインプロパティは、文字列、長整数、倍精度浮動小数点、日付、標準時間などのデータ型です。その他のプロパティには、文字列の長さ、文字列の配置、日付と時間のフォーマットなどがあります。

チャートマネージャにおいて、初期値、終了値およびステップサイズを持つ範囲。ドメインは属性の有効な値を示し、軸のスケール目盛りを定義したり、またはデータを検証するために使用されます。

ドライバ
他のデバイスを制御するハードウェアデバイスまたはプログラム。たとえばプリンタドライバは、プリンタのハードウェア仕様や言語とは関係なく、他のプログラムが特定のプリンタで実行できるように設計されています。
トランザクション
データベースに 1 つまたは複数の変更をもたらす、不可分な最小単位のエンティティとして実行される作業の論理単位
トランザクション通知
ソースデータベースのデータが変更されたことを示すメッセージ
ネイティブ言語サポート
ネイティブ言語サポート。異なるコンピュータシステム間でキャラクタセットを変換するシステムです。LN では、ネイティブ言語サポートとは、通常、オペレーティングシステム (たとえば Windows NT や UNIX) のキャラクタセットと bshell との間の変換のことです。ネイティブ言語は、LN が動作しているオペレーティングシステムで使用されるキャラクタセットです。
頭字語: NLS
ネットワーク情報サービス
ネットワーク情報サービス (NIS) は Sun Microsystems の 「イエローページ (米国の電話帳)」 (YP) クライアント/サーバ用ディレクトリサービスプロトコルで、コンピュータネットワーク上のコンピュータ間でユーザ名やホスト名などのシステム構成データを配信します。NIS/YP は、ユーザ、ホスト名、およびコンピュータネットワークで有用なその他のアイテムの中央ディレクトリを管理するために使用されます。たとえば、一般的な UNIX 環境の場合、ユーザのリスト (認証用) は /etc/passwd に保存されています。NIS を使用すると、もう一つの 「グローバルな」 ユーザリストが追加され、どのホストでもユーザを認証できるようになります。
頭字語: NIS
パイセグメント
円グラフ合計に対する割合を表します。
パスワード
パスワードは秘密の認証データの一形態で、リソースへのアクセスを制御するために使用されます。パスワードは、アクセスが許可されていない人には開示されません。アクセスしようとする人は、パスワードを知っているかどうかがテストされ、それに従ってアクセスが許可または拒否されます。
パスワード期限
パスワード期限は、システム管理者が組織内で不正なパスワードを防止する手段の 1 つです。パスワード期限では、一定期間 (通常は 90 日) を過ぎると、ユーザは新しいパスワードを作成するように指示されます。すなわち、ユーザにパスワードを定期的に変更させるように促すことで、盗まれたパスワードが不正侵入に利用される期間が限定されるようになるわけです。一方、パスワード期限の弱点は、ユーザにパスワードが書き留められる可能性が大きくなることです。パスワード期限では、パスワードを有効とする最短期間と最長期間をシステム管理者が設定できます。最長期間が指定されることでユーザは定期的にパスワードを変更する必要があります。最短期間が指定されることでユーザはパスワードをすぐに元に戻すことができなくなります。
パッケージ
企業計画、財務会計、または倉庫管理など、完全な機能部分を実装する関連モジュールのセット。パッケージは、顧客が特定のパッケージのみを実装できるように、できるだけ独立して機能するように設計されています。

パッケージコードは、2 文字から成ります。たとえば、tt はツールパッケージを表すコードです。

各パッケージは一意のバージョン構造、すなわち VRC 構造を持ちます。

パッケージ VRC
tc B61O a cus1 などのパッケージのバージョン。一般に、セッション、テーブル、フォームなどのソフトウェア構成要素の 1 つのバージョンが、1 つの特定のパッケージ VRC に保存されます。

開発者は通常、特定のパッケージ VRC のソフトウェア構成要素のみを更新できます。

パッケージ VRC のコードは、次の部分から成ります。

  • 「tc」 などのパッケージコード
  • 「B61O a cus1」 など、次の要素で構成されるバージョン (VRC) コード

    • バージョン
    • リリース
    • 顧客
パッケージ VRC
次を参照してください: バージョン - リリース - 顧客
パッケージコンビネーション
特定の VRC を持つ複数の異なるパッケージの組合せ。パッケージコンビネーションは、LN の使用可能な完全バージョンを表します。

ユーザデータ (ttaad2500m000) セッションでは、各ユーザをパッケージコンビネーションにリンクします。これにより、各ユーザが使用できるソフトウェアのバージョンが決まります。会社 (ttaad1100m000) セッションでは、各会社をパッケージコンビネーションにリンクします。これにより、各会社のデータ処理に適切な LN のバージョンが分かります。

