セッション

セッションはひとつの作業単位を実行するものです。セッションはデータの表示、編集、処理に使用されます。各セッションにはコードがあります。セッションコードはセッションウィンドウのステータスバーに表示されます。セッションは、フォームやオブジェクトなど、連動する複数のコンポーネントで構成されています。セッションオブジェクトはコンパイル済 UI スクリプトです。

概要セッションと詳細セッション

概要セッションには、テーブルの複数の行がグリッドで表示されます。概要セッションは同じテーブルの複数のレコードを表示するので、「複数表示」 セッションとも呼ばれます。スクロールバーを使用すると、グリッドに表示されている現在の行の上下の行を見ることができます。セキュリティ権限に従って、グリッドのエントリを挿入、編集、コピー、または削除できます。

概要セッション

概要セッション

詳細セッションは 1 つの行を表示するので、単数表示セッションとも呼ばれます。詳細セッションは、概要セッションから挿入、編集、またはコピーを行うときに表示されます。詳細セッションを使用すると、個々のフィールド値を編集して変更を保存できます。追加のオプションが存在して、ボタンやアイコン、特定のメニューオプションを使用して実行できることもあります。

同期

詳細セッションは概要セッションの同期ダイアログです。同期セッションは連動します。

  • 詳細レコードが変更され、概要セッションのフォームに同じフィールドがある場合は、概要セッションにも変更が反映されます。
  • 概要セッションでレコードを選択すると、選択されたレコードが詳細セッションに表示されます。

通常、概要セッションと詳細セッションは 2 つの別のセッションです。ただし、概要セッションと詳細セッションが同じ場合もあります。たとえば、従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションは概要セッションとしても詳細セッションとしても実行できます。概要セッションに表示するフィールドと、詳細セッションに表示するフィールドを指定するには、フォームエディタを使用します。

従業員 - 一般 (tccom0101m000) - 概要セッション

従業員 - 一般 (tccom0101m000) - 概要セッション

従業員 - 一般 (tccom0101m000) - 詳細セッション

従業員 - 一般 (tccom0101m000) - 詳細セッション

セッションの構造

セッションは、連動してタスクを実行するシステム構成要素の集まりです。各構成要素には、他の構成要素と区別するための一意の識別子またはコードがあります。システム構成要素には以下のものがあります。

  • フォーム
  • テーブル定義
  • レポート
  • チャート
  • コンパイル済 UI スクリプトであるオブジェクト
セッションの構成要素

セッションの構成要素

セッションを作成するには

セッションとフォームの作成と編集には、セッション (ttadv2500m000) セッションを使用します。このセッションは、セッションの主要構成要素のすべてにアクセスできるため、開発者のワークベンチとして機能します。詳細については、セッションを作成するにはを参照してください。

セッションとフォームの詳細については、Infor Web Help の以下のトピックを参照してください。

  • ダイナミックセッションとダイナミックフォーム
  • セッションの同期
  • 動的インデックス切り替えを実装するには
  • 複数メインテーブルセッション