原価加算請求を使用するには

プロジェクトで、原価加算プロジェクトおよび拡張の請求方法をメンテナンスおよび管理できます。請求額は、実際原価プラス値上額に基づくか、または顧客へと拡張された製品/サービスの販売価格/レートに基づきます。

実施した作業に基づいて、原価補償タイプと時間と材料タイプの契約ラインに請求金額と請求数量が表示されます。実際原価を負担した場合のみ、取引先の請求書を作成できます。

原価加算請求を使用するには

ステップ 1. 

契約 (tpctm1100m000) セッションおよび契約ライン (tpctm1110m000) セッションで、以下のことを行います。

  1. 契約タイプ原価補償または時間と材料に設定します。
  2. 請求タイプ原価加算に設定します。
  3. 関連する契約ラインにリンクされるプロジェクトを指定します。
  4. プロジェクトの単位原価を登録します。LN によって、契約ラインに単位原価が登録されます。
ステップ 2. 

収益コードに割当 (tppin0810m000) セッションで収益コードを割り当てます。

ステップ 3. 

原価仕訳概要 (tpppc2811m000) セッションで実際原価を記録します。次のオプションがあります。

  • 要素/活動
  • 原価タイプ
  • 管理コード
  • 原価対象別: 要素 (tpptc1100m000) セッションで要素を定義するか、活動 (tppss2100m000) セッションで活動を定義する場合、原価管理チェックボックスを使用して、要素/活動別のプロジェクト単位原価を記録するかどうかを指定します。このチェックボックスがオフの場合、 プロジェクトは要素原価を親要素に累計します。
ステップ 4. 

原価の承認 (tpppc4811m000) セッションで単位原価を確認します。

ステップ 5. 

取引の処理 (tpppc4802m000) セッションで取引を処理します。このセッションでは、確認済単位原価をプロジェクト履歴や財務会計に転記します。

注意:これは、プロジェクトで登録済の単位原価にのみ関係します。プロジェクトに含まれていない単位原価の承認や処理は行われません。

ステップ 6. 

請求対象原価加算取引 (tppin4810m000) セッションで取引を請求対象に設定します。

ステップ 7. 

請求への取引の転送 (tppin4200m000) セッションで、取引を請求に処理します。

請求では、以下のことができます。

  1. 将来の請求書の確認
  2. 請求書ヘッダのチェック
  3. 請求書の構成、出力、および売掛金への転記

関連付けられた収益は、取引処理のためにプロジェクト進捗のデフォルト値になります。