パッチ
PMC において、パッチとはソリューションの集まりです。一般に、パッチには、ある長い期間の間に作成されたソリューションを含みます。パッチエンティティは、PMC 配布側PMC 受取側の両方で認識されます。パッチは、不可分のソリューションセットです。PMC 受取側では、パッチに属するソリューションを個別にインストールまたはアンインストールすることはできません。パッチ全体としてのみ、インストールまたはアンインストールすることができます。パッチ間の依存関係を定義することができます。パッチを適用しても、PMC 受取側で更新 VRC にリンクする基準 VRC は変更されません。既存の PMC レジストリはそのまま維持され、新しくインストールされたパッチのデータで拡張されます。パッチでは、ソフトウェア構成要素の最新バージョンのメンテナンスのみが許可されます。通常のパッチには、主に修正ソリューションが含まれています。
注意

LN 6.1 より前の PMC バージョンでは、パッチの同義語として多くの場合 「サービスパック」 が使用されています。

バッチ指向の複製
時間駆動型のデータ複製方法。リアルタイムのデータ複製とは対照的です。バッチ指向の複製プロセスは、たとえば 1 時間ごと、1 週間ごとといったスケジュールに基づいて開始されます。
バージョン
たとえば B61 などの、パッケージのアップグレード。パッケージの機能を変更するたびに、バージョンが新しくなります。1 つのバージョンには、リリースがいくつか存在することがあります。
バージョン - リリース - 顧客
バージョン - リリース - 顧客 (VRC) コードは、LN ソフトウェアの開発段階の ID です。VRC の例として、「B61_a_ams」 があります。

VRC コードは次のものから構成されます。

  • バージョン
    ソフトウェアの大部分が更新される開発の段階
  • リリース
    ソフトウェアのわずかな部分が更新される開発の段階
  • 顧客
    単一の顧客または小グループの顧客向けのソフトウェアの拡張ローカライズ、またはカスタマイズ

VRC は、既存の VRC から派生することができます。派生元の VRC の中のソフトウェア構成要素は、現行の VRC で更新されてなく、無効にもなっていないものはすべて、現行の VRC で有効です。

頭字語: VRC
頭字語: PVRC
同義語: パッケージ VRC
ビジネスオブジェクト
ビジネスオブジェクトとは、購買オーダや組織単位など、ビジネスで理解できるオブジェクトのことです。ビジネスオブジェクトでは、購買オーダ番号や組織単位名などの情報がビジネスオブジェクト属性に保存されています。また、ビジネスオブジェクトには、購買オーダの作成や組織単位のリストなど、ビジネスオブジェクト属性を操作できる一連の処理も含まれます。この一連の処理はビジネスオブジェクトメソッドと呼ばれます。

開発側からすると、ビジネスオブジェクトはテーブルと、それらのテーブルを操作する関数の集合であり、開発段階ではこれらのテーブルおよび関数が 1 つのグループとして同時に実装されます。ビジネスオブジェクトは、パッケージコード、モジュールコード、およびビジネスオブジェクトコードの組合せによって識別されます。

ビジネスオブジェクトインターフェイス
ビジネスオブジェクトインターフェイスは、取引先のアプリケーション、サードパーティのアプリケーション、および LN ソフトウェア間の接続を実現するとともに LN の機能構成要素を接続します。ビジネスオブジェクトインターフェイスは、LN ソフトウェアが主にサーバとして機能し、クライアントのソフトウェアがオブジェクト内のメソッドを呼び出す状況に対応して開発されました。
頭字語: BOI
ビジネスオブジェクトメタデータ
business objectの構造および内容と、その LN テーブルおよび DLL へのマッピングを記述します。
ビジネスオブジェクトリポジトリ
business object meta dataを保存する永続システム。ビジネスオブジェクトリポジトリは、business objectのモデルを作成する仮想スペースです。ビジネスオブジェクトのランタイムオブジェクトは、Business Object Layerに保存されます。
頭字語: BOR
ビジネスオブジェクト階層
LN 6.0 以降の標準 DLL のセット。ビジネスオブジェクト階層によって、business objectの永続性を操作する LN ビジネス論理メソッドが呼び出されます。
頭字語: BOL
フィーチャーパック
サービスパックを参照してください。
頭字語: FP
フィールド
テーブル定義では、フィールドは列を指します。セッションでは、フィールドは特定のデータ分類に使用するレコードの指定領域です。
フィールドヘルプ
セッションでのフィールドの値と使用方法を説明するヘルプ。さらに、フィールドヘルプではデフォルト値および指定可能な値について説明します。関連トピックでは、オンラインマニュアルの関連機能を参照できます。
フィルタ
特定の情報を選択的に表示するための手段

LN には、次の 2 種類のフィルタがあります。

  • LN ユーザが、概要セッションで特定のレコードのサブセットを表示し、ソートするための手段
  • セッションにおいて、ユーザの権限に基づき、特定のフィールドの表示を抑制するプログラム。このようなフォームフィールド権限フィルタは、フォームの定義時に使用します。フィルタは、権限管理システムで指定した役割によって決まります。
フォーム
セッションを開始すると表示される画面。フォームはデータベースとやりとりし、フォーム上のデータを操作するユーザインターフェイスを提供します。
フォームコマンド

