発注先クレームライン (tscmm2110m000)

セッションの目的:  発注先へのクレームの対象および発注先からの弁償内容に関する実際のクレームライン詳細をメンテナンスします。このセッションには、特定の原価タイプの実際のクレーム詳細が保存されます。各クレームラインを個別に承認または拒否できます。このセッションでは、弁償用に承認された材料または原価に関する情報をメンテナンスできます。クレームが拒否された場合は、このセッションで、拒否理由および拒否テキストをメンテナンスできます。

Infor LN 品質との統合

[アクション] メニューの不適合レポートのリンクオプションを使用すると、不適合レポートをサービスオブジェクトにリンクできます。不適合レポート (qmncm1100m000) セッションが開始されます。このセッションで、不適合レポートをサービスオブジェクトにリンクできます。

[アクション] メニューの不適合レポートのリンク解除オプションを使用すると、「不適合」 レポートのリンクを解除できます。関連オーダ - 品質管理 (tsmdm4500m100) セッションが開始されます。このセッションで、リンクを解除するレポートを選択できます。

注意

不適合レポートオプションが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションで不適合レポートチェックボックスがオンの場合のみです。

不適合レポートをクレーム (ライン) にリンクできるのは、不適合レポートの品目 (シリアル番号付) と取引先の組合せがクレームラインの品目 (シリアル番号付) と取引先 (クレームヘッダで指定) の組合せと一致した場合のみです。

クレーム (ライン) の品目 (シリアル番号付) が定義されていない場合、Infor LN はヘッダの品目 (シリアル番号付) を考慮して、不適合レポートをフィルタリングします。実際、クレームの品目 (シリアル番号付) と取引先の組合せが不適合レポートの品目 (シリアル番号付) と取引先の組合せと一致した場合、クレームラインを不適合レポートにのみリンクできます。

クレーム (ライン) のシリアル番号付品目または取引先が修正された場合、不適合レポートはリンク解除されます。

 

クレーム

発注先クレームの一意のコード

注意

クレーム番号は、ユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションに定義されたシリーズにデフォルト設定され、クレームを記録しているユーザに割り当てられます。ユーザプロファイルがメンテナンスされていないか、クレームのシリーズがユーザプロファイルに設定されていない場合、ユーザプロファイルに設定されたサービス部署のクレームのシリーズがデフォルトで設定されます。

ライン状況

クレームラインの現在の状況。クレームライン状況が指定されます。この状況をマニュアルで設定することはできません。

ライン

発注先クレームライン番号

一般
設置
設置グループ

クレームの生成対象である (シリアル番号付) 品目の設置グループのコード

品目

設置の品目コード

シリアル番号
管理
クレーム対応方法

クレーム対応方法は、クレームに対する支払方法を示します。顧客に対して金銭的に補償するか、材料で補償します。

指定可能な値

クレーム対応方法

材料の返品必須

このチェックボックスがオンの場合、欠陥部品が顧客によって返品された後でのみクレームを承認できます。

見積の使用

このチェックボックスがオンの場合、クレーム処理で見積を使用できます。実際のクレーム金額の承認前に、見積クレーム金額が承認されなければなりません。

発注先クレーム必須の出力

このチェックボックスがオンの場合、クレーム手順の一部として発注先クレームを出力します。

確認

発注先から受け取った確認の状況

請求書に出力

請求額がゼロの場合の原価ラインの出力オプション

注意
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、請求原価は営業権と見なされます。
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、ラインの原価計算が行われた後、「請求」 の利用可能な請求書ラインが削除されます。

指定可能な値

請求書に出力

計測タイプ

計測を定義する計測タイプのコード

注意

このセッションで指定された品目が、計測タイプがリンクされたシリアル番号付品目グループの一部である場合、シリアル番号付品目グループ別計測タイプ (tsmdm0171m000) セッションで計測タイプを選択できます。それ以外の場合は、計測タイプ (tsmdm0165m000) セッションから計測タイプを選択できます。

明細
品目

発注先によって納入された品目

注意
  • 品目がシリアル番号なしで定義されている場合は、品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションで品目を定義する必要があります。
  • 原価タイプ外注に設定されている場合、タイプが外注サービスの品目を選択できます。
シリアル番号

クレームの生成対象である品目のシリアル番号

注意

このフィールドが有効になるのは、品目がシリアル番号付の場合のみです。

プロジェクト

発注先クレームラインの作成対象であるプロジェクト

注意
  • このフィールドが表示されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合のみです。
  • このフィールドが有効になるのは、クレームラインがまだ承認されていない場合のみです。
  • このフィールドが適用されるのは、次の場合のみです。
    • プロジェクトが指定されている
    • 指定された品目でプロジェクトペギングが許可されている
    • 複数の配分ラインを持つペグ配分がクレームラインにリンクされていない
  • 品目 (tcibd0501m000) セッションでクレームに指定された品目について、必須プロジェクトペグチェックボックスがオンの場合、値を指定する必要があります。
  • 指定されたプロジェクトは、次の場合にのみ有効です。
    • プロジェクトが TP プロジェクトである
    • プロジェクトの状況が 「クローズ」 に設定されていない
    • プロジェクトにアクセスできる
    • 発注先クレームヘッダおよびクレームラインで指定されたプロジェクトペグが、オリジナル伝票をコピーすることによって作成されていない場合は、常に発注先クレームヘッダから引き継がれます。
ペグ配分

