顧客定義フィールド (ttadv4591m000)

セッションの目的:  顧客定義フィールドを定義します。

関連トピック

 

パッケージコンビネーション

顧客定義フィールドが定義される必要があるパッケージコンビネーション

テーブル

顧客定義フィールドが定義される必要があるテーブル

フィールド名

顧客定義フィールドの名前。この名前はテーブルの列の作成に使用されます。

注意

データディクショナリでは、名前に接頭辞として 「cdf_」 が付けられます。そのため、たとえば、フィールド名が 「fld1」 で、テーブルが 「tdsls400」 の場合、フィールド名は 「tdsls400.cdf_fld1」 になります。

複数言語

このチェックボックスがオンの場合、フィールドに複数のデータ言語でアプリケーションデータを格納できます。

注意

このフィールドが表示されるのは、複数言語機能が有効で、少なくとも 2 つのデータ言語がランタイムで使用可能な場合のみです。

クラウドで LN を実行している場合は、複数言語フィールドサポートの設定 (CE) を参照してください。

オンプレミスで LN を実行している場合は、複数言語フィールドサポートの設定 (OP) を参照してください。

複数言語フィールドは、文字列データ型のフィールドに対してのみ使用できます。既存のドメインを使用する場合、ドメインはマルチバイト文字列でなければなりません。

複数言語は次のフィールドでは使用できません。

  • 配列としてマークされ、要素の数が 1 より多いフィールド
  • 計算済としてマークされているフィールド
  • 関連テーブルを参照するフィールド
要素の数

フィールドが配列フィールドの場合は、配列の深さを指定します。つまり、同じ名前および特徴を持つテーブル内で、フィールドが出現する回数を指定します。

配列フィールドは、計算済フィールドや、テキストデータ型のフィールドでは使用できません。

ランタイム時に、顧客定義された配列フィールドは以下のような挙動を示します。

  • 配列フィールドのすべての個別要素が UI に追加されます。要素の最大数は 99 です。
  • すべての個別要素には、顧客定義フィールドと同じ記述があります。

要素を抑制するか、記述を変更するには、フォームの個人用設定を使用します。

指定可能な値

1-99

デフォルト

1

ラベル

顧客定義フィールドはラベルまたは固定の記述によって識別されます。

ラベルの場合は、ここにラベルコードを指定します。ラベルにはパッケージコードが含まれている必要があります。

制約:

  • ラベルは、リンクされたパッケージコンビネーションに存在する必要があります。
  • ラベルは、以下のいずれかのパッケージに存在する必要があります。
    • 定義済の顧客定義フィールドと同じパッケージ
    • tx パッケージ
  • ラベルは 「汎用」 タイプである必要があります。
  • 高さ 1 のラベルのみを入力できます。
注意

翻訳の観点から、顧客定義フィールドにリンクするのは、固定の記述ではなくラベルコードにすることを推奨します。

記述

顧客定義フィールドを識別するための記述

このフィールドは、ラベルフィールドが空白の場合のみ編集できます。ラベルフィールドにラベルコードが含まれている場合は、リンクされたパッケージコンビネーション内に存在する最長のラベルの記述が表示されます。それ以外の場合は、実際に指定された (固定の) 記述が表示されます。この記述は UI で使用されます。

データ型

顧客定義フィールドのデータ型

指定可能な値

指定可能な値

既存のドメインの使用

顧客定義フィールドには、指定の設定に基づいて生成されたドメイン、または既存のドメインを使用できます。既存のドメインを使用する場合は、ここにパッケージとドメインを指定します。

生成済ドメイン

CDF に生成済ドメインを使用する場合、このフィールドには生成されたドメインコードが表示されます。

文字列長

データベースの顧客定義フィールドの長さ。既存のドメインを使用する場合、選択したドメインの値が表示されます。

タイプが文字列のフィールドの長さのみを指定できます。

表示長

顧客定義フィールドの表示長。既存のドメインを使用する場合、選択したドメインの値が表示されます。

タイプが文字列のフィールドの長さのみを指定できます。

桁数 (小数点前)

整数データ型の場合、これは最大桁数です。数値データ型の場合、これは整数部の最大桁数です。

整数と数値のデータ型の場合はこのフィールドを指定します。既存のドメインを使用する場合、選択したドメインの値が表示されます。

小数点後の桁数

小数部の最大桁数

数値データ型の場合はこのフィールドを指定します。既存のドメインを使用する場合、選択したドメインの値が表示されます。

表示フォーマット

この顧客定義フィールド (CDF) のデータを表示するときにフォームおよびレポートで使用する表示フォーマット

整数、数値、および日付のデータ型の場合はこのフィールドを指定します。既存のドメインを使用する場合、選択したドメインの値が表示されます。

日付データ型の場合、表示フォーマットはレポートに影響します。セッションには影響しません。

リスト

リストデータ型の顧客定義フィールドの定数を含むリスト

初期値

チェックボックスまたはリストデータ型のデフォルト値

指定可能な値を次の表に示します。

データ型指定可能な値
チェックボックス

既存のドメインを使用する場合、チェックボックスとして表示されるドメイン (ttgfd4520m000) セッション内で定義された、オン/オフの値を指定できます。オフの値が初期のデフォルト値として使用されます。