次のコマンドがあります。

  • ユーザが特定のタスクを実行するためのセッション、関数または (サブ) メニューを起動するもの。
  • 終了コマンドのような標準メニューコマンドとは異なり、セッションタブ用に特に定義する必要があるもの。
フォームフィールド
フォームに表示されるフィールド。フォームフィールドは、入力テーブルおよびその参照テーブルの利用可能フィールドから選択されます。
フォント
書体、スタイル、および太さが同一の文字群。たとえば、イタリックで太字の Arial などです。
プラグ可能認証モジュール
プラグ可能認証モジュール (PAM) は、下位レベルの複数の認証スキームを上位レベルの API に統合するメカニズムです。PAM を使用すると、認証に依存するプログラムを、基盤となる認証スキームから独立して記述できるようになります。PAM は Sun Microsystems によって最初に開発され、現在 AIX、HP-UX、Solaris、Linux、FreeBSD、および NetBSD でサポートされています。
頭字語: PAM
プリンタデーモン
常にバックグラウンドで実行されるネットワーキングプログラムで、ユーザからの出力要求を処理します。出力が論理プリンタに送られると、プリンタデーモンは、各プリンタの用紙タイプをチェックしてから、該当する用紙タイプの第 1 プリンタに自動的に出力を送信します。
プログラムスクリプト
標準プログラムのほかに実行する必要がある複数の処理をプログラムするために使用する、一連の命令。3GL スクリプトおよび 4GL スクリプトという、2 つの異なるプログラムスクリプトを使用できます。
同義語: UI スクリプト
ブロックプロセス
他のプロセスが継続できるようになるまでに、完了しなければならないプロセス
ヘルプトピック
ソフトウェア構成要素にヘルプテキストをリンクするために使用されるヘルプテキストのコード。各テキストはヘルプテキストコードを持ち、パッケージ VRC に属します。
ヘルプ構成要素
LN で使用するいくつかの種類のオンラインヘルプ

LN のヘルプ構成要素は次のとおりです。

  • セッションヘルプ
    セッションの一般的な目的およびセッションの使用方法について説明します。
  • フィールドヘルプ
    フィールドの意味について説明し、フィールドに正しい値を入力できるようにします。
  • ドメインヘルプ
    フィールドのオプションリスト値について説明します。
  • コマンドヘルプ
    コマンドボタン、ツールバーボタン、およびメニューコマンドについて説明します。
  • 用語集
    LN でよく使用される用語の定義について説明します。
  • オンラインマニュアル
    LN で使用されるコンセプトとメソッドについて説明します。
ポップアップヘルプ
ツールバーボタン、コマンドボタンまたはメニューコマンドの機能を簡潔に表示するポップアップのヘルプ
ポーティングセット
bshell、データベース、ドライバ、プリンタデーモンなどのオブジェクトを集めたもの。これらのオブジェクトはコンパイル/ポートされたマシン/オペレーティングシステムでのみ実行することができます。
マージ
ソース VRC からターゲット VRC を作成する処理
メッセージ
ユーザに対する何らかの通知。具体的には、メッセージはユーザにイベント、エラー、警告などへの注意を促します。メッセージは通常、メッセージウィンドウに表示されるか、ファイルに記録されます。ウィンドウに表示されるメッセージでは、確認を要求されます。その場合は、OK をクリックします。メッセージは、常に選択応答を要求する質問とは区別されます。
メッセージサーバ
メッセージを保存しクライアントに送信するサーバ
メニューを整理
特定の条件に合わない、いくつかのメニュー選択肢を 「無効」 に設定します。
モジュール
セッション、テーブル、プログラムスクリプト、レポート、フォームとメニューなど、いくつかの関連するソフトウェア構成要素から構成されるパッケージの一部。たとえば、財務会計の総勘定元帳モジュールがあります。

モジュールコードは、3 文字から成ります。たとえば、総勘定元帳のコードは 「gld」 です。

ユーザデータテンプレート
ユーザグループに関連するシステムデータおよび権限を含むテンプレート。テンプレートに含まれたデータは、特定のテンプレートを使用するすべてのユーザのユーザファイルに書き込まれます。
ライセンス
顧客のシステム構成要求を検証するための方法
ライブラリ
ファイル、コンピュータプログラムまたはサブルーチンの集まり
ライブラリ権限
同じ役割を担うグループが特定のダイナミックリンクライブラリに対して有する権限を出力、表示、メンテナンス、および変換するために使用できる一連のセッション
ラベル
フォーム、レポートおよびメニューの言語依存テキストの代りに使用するコード。ラベルは、名前と内容の記述で構成されます。ラベルの内容は言語によって異なりますが、ラベル名はすべての言語で同じです。
リリース
バージョンの更新。たとえば 「B61 a」 の場合、「B61」 はバージョンコード、「a」 はリリースコードを表します。それぞれに更新されて、新しいリリースコードを持つ新規リリースとなります。
リレーショナルデータベース管理システム
行および列で構成されているテーブルから成るリレーショナルデータベース、またはデータベース管理システム。リレーショナルデータベースでは、テーブルの行がレコードを表し、列がレコードの特定の属性を持つフィールドを表します。レコードは、個別の項目についての情報の集まりです。レコードの属性は列で表されます。リレーショナルデータベース管理システムは、あるテーブルの特定の列のデータをキーにして、別のテーブル上の追加データを検索します。
頭字語: RDBMS
レコード
名前とデータ型を持つフィールド (要素) の集まりであるデータ構造。レコードの要素は、異なるデータ型の情報を持ち、名前によりアクセスされます。要素の集合としてレコードをアクセスでき、個々の要素にアクセスすることもできます。
レポート
レポートを使用して、データベースのデータを通常は用紙に出力します。レポートは、物理プリンタ、ディスプレイまたはファイルなどのデバイスに送ることができます。
ローカライズ
国ごとの要件を満たすことを目的とした派生製品
ログ
動詞: コンピュータシステム上で実行されるトランザクションまたは作業の記録を作成すること。名詞: コンピュータシステム上で実行されるトランザクションまたは作業の記録。
ロケール
システムで使用するキャラクタセットおよび言語
暗号化
権限のないアクセス (特にデータ送信の間) を防止するためにデータを符号化する処理。通常、暗号化されたデータを復号化するための鍵が必要です。
依存関係
PMC におけるソリューション間の関係。依存関係は、PMC ソリューションのメタデータの一部であり、PMC 配布側で定義されます。依存関係により、PMC ソリューションが PMC 受取側において適切な構成および順序でインストールされることが保証されます。

