追加費用見積 (EEC)

追加費用見積 (EEC) は、予算の最上位で予測することを意味します。予算が正しくない場合は、予算を変更するか、予算偏差を予測することができます。予算偏差を予測する場合、予測の登録が必要とされるのは、プロジェクトスコープの予算偏差が予期される部分のみです。ただし、予算の変更が生じた場合は、さらに予測を変更する必要があります。

ステップ 1. 

最初に、予測が必要な部分がプロジェクトスコープにある場合、原価予測概要 (tpppc2816m000) セッションから現在の日付で新しい原価予測を挿入します。

ステップ 2. 

原価予測を定期的に挿入する場合は、次の方法で実行できます。

  • 新しい予測を必要とする部分がプロジェクトスコープにある場合、原価予測概要 (tpppc2816m000) セッションで現在の日付で新しい原価予測を挿入します。
  • プロジェクトスコープの大部分で新しい原価予測が必要な場合、新しい日付で予測レコードを生成します。生成された新しい日付の原価予測レコードを調べて、必要であれば予測値を修正します。前の日付にもとづいて生成チェックボックスをオンにして原価予測を生成します。このチェックボックスを使用すると、新しい値を入力する場合に前の予測値が表示されるという利点があります。
ステップ 3. 

作業が完了した場合、完成までの見積はゼロでなければなりません。データ入力の作業を軽減するために、生成予測を空にするチェックボックスをオンにして原価予測を生成できます。

EEC 手順の結果をモニタする場合は、次のようになります。

  • 管理問合せ (tpppc4850m000) セッション、業績測定 (tpppc5840m000) セッション、およびアーンドバリュー方法による業績測定 (tppss0702m000) セッションの完了時の差異 (VAC) は、原価差異 (CV) - 追加費用見積 (EEC) で計算されます。この原価差異 (CV) は実行済 - 実際で計算されます。
  • 会計分析の表示 (tppss0701m000) セッションでは、入力した追加費用見積 (EEC) 予測金額を、追加計画原価として予算の最上位に表示できます。