要素を使用するには

使用するプロジェクト予算および管理のタイプに基づいて、プロジェクトで要素および/または活動を使用できます。

要素と活動

  • 要素は静的ですが、活動は計画内で使用できるという意味で動的です。要素はスケジュールできません。
  • 要素はフレームワークとして使用できますが、プロジェクト管理が 「活動予算」 の場合は (プロジェクト (tppdm6100m000) セッションを参照)、リンクされている活動を使用してプロジェクトがモニタリングされます。

要素構造には、次の 3 つの利点があります。

  • 要素間の関係に数量を定義できます。たとえば、4 つのドアを必要とする家屋のプロジェクトがあるとします。要素の 「家」 および 「ドア」 は、数量 4 と関係付けられます。このため、予算ラインの各活動は 4 回示されることになります。
  • 複数の親を持つ 1 つの要素を定義できます。これにより、スコープ内の予算編成における反復作業の時間を削減できます。たとえば、1 本の通りに 4 軒の家を建てるプロジェクトがあるとします。すべての家にドアが必要なため、「家」 要素は複数回使用され、ドアには頻度係数 4 が設定されます。この方法により、予算ラインが省略されます。各活動は同じ頻度を持つ予算ラインとして 1 度だけ示されます。
  • 要素構造は複数の最上位要素を持つことができます。これは特に見積構造の場合に便利です。このため、柔軟に対応することができます。

要素予算では、要素 (プロジェクトの作成を参照) を主要構造に使用して予算を編成します。要素構造では、プロジェクト予算に必要な原価対象を要素予算ラインにリンクできます。つまり、プロジェクトを要素に分解できます。さらに、プロジェクト管理で活動予算を使用する場合、1 つまたは複数の活動を要素に定義できます。1 つの要素に活動を 1 つだけ使用する場合、要素関係でこの関係を定義できます。複数の活動関係を使用する場合は、活動を要素予算ラインに定義する必要があります。

プロジェクトへ要素を入力するには、まず、ツリー構造の最上位に位置する最上位要素を作成します。プロジェクト構造の他のすべての要素は、この最上位要素に直接または間接的にリンクしている必要があり、子と呼ばれます。要素 (tpptc1100m000) セッションを使用して要素を作成し、予算ライン数量、進捗記録、原価管理、および必要に応じて拡張、決済、請求金額に関連するパラメータを指定します。

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