次の値は、ソリューション間の依存関係タイプを示します。

次の 3 つの依存関係タイプがあります。

あるソリューションが他のソリューションに依存する場合、依存先のソリューションがすでにインストール済か、または一緒にインストールする場合にのみ、そのソリューションをインストールできます。

パッチ間には、同じ依存関係タイプが存在します。説明を分かりやすくするため、ソリューションについてのみ触れていますが、パッチについても同様です。ただし、パッチには、事後要件タイプは適用されません。

演算子
1 つ以上の要素に作用する操作を示す、記号またはその他の文字
会社
データを別個に LN に保存する手段。会社ごとに、独自のデータを持つ独自のテーブルがあります。

例: 複数の異なる会社の品目マスタテーブルに品目コード 「X」 を持つ品目を保存できます。各会社では、この品目コード 「X」 を異なるデータに対応させることができます。

注意

会社番号 000 は、Enterprise Server のデータを保存するために Infor が予約しています。

改訂管理システム
スクリプト、ライブラリ、インクルードおよびレポートスクリプトの改訂を保存するために、ツールが使用するツール
頭字語: RCS
開発 VRC
PMC において、エクスポート VRC から派生した物理 VRC。変更処理時に、チェックアウトされたソフトウェア構成要素がこの VRC に一時的に保存されます。
概要セッション
1 つのタイプの使用可能な要素またはレコードと、その詳細の一部 (フィールド) をリストするセッション。概要セッションを使用して、レコードを表示、ソート、追加、変更、コピーおよび削除することができます。

レコードを追加または変更する際には、通常は、詳細セッションが開始されます。場合によっては、概要セッションを使用して直接、レコードを追加および変更することができます。

該当するメニュー
コマンドは、表示参照、およびアクションメニューを通じて配信されるか、ボタンとして表示されます。以前の LN および Web UI リリースでは、これらのコマンドは特定メニューにありました。
拡張
特定のビジネス分野の要件を満たすことを目的とした派生製品
監査
監査証跡を作成すること。監査証跡とは、データレコードなどの情報が LN データベースに入力されてから削除されるまで、その情報に影響するすべての活動を記録するものです。
監査サーバ
監査証跡を作成するプログラム
監査タイプ
フィールドを監査するタイミングを定義する設定

フィールドの監査を 「常時」 行うか、「変更時」 のみ行うかを選択できます。

  • フィールドを 「常時」 監査する場合には、そのフィールドの値やその他の監査対象フィールドの値が変更されるたびに、そのフィールドが記録されます。
  • フィールドの 「変更時」 に監査する場合には、そのフィールド自体の値が変更されたときのみ、そのフィールドが記録されます。
監査データディクショナリ
ある時点でのデータディクショナリ内の監査対象テーブルの定義の情報。順序ファイルが作成されるとき、監査 DD は順序ファイルのヘッダに保管されます。データディクショナリがその情報に影響を及ぼすほど変更されると、順序ファイルが新たに作成され、監査 DD も新たに追加されます。
監査プロファイル
特定の会社、テーブル、およびフィールドに対して構成される監査設定のグループ
監査ホスト
その上で監査サーバが動作しているシステム
監査管理
監査プロセスを制御する管理システム。監査管理は、たとえば監査証跡を作成する必要があるデータベーステーブルを指定するために、また監査証跡のデータを保存する場所を指定するために使用できます。
監査証跡
データベース内のデータレコードなどの情報に影響を及ぼす活動を、一定間隔ですべて追跡する手段。情報は監査ファイルに保存されます。
監査分類
監査プロファイルのグループ。同じ機能領域の監査プロファイルをグループ化するために使用します。
関数
プログラムスクリプトの一部を構成するプログラムコードの部分

