レポートを編集するには

注意

以下のセクションでは、レポートを編集するために必要なセッションについて説明します。ただし、これらのセッションの詳細についてすべて説明しているわけではありません。セッションの詳細については、Infor Web Helpを参照してください。

レポート入力フィールドを編集するには

レポートでは、レポート入力フィールドの作成、編集、削除ができます。

レポート入力フィールドでは、レポートに表示されるデータを定義します。レポート入力フィールドとして、プログラムスクリプトから任意の値を使用できます。

以下の場合に、フィールドをレポート入力フィールドとして追加できます。

  • フィールドがテーブルフィールドであり、プログラムスクリプトで選択されている
  • フィールドが変数であり、プログラムスクリプト (またはライブラリ) で定義されている
注意

変数はレポートスクリプトで定義できます。レポートスクリプトの変数を出力式で使用して、変数値を出力できます。ただし、レポートスクリプトの変数をレポート入力フィールドとして定義することはできません。

レポート入力フィールドを作成するには

  1. レポート (ttadv3530m000) セッションで、編集するレポートを選択します。
  2. 適切なメニューの入力フィールド...をクリックします。レポート入力フィールド (ttadv3532m000) 概要セッションが開始されます。
  3. レポートにレポート入力フィールドがない場合は、新規作成をクリックしてレポート入力フィールドを追加します。詳細セッションが開始されます。
  4. レポート入力フィールドを入力するか、「ズーム」 アイコンをクリックしてテーブルフィールドを表示します。フィールド名フィールドにテーブル ID を入力すると、正しいテーブルフィールドが簡単に検索できます。
  5. ダイアログを完了します。変更を保存してダイアログを閉じます。
レポートレイアウトを編集するには

通常、LN レポートには 「ヘッダ」、「フィールド前」、「詳細」 などの複数のレポートレイアウトが含まれています。

レポートレイアウトは、レポートのフィールドと、レポート行内のそれらのフィールドの位置を指定します。レポートレイアウトは、レポート入力フィールドから処理されるデータに従って実行します。

レイアウトの種類については、レポート を参照してください。

レポートレイアウトを表示するには

レポートには複数のレイアウトを使用できます。レポートのレイアウトを表示するには、レポート (ttadv3530m000) セッションでレイアウトをクリックするか、適切なメニューのレイアウトコマンドをクリックします。レポートレイアウト (ttadv3531m000) セッションが開始されます。レポートのレイアウトが表示されます。

すべてのレイアウトを編集するには

レポートの内容や位置を変更するには、レイアウトを編集します。

すべてのレイアウトを編集するには、レポートレイアウト (ttadv3531m000) セッションで、適切なメニューの全レイアウトの編集コマンドをクリックします。レポートレイアウトエディタが開始されます。

全レイアウトの編集

全レイアウトの編集

レイアウトエディタには多数のオプションが含まれています。ここにその一部を紹介します。ヘルプオプションを表示するには、ヘルプメニューのヘルプをクリックします。

主な編集タスクは、フィールドやラベルの移動、ボックスの描画、およびレポートフィールドの作成です。

フィールドやラベルを移動するには

列を配置したり、他のデータフィールドの場所を確保するために、フィールドやラベルを移動する必要があります。フィールドやラベルを移動するには

  1. フィールドまたはラベルを選択します (ダブルクリックしないでください)。
  2. マウスボタンを押しながらマウスをドラッグするか、矢印キーを使用して、フィールドをレイアウトの別の場所に配置します。
  3. 目的の場所にフィールドをドロップします。矢印キーを使用する場合は、Esc キーを押す必要があります。

ラベルの移動のほか、場合によっては、ラベルの長さを変更したり、列幅に収まるように短いラベルを新規作成する必要があります。

レポートフィールドを作成または編集するには

レポートフィールドは、エディタで大文字の F (FFF) で表されます。

レポートフィールドを作成するには

  1. 新しいフィールドを作成する場所の左上にカーソルを置きます。
  2. 編集メニューのフォームフィールドをクリックします。または、CTRL + F を同時に押します。レポートフィールド (ttadv3134s000) セッションが開始されます。
  3. 出力式を入力します。出力式には以下のものがあります。
    • レポート入力フィールド
    • レポートスクリプトの変数
    • 1 つまたは複数の他の入力フィールドからの計算式 (またはレポートスクリプトの変数)
  4. 残りのレポートフィールドオプションを、表示条件、およびフォントタブで指定します。

