レベルタイプを使用するには構造要素 (tpest1120m000) セッションの先行見積タイプ (LET) が 「ボトムアップ」 の場合、「合計」 および 「詳細」 レベルタイプの見積合計を計算できます。構造要素の先行見積タイプが 「トップダウン」 の場合、レベルタイプ集計を適用できませんが、レベルタイプを使用してトップダウンラインの整合性をチェックすることはできます。 トップダウン見積ラインのレベルタイプは次のとおりです。
トップダウンレベルタイプ ユーザプロファイル (tppdm0101s000) セッションで、整合性チェックの設定を定義できます。また、トップダウン見積の整合性の検証 (tpest2220m000) セッションのチェックを各フィールドまたは各レコードに対して実行するかどうかも定義できます。見積ライン (tpest2100m000) セッションで入力した [レベル] フィールドのタイプを使用して、チェックは次の順番で実行されます。
注意
「原価タイプ」 - 「詳細」 ライン金額チェックは、トップダウン見積の整合性の検証 (tpest2220m000) セッションを実行した場合のみ実行されます。 ボトムアップレベルタイプ ボトムアップラインには、レベルタイプは次の 2 つしかありません。「合計」 と 「詳細」。構造要素 (tpest1120m000) セッションで単位原価を入力して追加すると、ボトムアップ見積でどのレベルタイプを使用する必要があるか決定できます。[原価レベル] フィールドと [販売レベル] フィールドの値によって、原価または販売に集計するラインが決まります。[ローンチ] フィールドのレベルタイプによって、定義されたレベルタイプにリンクしている見積ラインのうち、予算編成にローンチされるラインが決まります。レベルタイプの設定が 「合計」 の場合、そのレベルタイプのすべての見積ラインがプロジェクト予算にローンチされます。 先行見積タイプ (LET) 計算 見積ライン (tpest2100m000) セッションで総計合計をクリックすると、見積ラインを使用して先行見積タイプの構造要素の合計金額が計算されます。この金額は、さまざまな先行見積タイプの合計フィールドに表示されます。ボトムアップ見積を使用する場合、この計算は構造要素 (tpest1120m000) セッションのレベルタイプ設定にも左右されます。たとえば、要素 011 の先行見積タイプはトップダウンであり、011 には 3 つのトップダウンラインと 2 つのボトムアップラインがあります。この結果、先行見積タイプ計算には 3 つのトップダウンラインのみが使用されます。 合計レベルタイプの計算 見積ライン (tpest2100m000) セッションに、見積ライン合計の計算が表示されます。たとえば、先行見積タイプを 6,000 万ユーロとします。表示される金額はビューの設定に基づいています。ビューの設定が 「最上位」 要素であると、「トップダウン合計」 次の数が表示されます: 6,000 万ユーロ。 ボトムアップ構造の計算は異なります。構造要素金額が加算され (011 + 023 + 022 = 5 + 15 + 1 = 2,100 万ユーロ)、選択した金額の決定には「原価レベル」 フィールドタイプが使用されます。 ボトムアップ見積の場合は、「詳細」 レベルタイプでも合計を計算できます。構造要素 (tpest1120m000) セッションで 「原価レベル」 フィールドタイプが 「詳細」 に設定されている場合、次の結果が表示されます: 3 + 1 + 0 + 15 + 0,5 = 1,950 万ユーロ。 011 のボトムアップラインを見ると金額に差異があります。「合計」 ラインの金額は概算の金額ですが、「詳細」 ラインは正確な労働時間です。[原価レベル] フィールドタイプが 「詳細」 の場合、011 に設定されている 270 万と 30 万の組合せに基づき、011 の合計は 300 万になります。 先行見積タイプ (LET) の 「詳細」 レベルタイプの計算
先行見積タイプ合計および原価合計を使用して、入札を送付する前に、さまざまな見積について計算および再計算することができます。この計算の目的は、原価見積を作成することです。同じ見積について、必要な詳細レベルで販売見積を提示することができます。
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