標準ドメインを使用する場合、指定可能な値は、ttyeno 標準ドメインに基づき、YesNo に固定されています。

リスト 指定可能な値は、選択したドメインまたは指定済のリストコードに基づいています。どちらの場合でも、最初の定数が初期のデフォルト値として使用されます。

 

それ以外のすべてのデータ型では、初期値は空であり、編集不可能です。

参照テーブル

顧客定義フィールドが参照する関連テーブル (親テーブルとも呼ばれます)

注意:

  • 結合フィールドはサポートされていません。単一のフィールド参照のみが許可されます。
  • データ型がテキストのフィールドでは、参照データが自動的に入力されます。このデータは編集できません。

ズームオプションや参照テーブルの追加のフィールドを追加するために、拡張性機能を使用できます。

参照モード

参照レコードが参照テーブルに存在する必要があるかどうかを示します。

指定可能な値

必須参照レコードが参照テーブルに存在する必要があります。
空でなければ必須(デフォルト) 必須と同じですが、参照レコードを空にできます。

 

参照メッセージ

参照テーブルに関連レコードが存在しない場合に表示されるメッセージ

チェックの削除

このチェックボックスがオンの場合、子のいずれかが親を参照している場合、親の削除が制限されます。

このチェックボックスがオフの場合、親が削除されている場合、この親を参照する子レコードへのチェックと処理は行われません。この場合、データベースの参照整合性は保証できません。

計算

このチェックボックスがオンの場合、顧客定義フィールドの値が式によって計算されます。使用できる式に関する情報については、式フィールドに関するオンラインヘルプを参照してください。

注意

CDF の計算済フィールドの機能は廃止されました。この機能の代わりに、アプリケーションの拡張性機能を使用することを強くお勧めします。詳細については、Infor LN Extensions Development Guide を参照してください。

顧客定義フィールドの値を計算するための式

このフィールドは、最大で 255 文字から成る式を指定できるフリー文字列フィールドです。計算結果は、選択したデータ型に合致している必要があります。計算値の保存には、すべての CDF データ型を使用できます。

例 1 - 整数データ型

CASE WHEN tedzw103.int1 > tedzw103.int2 THEN tedzw103.int1 ELSE tedzw103.int2 END

2 つのテーブルフィールドの値を比較して、最高値を戻します。

例 2 - チェックボックスデータ型

CASE WHEN tdsls401.pric>1000 THEN ttyeno.yes ELSE ttyeno.no END

テーブルフィールドの値に基づいてチェックボックスに値 (1=ttyeno.yes、2= ttyeno.no) が入力されます。

例 3 - 文字列データ型

trim(tdsls400.refa) & trim(ttdsls400.refb)

2 つのテーブル文字列フィールドを結合します。

注意

ランタイムで (のみ) 実際の確認が行われます。

内部使用

フィールドが内部用であるか、外部用 (外部レポートなど) であるかを示します。

有効

このチェックボックスがオンの場合、顧客定義フィールドが UI に表示されます。

使用可能

このチェックボックスがオンの場合、顧客定義フィールドが実際にランタイムで使用可能になります。

このフィールドは編集不可能であり、顧客定義フィールドのランタイムへの変換が正常に処理された後にのみ [Yes] に設定されます。

計算されたフィールドについては、フィールドがランタイムに変換されていないドメインにリンクされている場合、ランタイムへの変換が必要となります。したがって、フィールドは自動的に [Yes] に設定されるとは限りません。

起源

このフィールドには、Manual および From PMC の 2 つの値を指定できます。

  • マニュアル

    顧客定義フィールドは顧客定義フィールド (ttadv4591m000) セッションで作成され、PMC ソリューションによって上書きされません。テーブルが新しい PMC ソリューションで上書きされるときは、この顧客定義フィールドは削除されません。ただし、このソリューションに、同じテーブルで同じ名前を持つ顧客定義フィールドがあると、ソリューションは起源の値 From PMC を受け取ります。

  • PMC から

    PMC ソリューションから受け取った顧客定義フィールド。この顧客定義フィールドを含まない新しい PMC ソリューションでテーブルが上書きされると、この顧客定義フィールドは削除されます。顧客定義フィールドのインポート (ttadv4292m000) セッションでこのフィールドを上書きする場合、起源の値は From PMC のままです。

 

ランタイムへ変換

指定した変更をランタイムに実際化するランタイムデータディクショナリへの変換 (ttadv5215m000) セッションを開始します。

出力

顧客定義フィールド関連データの出力を可能にする顧客定義フィールドの出力 (ttadv4491m000) セッションを開始します。

リスト

リストおよびリストの定数の指定を可能にするリスト (ttadv4592m000) セッションを開始します。