関数とは、その関数が書かれたプログラム、または別のプログラムに対するタスクを実行できる自己完結型のソフトウェアルーチンのことです。

基準 VRC
PMC において、一意の方法で製品を識別する手段。配布側の更新版には、基準 VRC 識別子が用意されています。基準 VRC には、関連のマスタ製品をインストールする物理 VRC のコードを含められますが (B61_a など)、物理 VRC に関連しないコードにすることもできます (7.6_a_tt など)。受取側では、更新 VRC はすべて基準 VRC 識別子にリンクしています。インストール処理で、更新版の基準 VRC 識別子が更新 VRC の基準 VRC 識別子と一致するかどうかが検査されます。一致しない場合は、その更新 VRC に更新をインストールできません。
基準 VRC 結合
基準 VRC 結合は、PMC 配布側で定義され、一連の関連する基準 VRC で構成されます。基準 VRC 結合によって、基準 VRC 間の相互要件の作成が制御されます。相互要件は、同じ基準 VRC 結合に属する基準 VRC 間のみで定義できます。基準 VRC 結合によって、基準 VRC 間の不必要な相互要件の作成を防ぐことができます。
基準言語
アプリケーションデータの表示に使用するフォールバック言語

LN では、次のフォールバックメカニズムを使用します。

  1. LN アプリケーションデータは、ユーザデータに指定されているデータ言語で表示する
  2. ユーザデータにデータ言語が指定されていない場合、LN はソフトウェア言語にリンクされたデータ言語でアプリケーションデータを表示する
  3. ソフトウェア言語にリンクされたデータ言語がない場合、基本言語でアプリケーションデータが表示されます。
起動メニュー
LN の開始後に表示される最初のメニュー

起動メニューコードは次のものから構成されます。

  • パッケージコード
  • モジュールコード
  • メニューコード
疑問符ボタン
マウスポインタを疑問符に変更します。コマンドを簡潔に説明するポップアップヘルプを表示するには、疑問符のポインタでメニューコマンド、コマンドボタン、またはツールバーボタンをクリックしてください。

フィールドヘルプを表示するには、疑問符のポインタでフィールドをクリックしてください。

共通のユーザデータ
ユーザグループにとって類似しているユーザデータの一部。権限データはこの定義に含まれません。ユーザ権限はAuthorization Management Systemで定義します。
共有メモリ
共通使用を目的とした物理メモリの一部。プログラムは共有メモリを介して相互に通信します。共有メモリを使用すると、ここにロードされている構成要素に高速でアクセスできます。アプリケーションを起動する前に、共有メモリを初期化し設定しておく必要があります。共有メモリを使用するための必要条件は、ハードウェアが共有メモリをサポートしていること、および自由に使用できる内部メモリの容量が十分であることです。

次の構成要素を共有メモリにロードできます。

  • レポートオブジェクト
  • プログラムオブジェクト
  • テーブル定義
結合フィールド
同じtableの複数の子フィールドの組合せ
権限
LN におけるさまざまなオブジェクトへのアクセスを制限する一連の使用許可。たとえば、セッション、テーブルおよび会社へのアクセスを拒否できます。
権限管理システム
通常ユーザのアクセス権を定義する LN の権限システム。ユーザは、組織内の同じ役割または副役割を担うユーザグループに割り当てられます。LN はグループ内の個別ユーザではなく、ユーザグループの役割に権限をリンクさせます。
頭字語: AMS
元の VRC
修正する必要のあるソフトウェア構成要素を含む VRC。これらのソフトウェア構成要素は、development VRC で変更されます。
言語番号
言語コードを 0 ~ 61 の数字に変換したもの。言語番号を使用すると、言語コードの大文字と小文字の使用によって発生する問題が解消されます。言語コードは、次の規則によって言語番号に対応します。すなわち、言語コード範囲 0 ~ 9 は言語番号範囲 0 ~ 9、a ~ z は 10 ~ 35、A ~ Z は 36 ~ 61 にそれぞれ対応します。

言語コード b = 言語番号 11、言語コード B = 言語番号 37

顧客
カスタマイズしたソフトウェアパッケージを識別するコード。たとえば B61O_a_cus1 の場合、「B61O」 はバージョン、「a」 はリリース、「cus1」 はカスタマイズしたソフトウェアの顧客拡張を表します。
更新
PMC において、更新とは、安全かつ適切な方法で更新をインストールするために必要な PMC メタデータを含む、変更済のソフトウェア構成要素のセットです。更新には、補正変更または機能強化が含まれる場合があります。

更新は、次の 4 つの構成で配布することができます。

  • ソリューション
  • コレクション
  • パッチ
  • サービスパック
更新 VRC
更新がインストールされる PMC 受取側の物理 VRC。どの更新 VRC にも基準 VRC がリンクされています。
更新タスク
特定の会社について、更新プログラムを実行すること
更新プログラム
LN の最新フィーチャーパックをインストールした後に、特定のテーブルを更新するためのロジックを含む DLL
構成要素管理
ソフトウェア構成要素を他のユーザが変更できないように、開発者がロックするために使用するシステム
参照
次を参照してください: テーブル参照
参照タイプ
参照を定義する手段
  • ハード
    参照タイプがハードである場合、参照はテーブル定義で定義されます。この参照タイプが最も一般的です。
  • ソフト
    参照タイプがソフトである場合、参照はテーブル定義では定義されず、プログラムスクリプトまたはダイナミックリンクライブラリにプログラムされます。
参照テーブル
テーブルフィールドの参照先となるテーブル

