プロジェクトの作成

テンプレートまたはプロジェクト (tppdm6100m000) セッションを使用してプロジェクトを作成する前に、パラメータを定義します。

必要な共通データはすべて入力済であるとみなして、プロジェクトに使用するプロジェクトデータ管理セッションに入力します。

一般プロジェクト (tcmcs0552m000) セッションで一般プロジェクトを定義して、PCS プロジェクトが同一のコードを使用していないことを確認し、プロジェクトのコードを選択します。セッションの 「ヘルプ」 およびフィールドの 「ヘルプ」 を参照して、プロジェクトフィールドに適切な値を入力します。プロジェクトを定義する場合、次のフィールドは入力必須になります。

  • プロジェクト住所コード
    アメリカでは、プロジェクト税金プロバイダを使用する場合、このコードは必須入力です。この住所は、オーダ品目、設備、外注の納入住所としても使用できます。
  • 企業単位
    プロジェクトが属する企業単位を入力します。
  • 階層タイプ
    メインプロジェクト単独プロジェクト、またはサブプロジェクトのいずれかのタイプを選択します。サブプロジェクトタイプを使用してメインプロジェクトコードを入力する場合は、サブプロジェクトに対する単位原価および予算を入力し、これらをメインプロジェクトに集計できます。
  • 組織分解構造
    組織分解構造は、活動構造との組合せでのみ使用できます。
  • 内部

    このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトは内部プロジェクトになります。例: 従業員向けのトレーニングプログラム

    簡単な内部プロジェクトのほかに、内部および資産チェックボックスをオンにすることによって、資産プロジェクトを作成することもできます。例: 新しい製造ラインの製造設備の建設

  • 優先供給倉庫
    PRP で品目がオーダされる倉庫。優先供給倉庫に十分な在庫がない場合は、別の標準倉庫を使用できます。標準倉庫は、ロケーションに最も近い倉庫です。商品は、優先供給倉庫からプロジェクト倉庫またはプロジェクトに送られます。
  • 予算区分 「要素」 または 「活動」
    先行予算を決定します。
  • 管理区分 「要素」 または 「活動」
    管理予算は、プロジェクト予算を凍結したものです。原価管理、進捗管理、予測、およびプロジェクト所要量計画が、要素または活動のいずれに基づくかを決定します。要素プロジェクト管理を選択すると、活動予算を要素にリンクしたり、活動を計画することはできません。

プロジェクトを保存し、プロジェクト 360 (tppdm6500m100) セッションの適切なメニューで、プロジェクト - 原価管理レベルを選択します。原価レベルのいずれかのタイプのみをモニタする場合は、他の原価管理レベルをすべて消去します。プロジェクトで使用する取引先を入力し、契約金額を入力します。プロジェクト (tppdm6100m000) セッションで入力したデフォルト統制勘定/ワークパッケージを使用せず、後で活動構造の最上位活動を変更する場合は、活動 (tppss2100m000) セッションで変更できます。適切なメニューで最上位活動の挿入コマンドを選択します。

プロジェクト状況

要素や活動構造を含め、プロジェクトのすべてのデータが入力されると、プロジェクトの状況はフリーになります。これらのデータが入力されている場合、プロジェクトデータを使用して次の処理を行うには、状況を有効にする必要があります。

  • 原価の記帳
  • 予算の凍結
  • 商品およびサービスのオーダ
  • 時間数の登録
  • 進捗の登録

プロジェクト (tppdm6100m000) セッションに移り、適切なメニューで 「プロジェクト状況」 を選択します。次に、プロジェクト状況 (tppdm6107s000) セッションで、状況を有効に変更します。

プロジェクトを作成した後、次のステップに進みます。