発注先クレームラインのプロジェクトペグ配分が存在することを示します。

注意
  • このフィールドが表示されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合のみです。
  • このフィールドが有効になるのは、クレームラインがまだ承認されていない場合のみです。
  • プロジェクトが指定されており、クレームラインの原価タイプが材料でない場合、このチェックボックスはオフになります。
  • 次の場合、このチェックボックスがオンになります。
    • プロジェクトが指定されていない
    • プロジェクトペグ配分が存在する
    • クレームラインの原価タイプが材料である
プロジェクト要素

プロジェクトにリンクされている要素

注意
  • このフィールドが表示されるのは、次の場合のみです。
    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンである
    • プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000) セッションの要素チェックボックスがオンである
  • このフィールドが有効になるのは、クレームラインがまだ承認されていない場合のみです。
  • このフィールドが適用されるのは、次の場合のみです。
    • プロジェクトが指定されている
    • 指定された品目でプロジェクトペギングが許可されている
    • 複数の配分ラインを持つペグ配分がクレームラインにリンクされていない
  • 指定したプロジェクトにリンクされている要素を指定できます。
  • 品目 (tcibd0501m000) セッションでクレームに指定された品目について、必須プロジェクトペグチェックボックスがオンの場合、値を指定する必要があります。
  • 発注先クレームに指定されたプロジェクトおよび品目に基づいて、原価分割 - サービス材料費 (tppdm3103m000) セッションの要素がデフォルト設定されます。
  • プロジェクトペグデータを含む既存のクレームラインをコピーすることによってクレームが作成された場合、プロジェクトペグデータは既存のクレームラインからデフォルト設定されます。それ以外の場合、プロジェクトペグデータのデフォルト値は、発注先クレームとクレームラインで指定されたプロジェクトが同じ場合のみ、関連する発注先クレームから指定されます。
プロジェクト活動

プロジェクトにリンクされている活動

注意
  • このフィールドが表示されるのは、次の場合のみです。
    • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンである
    • プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000) セッションの活動チェックボックスがオンである
  • このフィールドが有効になるのは、クレームラインがまだ承認されていない場合のみです。
  • このフィールドが適用されるのは、次の場合のみです。
    • プロジェクトが指定されている
    • 指定された品目でプロジェクトペギングが許可されている
    • 複数の配分ラインを持つペグ配分がクレームラインにリンクされていない
  • 指定したプロジェクトにリンクされている要素を指定できます。
  • 品目 (tcibd0501m000) セッションでクレームに指定された品目について、必須プロジェクトペグチェックボックスがオンの場合、値を指定する必要があります。
  • 発注先クレームに指定されたプロジェクトおよび品目に基づいて、原価分割 - サービス材料費 (tppdm3103m000) セッションの要素がデフォルト設定されます。
  • プロジェクトペグデータを含む既存のクレームラインをコピーすることによってクレームが作成された場合、プロジェクトペグデータは既存のクレームラインからデフォルト設定されます。それ以外の場合、プロジェクトペグデータのデフォルト値は、発注先クレームとクレームラインで指定されたプロジェクトが同じ場合のみ、関連する発注先クレームから指定されます。
プロジェクトペグ発生元

プロジェクトペグの発生元

注意
  • このフィールドが表示されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価分割チェックボックスがオンの場合のみです。
  • このフィールドが有効になるのは、発注先クレームラインがまだ承認されていない場合のみです。
  • このフィールドが適用されるのは、発注先クレームラインがプロジェクトペギングされる場合のみです。
  • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価分割チェックボックスがオフの場合、このフィールドはデフォルトで適用なしに設定されます。このチェックボックスがオンの場合、このフィールドをマニュアルまたは原価分割に設定できます。
クレームライン記述

コードの記述または名称

タスク

タスクのコード

注意
  • このフィールドが適用されるのは、原価タイプ労務に設定されている場合のみです。
  • このフィールドは、タスク (tsmdm0115m000) セッションを基にデフォルト設定されます。
記述

コードの記述または名称

労務単価コード

労務単価のコード

記述

コードの記述または名称

原価構成要素

原価構成要素のコード。原価構成要素は、原価を分類するためのユーザ定義のカテゴリです。

記述

コードの記述または名称

クレーム
クレーム数量

発注先へ請求される数量

注意

原価タイプ材料に設定されている場合、このフィールドの入力は必須です。

単位

クレーム数量の計測に使用される単位

クレーム金額

発注先へ請求される金額

注意
  • 原価タイプ材料に設定されていない場合、このフィールドの入力は必須です。
通貨

クレーム金額を表す通貨

購買参照
購買参照システム

クレームの参照先となる、LN のオーダシステム。デフォルトで、このフィールドの値は適用なしに設定されます。

購買伝票タイプ

クレームの参照先となる選択した購買参照システムに関連する伝票のタイプ。購買伝票タイプはオーダまたは請求書のいずれかになります。

注意

デフォルトで、このフィールドには適用なしが表示されます。

購買伝票番号

クレームラインの参照先となる購買参照の番号。この番号はオーダ番号または請求書番号のいずれかになります。購買伝票タイプフィールドが適用なし以外の値に設定されている場合、このフィールドが有効になり、入力が必須になります。