品目 – 一般テーブルのいずれかのフィールドが生産国 (coor) フィールドになります。このフィールドには、国コードを指定できます (空にしておくこともできます)。国コードはテーブルに保存されます。この接続を制御するため、品目 - 一般テーブルの生産国テーブルフィールドには、テーブルへの参照が設定されています。

品目 – 一般は 「参照元のテーブル」 で、は 「参照テーブル」 です。

参照モード
参照によってテーブルフィールドの内容を制限する方法

参照は、次の参照モードのいずれかに設定できます。

  • 必須
    フィールドには、参照テーブルに存在するコードを入力する必要があります。
  • 空でなければ必須
    フィールドは空にすることができます。空でない場合には、参照テーブルに存在するコードを入力する必要があります。
  • 必須ではない
    フィールドには、参照テーブルに存在しないコードを入力することができます。参照は、問合せを迅速に処理するためにのみ役立ちます。
参照元のテーブル
別のテーブルを参照するフィールドを持つテーブル

品目 – 一般テーブルのいずれかのフィールドが生産国 (coor) フィールドになります。このフィールドには、国コードを指定できます (空にしておくこともできます)。国コードはテーブルに保存されます。この接続を制御するため、品目 - 一般テーブルの生産国テーブルフィールドには、テーブルへの参照が設定されています。

品目 – 一般は 「参照元のテーブル」 で、は 「参照テーブル」 です。

子フィールド
結合フィールドの一部であるテーブルフィールド。結合フィールドには、同じテーブルフィールドの子フィールドである 2 つ以上のテーブルフィールドがあります。
事後要件
事後要件の主な目的は、不適切なソリューションのインストールを防ぐことです。一般に、事後要件は、以前の不適切なソリューションから、新しく適切なソリューションへのリンクとなります。
事前要件
事前要件は主に、ソリューションがインストールされる順序を案内します。一般に、事前要件は、新しいソリューションから以前のソリューションへのリンクとなります。事前要件は、最も一般的な依存関係タイプです。一方のソリューションが他方のソリューションよりも前にインストールされていなければならない場合に、この 2 つのソリューションの間に事前要件の依存関係が存在します。この場合、最初のソリューションは他方のソリューションに対する事前要件となります。通常、あるソリューションと以前のソリューションに共通する構成要素が 1 つ以上存在する場合、これらのソリューション間に事前要件の依存関係が存在します。事前要件の依存関係は、同じ基準 VRC のソリューションに対してのみ作成できます。
評価に基づいて結果を出す記号の組合せ。たとえば、識別子、値、演算子などです。結果の値を変数に割り当てたり、引数として渡したり、制御ステートメントでテストしたり、別の式で使用したりすることができます。
失効
セッションやテーブルなどのソフトウェア構成要素が、ある VRC で失効に設定されている場合、その VRC や、構成要素が失効に設定されている VRC から派生したそれ以降の VRC では、その構成要素を使用できなくなります。

失効に設定されているソフトウェア構成要素でも、派生元の VRC では使用できます。

質問
選択応答を必要とする通知。たとえば、質問によって削除処理の確認または取消を要求することができます。質問への返答を促している処理は、その質問に応答しないと続行できません。質問は、選択肢がなく、必ずしも応答を必要としないmessageとは異なります。
主キー
tableのレコードの一意の ID
取引先
商取引の実行相手である当事者 (たとえば顧客や発注先)。自社の部署に対する顧客または発注先として振る舞う組織内の部署も取引先として定義できます。

取引先の定義には以下を含みます。

  • 組織の名前と主たる住所
  • 使用する言語と通貨
  • 税務および法務用の識別データ

取引先への対応はその連絡先を介して行います。取引先の状況によって取引を実行できるかどうかが決まります。取引タイプ (販売オーダ、請求書、支払、出荷) は取引先の役割によって定義されます。

受取側のソリューション状況
次の状況は、ソリューションまたはパッチのインストールまたはアンインストールの進捗状況を示します。

これらの状況は受取側でのみ使用します。配布側で使用する配布側のソリューション状況と混同しないようにしてください。

  • 有効
    ソリューションまたはパッチはシステムで走査され、有効な状態です。
  • インストール可
    ソリューションまたはパッチはチェックされ、インストール可能です。
  • 保存中

    構成要素のバックアップを保存中です。

    この状況はパッチには適用できません。

  • インストール中
    インストール処理中に、ソリューションまたはパッチはこの状況になります。
  • インストール済
    ソリューションまたはパッチがインストールされています。
  • アンインストール可
    アンインストールするソリューションまたはパッチをチェック済みです。
  • アンインストール中
    アンインストール処理中に、ソリューションまたはパッチはこの状況になります。
順序ファイル
監査証跡 (の一部) を保存するファイル
詳細セッション
関連する概要セッションで選択されたライン (レコード) のすべての詳細 (フィールド) を表示するダイアログボックス。詳細セッションを使用して、1 つのレコードのデータを表示、入力または変更します。

