契約ラインのプロジェクト構造へのリンク

複数の契約ライン (CLIN) をプロジェクト ( 要素構造/活動構造) にリンクすることができます。これにより、直接費を追跡し、収益を比較することができ、さらに間接費 (プロジェクト管理やテスト) を契約ラインレベルで見積もることもできます。この機能は、次のすべての契約タイプに適用できます: 固定価格時間と材料原価補償 (詳細は契約タイプを参照してください)。

関連コストは原価取引 (tpppc2100m000) セッションおよび会計取引 (tpppc2100m100) セッションに表示されます。

注意
  • 特定のプロジェクトペグ (要素/活動) は 1 つの契約ラインだけにリンクできます。
  • 契約タイプが異なる場合、プロジェクトを複数の契約ラインにリンクすることはできません。プロジェクトは収益認識オプションを 1 つしか持てないためです。

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2 つの契約ライン (CLIN1 と CLIN2) がプロジェクト PRJ100 にリンクされます。各 CLIN はタイプが統制勘定の活動を持ち、その活動は成果物にリンクされています。ただし、表示できるのは成果物にリンクされた活動と関連付けられた単位原価のみです。単位原価を記録するその他の活動は CLIN にリンクされていません。WBS 要素 (WBS E100) は PCA200、PCA300、PCA PM10 の親です。活動 (WP A210、A220、A310、A320) は原価分割に関連付けられた単位原価を記録します。WBS 要素または活動と CLIN の間にはリンクがないため、Infor LN は、これらの活動の単位原価にどの CLIN をリンクする必要があるか認識できません。

そのため、活動 PCAA100 を持つプロジェクト PRJ100 の場合、WBS 要素 E100 は CLIN1 にリンクされ、実質的に E100 以下のレベルもすべて CLIN1 にリンクされるため、関連原価をすべて表示できます。

活動 PCAA100 を持つプロジェクト PRJ100 の場合、WBS 要素 (WBS E100) を考慮しないと、特定の活動を特定の CLIN にリンクできます。

契約ラインの要素へのリンク

契約ライン (CLIN) は複数の成果物にリンクでき、各成果物は要素にリンクされます。そのため、成果物の単位原価を表示できます。ただし、原価管理レベルがプロジェクトパラメータ (tppdm0100s000) セッションでチェックされる要素だけが CLIN にリンクされます。単位原価を収集できるのは、これらの要素だけだからです。

契約ラインの活動へのリンク

タイプが統制勘定およびワークパッケージ活動は、プロジェクトの実際原価を記録するため、CLIN だけにリンクできます。

Infor LN は、CLIN 成果物にリンクされていないすべての活動を関連契約ラインにリンクします。デフォルトで統制勘定が WBS 要素にリンクされているため、要素タイプ活動の WBS を CLIN にマップすることができます。

WBS 要素が使用されない場合、Infor LN は、統制勘定とワークパッケージの親/子関係に基づいてワークパッケージに適用可能な CLIN を決定します。

要素構造と活動構造のリンク

プロジェクトは要素と活動を使用して管理することもできます。要素構造を持つ要素をリンクして、必要に応じて活動を追加できます。原価管理されていない活動に要素がリンクされている場合、要素と活動の両方がデフォルトで契約ラインにリンクされます。

注意

要素と活動の関係が指定されていない場合、原価管理された要素だけを契約ラインにリンクできます。

契約ラインをプロジェクト構造にリンクする手順については、契約ラインをプロジェクト構造にリンクするにはを参照してください。