レポートフィールドを編集するには: フィールドをダブルクリックしてレポートフィールド (ttadv3134s000) セッションを開始します。ここで、フィールドのプロパティを変更できます。

ボックスやグラフィカルな文字を描画するには

レポートフィールドを追加した後、内容を入力し、列にデータを配置します。ボックスやグラフィカルな文字を使用して、データを列に配置します。

ボックスを描画するには

  1. ボックスの左上にカーソルを置きます。
  2. 編集メニューのボックス描画をクリックします。カーソルがプラス (+) 記号に変わります。
  3. ボックスの右下隅でカーソルをクリックします。これでボックスは完了です。
ボックス描画 - カーソルがプラス (+) 記号に変化

ボックス描画 - カーソルがプラス (+) 記号に変化

ボックスの描画完了

ボックスの描画完了

ボックスは隣接するラインに関係なく描画されます。

グラフィカルな文字を使用してラインやボックスを連結できます。

グラフィカルな文字を挿入するには

  1. モードメニューの図形の切替をクリックしてグラフィカルモードに入ります。
  2. 数字キーパッドを使用して適切な文字を選択します。下図を参照してください。縦線にはパイプ (|) キー、横線にはハイフン (-) を使用します。
  3. モードメニューの図形の切替をクリックしてグラフィカルモードを終了します。
数字キーパッドとグラフィカルな文字

数字キーパッドとグラフィカルな文字

レイアウトを作成するには

レイアウトを作成する一般的な理由は、以下のとおりです。

  • フィールドレイアウト前に副見出しを作成するため
  • フィールドレイアウト後に集約関数を使用して小計を計算するため
  • レポートレイアウト後に集約関数を使用して総計を作成するため
  • 追加の詳細レイアウトで新しいラインにオプションの詳細情報を出力するため

レイアウトを作成するには

  1. レポートレイアウト (ttadv3531m000) セッションで、新規作成をクリックします。レポートレイアウト (ttadv3131s000) 詳細セッションが開始されます。
  2. レイアウト情報を入力します。
  3. レポートエディタでレイアウトを編集します。新しいレイアウトに必要なフィールドやラベルを配置します。

品目は品目グループ別に出力されます。各品目グループの終わりに小計が表示されます。

これを達成するには、以下のことを行う必要があります。

  • レコードが品目グループ別にソートされていることを確認します。レポート入力フィールドのプロパティで、「品目グループ」 フィールドのソートモードを定義します。
  • フィールド前レイアウトを追加します。レイアウトのプロパティで、「品目グループ」 フィールドを選択する必要があります。
  • レポートエディタを開始し、「品目グループ」 フィールドとそのラベルを新しいフィールド前レイアウトに配置します。
  • フィールド後レイアウトを追加します。レイアウトのプロパティで、「品目グループ」 フィールドを選択する必要があります。
  • レポートエディタを開始し、必要な小計をフィールド後レイアウトに配置します。
    • 例: 「手持在庫」 フィールド (cxoes020.stoh) の小計を配置するには、フィールド後レイアウトに cxoes020.stoh フィールドを配置する必要があります。フィールドのプロパティで 「合計」 集約関数を選択する必要があります。
品目グループごとの小計を含むレポート

品目グループごとの小計を含むレポート

レポートスクリプトを編集するには

レポートスクリプトではレポートの処理をカスタマイズできます。

レポートスクリプトには、レイアウトに対応するセクションがあります。セクションはレイアウトの前か後で処理できます。レポートスクリプトは、レポートをコンパイルするときに一緒にコンパイルされます。

レポートスクリプトの詳細については、以下を参照してください。

  • レポートスクリプト
  • Infor ES Programmer's Guide の 「Report Script Features」レポートで使用される定義された変数もリストされます。

レポートスクリプトを編集するには、レポート (ttadv3530m000) セッションを使用します。