詳細セッションは関連するフィールドをグループ化するために複数のタブを含むことができます。

上書きソリューション
上書きソリューションは、少なくとも 1 つまたは複数の無効ソリューションに含まれているものと同じソフトウェア構成要素を持つソリューションであり、いずれの無効ソリューションにも含まれないその他のソフトウェア構成要素を持つことができます。

次の条件に一致する場合、ソリューションは別のソリューションに取って代わります。

  • 上書きソリューションに少なくとも他のソリューションのすべての構成要素が含まれている場合。
  • 上書きソリューションにそれらの構成要素の新バージョンが含まれている場合。
  • 無効ソリューションがまだインストールされていない場合。無効ソリューションがすでにインストールされている場合には、上書きソリューションの効果は何もありません。
製品のメンテナンスと管理
製品のメンテナンスと管理 (PMC) は、顧客による LN システムの更新管理を支援するツールです。

この PMC ツールを使用することによって、顧客の LN システムに対するすべてのパッチの完全性を検証し、カスタマイズに対する支障の可能性をチェックして、依存関係を検出することができます。

これらの機能によって、各ソフトウェアパッチとサービスパックを完全かつ正確にインストールできます。また、この PMC ツールを使用することによって、顧客が使用できるサポートの品質が高まります。

PMC は、PMC 配布側部分とPMC 受取側部分で構成されます。

頭字語: PMC
双方向言語サポート
右から左に読んだり書いたりする言語をサポートするために必要な機能。たとえばアラビア語やヘブライ語などに対応します。
相互要件
一般に、相互要件は、標準製品と派生製品のソリューション間で定義されます。相互要件により、関連製品の更新 VRC が同じ VRC 結合にリンクされるという条件で確実に関連製品が同時更新されます。インストールの順序は関係ありません。各ソリューションは、同じ基準 VRC を持つことも、異なる基準 VRC を持つこともできます。
属性
文字どおりには特性。データベースでは、フィールドの名前または構造はレコードの属性とみなされます。構造とはサイズとデータ型です。たとえば、LASTNAME、50 文字、テキスト、と表されます。画面表示では、文字の背景色と前景色、点滅、および下線を制御する、文字モードの各文字と共に保存される付加情報のことです。
第 8 ビットの除去
数値から第 8 ビットを除去する場合、2 進法表記の 8 桁目を削除することを意味します。
 1111 1110 (2 進法) = FE (16 進法) = 254 (10 進法) -> 111 1110 (2 進法) = 7E (16 進法) = 126 (10 進法) 

異なるシステム間 (たとえば NLS から TSS へ) で文字を変換する場合、8 番目のビットを削除して組込みの文字値を取得します。これはフォントを参照するために必要になる場合もあります。

単一レコード表示
関連する概要セッションで選択されたライン (レコード) のすべての詳細 (フィールド) を表示するダイアログボックス。詳細セッションを使用して、1 つのレコードのデータを表示、入力または変更します。

詳細セッションは関連するフィールドをグループ化するために複数のタブを含むことができます。

置換テーブル
2 つの列 (ソース記述の列と対象記述の列) から構成されるテーブル。LN で置換テーブルを使用して一括検索および置換を実行します。LN のソフトウェア構成要素の記述およびヘルプテキストは、置換テーブルのソース記述で検索され、見つかったソース記述は、対象記述によって置換されます。
長整数
-2147483648 ~ 2147483647 の範囲の任意の整数として、LN で指定されるデータ型
追加ファイル
XML スキーマファイルや GIF 画像などの一般的な構成要素。LN 6.0a 以降、追加ファイルは、特定のパッケージ、モジュール、およびパッケージ VRC に保存されるようになりました。
定期的ジョブ
複数回実行できるジョブ。定期的なジョブの場合、時間間隔またはカレンダーを指定する必要があります。必要ならばジョブを自動的に再起動することができます。
添付
選択したレコードに添付する文書を作成したり、表示したりできます。オブジェクトデータ管理を使用している場合は、品目、製造オーダ、およびサービスオーダなどの LN レコードに文書を添付できます。
統合セッション
セッションとセッションのフォームは、1 つのオブジェクトに統合されます。フォームは、セッションの副構成要素です。

統合セッションで、コピー、削除、チェックイン、チェックアウトなどの操作を実行すると、統合セッションのフォームでもその操作が実行されます。

非統合セッションのフォームは、別個のオブジェクトになります。

派生製品
親のマスタ製品から派生した製品。親製品には、LN6.1 のような Infor のメインバージョンなどがあります。一般に、派生製品には、親製品から変更された構成要素のサブセットと、場合によってはいくつかの新しいソフトウェア構成要素が含まれます。

派生製品は、次の 3 つに分類されます。

廃止ソリューション
廃止ソリューションは、サービスパックをインストールするときに、PMC 受取側で更新の同期を管理するための管理支援です。廃止ソリューションには、ソフトウェア構成要素は含まれません。
配布側のソリューション状況
次の状況は、ソリューション、コレクション、およびパッチのメンテナンスの進捗状況を示します。説明を分かりやすくするため、ソリューションについてのみ触れていますが、例外が明記されていない限り、いずれの説明もコレクションおよびパッチに適用されます。