購買伝票ライン

クレームラインの参照先となる購買伝票のライン番号

購買伝票連番

クレームラインの参照先となる購買伝票の連番

承認
承認済
承認済数量

クレームについて承認された数量

注意
  • 発注先クレーム (tscmm2600m000) セッションのクレームライン品目がシリアル番号付品目である場合、このフィールドの値は 1 でなければなりません。
  • クレーム状況拒否に設定されている場合、このフィールドは適用されません。
単位

承認済数量の計測に使用される単位

承認済金額

クレームから計算された合計承認済金額

税額

発注先から請求される合計税額

延滞金利

指定期間内に請求書の支払が行われない場合に、請求書の受取者が支払う必要がある割合 (商品の金額または提供されたサービスを対象に請求される)

注意
  • この値は、請求先取引先に定義されている 「支払条件」 を基にデフォルト設定されます。
  • 合計請求フィールドがオンに設定され、クレームヘッダ状況承認済以上である場合、このフィールドは使用できません。
承認率

クレームラインで承認されるクレーム金額に適用される割合。この値は 100% にデフォルト設定されます。

関連付先

クレームラインが関連付けられるクレーム原価のタイプ

承認者

クレームラインを承認するユーザのコード。デフォルトで、現在のユーザのログインコードが考慮されます。ただし、このデータは変更できません。

注意

クレーム状況承認済に設定されている場合は、このフィールドに値を入力します。

承認日

クレームラインが承認された日時。現在の日時が考慮されます。ただし、このデータは変更できません。

承認アクション

承認済数量に対するアクション

拒否
拒否理由

拒否理由のコード。理由 (tcmcs0105m000) セッションで定義されている理由コードがデフォルトで設定されます。

注意

理由 (tcmcs0105m000) セッションで理由タイプクレーム拒否に設定されている必要があります。

記述

コードの記述または名称

拒否実行者

クレームラインを拒否するユーザのコード。デフォルトで、現在のユーザのログインコードが指定されます。ただし、このデータは変更できません。

注意

クレーム状況拒否に設定されている場合は、このフィールドに値を入力します。

拒否日

クレームが拒否された日時。現在の日時が指定されます。ただし、このデータは変更できません。

拒否アクション

拒否材料に関して実行されるアクション

税金
税金分類

税金分類コード

記述

コードの記述または名称

免税

このチェックボックスがオンの場合、税金が免除されます。

課税国

発注先および顧客が位置する国。各国について、国コード、国際電話、テレックス、およびファックスの国番号を定義できます。国は、税金レポートに必要なデータです。また、生産国で品目をグループ化したり選択したりできます。

注意
  • このフィールドが適用されるのは、発注先クレーム (tscmm2600m000) セッションで [クレーム対応方法] が費用の弁済であるとともに、クレーム請求手順貸方票基準に設定されている場合のみです。
  • クレーム請求手順フィールドが貸方票基準に設定されているクレームラインに、更新できない CISLI データが存在する場合
記述

コードの記述または名称

自己の税金番号

税金 ID 番号

税金コード

税金 ID 番号

記述

コードの記述または名称

取引先の課税国

発注先および顧客が位置する国。各国について、国コード、国際電話、テレックス、およびファックスの国番号を定義できます。国は、税金レポートに必要なデータです。また、生産国で品目をグループ化したり選択したりできます。

注意
  • このフィールドが適用されるのは、発注先クレーム (tscmm2600m000) セッションで [クレーム対応方法] が費用の弁済であるとともに、クレーム請求手順貸方票基準に設定されている場合のみです。
  • オリジナル伝票フィールドが指定されている場合、このフィールドはオリジナルの取引先の課税国にデフォルト設定されます。指定されていない場合は、標準の TCTAX デフォルト設定 DLL (マニュアル販売請求書の税金のデフォルト設定) にデフォルト設定されます。
取引先税金番号

取引先の税金 ID 番号

免税証明書

税金が免除される場合の免税証明書番号

注意
  • このフィールドが適用されるのは、免税チェックボックスがオンの場合のみです。
  • オリジナル伝票フィールドが指定されている場合、このフィールドはオリジナルの免税証明書にデフォルト設定されます。指定されていない場合は、標準の TCTAX デフォルト設定 DLL (マニュアル販売請求書の税金のデフォルト設定) にデフォルト設定されます。
免税理由

税金が免除される場合の免税理由コード

テキスト
外部テキスト

外部文書に出力される、クレームに関する情報

内部テキスト

クレームに関する内部情報用のテキスト。この情報を外部文書に出力してはなりません。

ライン承認テキスト

クレーム全体を承認する理由

ライン拒否テキスト

クレーム全体を拒否する理由

ライン請求書テキスト

販売貸方票に出力される必要があるヘッダ情報