グループ計画のパフォーマンス面

グループ計画機能はアプリケーションの対処時間に影響を及ぼすことがあります。以下のチェックリストを使用してグループ計画の設定を構成することで、機能の使用状況とアプリケーションのパフォーマンスを効率的に管理できます。

グループ計画のパフォーマンスのチェックリストセッション
1「経路基準」 のスケジューリングは 「時間基準」 のスケジューリングよりも時間を消費します。必要な計算の量が増えます。サービス計画パラメータtsspc0100m000
2「スラックの最小化」 オプションを使うと必要なシステムの対処時間が増えます。必要な計算の量が増えます。サービス計画パラメータtsspc0100m000
3「地理的基準」 のワークロード平準化は 「スケジュール基準」 のワークロード平準化より時間を消費します。地理的基準の平準化はいわゆる 「担当区域計画エンジン」 と関連アルゴリズムを活用します。サービス計画パラメータtsspc0100m000
4グループおよび活動セットの生成時に短い期間 (「日」 など) を使用すると、長い期間 (「月」 など) より時間を消費します。期間が短いとグループ/活動セットの数が増えます。サービス計画パラメータtsspc0100m000
5ワークロード平準化の反復数が多い場合 (10 など)、反復数が少ない場合 (5 など) より時間を消費します。サービス計画パラメータtsspc0100m000
6スキルに基づく資源配分は、サービスエンジニアに実際にスキルが割り当てられている場合にのみ使用します。そうでない場合、かなりの対処時間が無駄になります。サービス計画パラメータtsspc0100m000
7「資源カレンダーの計画活動」 にはシステム対処時間が余分にかかります。活動が割当済資源 (部署またはエンジニア) に基づいて再スケジュールされるためです。サービス計画パラメータtsspc0100m000
8提案された優先順位の値が異なるほど、提案された資源と割当資源に必要な対処時間が増えます。特に、[その他の計画グループに割当なし] という値はかなりの追加時間を必要とします。各資源の割り当て後、提案された資源計画の再計算が行われるためです。サービス計画パラメータtsspc0100m000
9カレンダーの資源の可用性をチェックすると、特に、あらゆる資源 (部署またはエンジニア) が独自のカレンダーを持っている場合は、かなりの量の追加の対処時間が必要です。LN のカレンダーのキャッシュ数は限られています。サービス計画パラメータtsspc0100m000
10距離計算方法に最適な値は、パフォーマンスという観点からは 「直線距離」 です。こちらの方が 「Bing マップ」 および 「Google マップ」 という値よりも必要な対処時間が少なくなります。後者の方法では、Web サービスを呼び出して計算を実行し、「直線距離」 は LN 4GL が直接実行するためです。サービス計画パラメータtsspc0100m000
11経路ロケーションの最大数は、1 つの経路に許可されたロケーションの絶対最大数を修正します。パフォーマンスを考えれば、グループまたは活動セットの経路のロケーション数は最小限にする必要があります。これは、1 つのグループまたはセット内の活動の数を制限することによっても管理できます。そうすると、パフォーマンスは選択した計画属性と、グループ計画にロードされる活動数に左右されます。サービス計画パラメータtsspc0100m000
12「参照ポイント」 属性に基づくグループ化は、標準オーダ属性 (販売先取引先など) の場合よりも対処時間がかかります。グループ計画ではまずオーダのロケーションに最も近い参照ポイントに基づいて、該当する参照ポイントを割り当てる必要があるためです。サービス計画パラメータ、属性グループ - 参照ポイントtsspc0100m000 tsspc0120m000
13グループ計画に読み込む活動の数が多いほど、グループと活動セットの (再) 計画に必要な対処時間は長くなります。計画の生成tssp3200m000
14少なくとも 1 つの 「並列」 計画属性を選択することで、グループ計画で十分な数のグループと活動セットに活動がグループ化されることを保証します。並列の属性を複数選択してもかまいませんが、パフォーマンスという観点からは最適でないことがあります。計画属性tsspc0100m000