このソリューション状況は、配布側でのみ使用します。状況変更の履歴は、更新履歴テーブルに記録されます。

配布側でメンテナンスしたソリューションと、受取側でインポートしたソリューションを区別するため、ソリューションをインポートするときに状況が消去されます。この点はパッチの場合も同様ですが、コレクションには当てはまりません。理由は、コレクションがそれ自体として受取側で認識されないためです。受取側では、コレクションに含まれるソリューションのみが認識されます。

  • 作業中
    作成中のソリューションの初期状況
  • 依存関係定義済
    さまざまなソリューション間の依存関係が定義されており、ソリューションをエクスポート可能です。自動的に作成できない依存関係を作成する場合もあるので、この状況はマニュアルで選択する必要があります。
  • エクスポート済
    ソリューションはエクスポートされています。この状況はシステムによって処理されます。この状況をマニュアルで設定することはできません。ただし、状況が 「エクスポート済」 のソリューションを 「作業中」、「解決済」、「完了」、または 「依存関係定義済」 に戻すことはできます。エクスポート済のソリューションで何かを変更した場合、状況は常に 「依存関係定義済」 に戻ります。この場合、ソリューションを再びエクスポートする必要があります。ソリューションを発行するには、状況が 「エクスポート済」 でなければなりません。
  • 発行済
    ソリューションが発行されています。これは、ソリューションが凍結していることを意味します。このソリューションには、それ以上変更を加えることができません。ソリューションを発行するには、状況を 「エクスポート済」 から 「発行済」 に変更し、この状況でソリューションを保存する必要があります。
配列
同じ名前を持つ同じタイプのデータ項目のリスト。配列の要素は、配列名とインデックス式から構成される式で参照できます。多次元配列はテーブルのデータ保存のために使用されます。
販売製品
顧客に配布できるツール、ディレクトリ、またはセッション群
非同期通信
プロセス間の通信。この場合、メッセージを送信したプロセスは、受信プロセスからの応答を予期したり待ったりしません。
標準プログラム
次を参照してください: 4GL エンジン
標準時間
時間/日付フォーマット。日付と時刻は、標準時間フォーマットで保存されます。日付も時刻も、標準時間ロングフォーマットと呼ばれる単一の long 整数で保存されます。この整数は、1970 年 1 月 1 日 0:00 時 (標準時間) 以降の秒数で表されます。
頭字語: 標準時間
標準時間
次を参照してください: 標準時間
浮動小数点数
浮動小数点数を保存できる変数の宣言に使用するデータ型名。浮動小数点数とは、最大 15 桁の有効数字 (8 バイト) からなる、小数点を含む任意の数字です。
複数レコード表示
1 つのタイプの使用可能な要素またはレコードと、その詳細の一部 (フィールド) をリストするセッション。概要セッションを使用して、レコードを表示、ソート、追加、変更、コピーおよび削除することができます。

レコードを追加または変更する際には、通常は、詳細セッションが開始されます。場合によっては、概要セッションを使用して直接、レコードを追加および変更することができます。

複製
次を参照してください: データの複製
物理会社
データが実際に保存されている会社。論理会社のテーブルを、物理会社の対応するテーブルにリンクすることができます。
文字列
読取り可能なテキストを表現する一連の文字からなるデータ構造
無効ソリューション
無効ソリューションは、すべてのソフトウェア構成要素が別の、いわゆる上書きソリューションにも含まれていると言えるソリューションです。
問合せ
データベースから情報を取り出し、レポートにその情報を表示する処理
役割
ユーザの視点では、組織内の機能または機能の一部。たとえば、マネージャ、秘書などです。権限の視点では、ユーザグループの識別名。1 つの役割に複数の副役割を含めることができます。
用語集
LN で使用される用語の定義
用紙タイプ
プリンタで使用する特定の用紙タイプ。用紙タイプはプリンタの用紙タイプに対応していなければなりません。
要素
たとえば、品目、取引先、通貨など、LN で定義された項目のために使用する一般用語。要素の詳細は、レコードとしてデータベースに登録されます。概要セッションでは、各要素またはレコードは 1 行で表されます。
論理プリンタ
論理プリンタはプリンタデバイスのセットです。環境によっては、数台のプリンタが互いに接近して配置されている (同じ部屋またはフロア) ことがあります。それらのプリンタを論理プリンタとしてグループ化することができます。出力が論理プリンタに指示されると、プリンタデーモンが各プリンタの用紙タイプをチェックします。プリンタデーモンは自動的に必要な用紙タイプを持つ最初のプリンタに出力を指示します。
論理会社
アプリケーションで参照される会社。LN のセッションおよびプログラムスクリプトでは論理会社を使用するので、実際にテーブルを保存している物理会社の情報は必要ありません。

最も単純な場合では、論理会社のテーブルが、その論理会社と同じ会社番号を持つ物理会社にリンクされます。その場合、論理会社と物理会社は同じ会社になります。論理テーブルリンクを使用する場合、論理会社のテーブルは、別の会社番号を持つ物理会社にリンクされます。