参照作業 (tirou4650m000)

セッションの目的:  参照作業を管理します。

注意

このセッションを使用するには、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションでサイト別ジョブショップパラメータが有効または準備中に設定されている必要があります。

関連トピック

 

参照作業
機械タイプ

参照作業を実行する機械のタイプ

サイト

参照作業が定義されるサイト

ワークセンタ

同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。

工順数量

工順が使用される製品の数量

段取時間

製造を再開する前に機械の段取または変更に必要な時間。段取時間は、機械および実行する作業に応じて長さが変動することがあります。

サイクル時間

1 つの生産単位が完了してから次の生産単位が完了するまでの (平均) 時間。たとえば、1 時間あたり 120 個の割合で組み立てられるモータのサイクル時間は 30 秒です。

またサイクル時間は、製品が組立ラインの 1 つの位置にとどまる時間、あるいはワークステーションで品目の 1 つの作業が実行される時間 (段取時間を除く) とも等しくなります。

生産速度

ワークセンタで時間単位につきタスクが実行できる単位数。時間単位は、ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000) セッションの生産速度時間単位フィールドの値に応じて毎分または毎時のどちらかになります。このレートはサイクル時間から求められます。

機械数

製造中に使用される機械の数

処理時間

1 台の機械で 1 つの生産単位が完了してから次の生産単位が完了するまでの時間。たとえば、作業が 2 台の機械で処理され、サイクル時間が 4 分の場合、処理時間は 8 分になります。

固定段取時間

機械の運転を開始するための段取や変更に必要な、順序とは無関係な時間

これは SCM Scheduler および SCM Planner が使用します。

レート

作業費レート (労務費、機械費、または間接費) を識別するコード。このコードはさまざまなレベルで定義できます。また、優先順位の順に、参照作業機械能力グループワークセンタ、および製造部署の計算オフィスに関連付けることができます。

バックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、作業が完了とレポートされると、作業時に使用された資材/時間が自動的にバックフラッシュされます。

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のシリアル出庫登録フィールドが Yes に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで定義されている出庫方法 (後入れ先出し (LIFO)先入れ先出し (FIFO)) に基づきます。

カウントポイント

このチェックボックスがオンの場合、作業はカウントポイントです。

転送バッチの使用

このチェックボックスがオンの場合、直前の作業が完了していなくても工順作業に取り掛かることができます。

固定期間

製造時間が固定されているかオーダ数量によって決まるかを示します。製造時間が固定期間の場合は、サイクル時間と同値になります。製造時間に固定期間が含まれていない場合、サイクル時間はオーダ数量の倍数になります。

たとえば、パン 1 個をオーブンで焼くときに 1 時間かかるとします。100 個のパンを 1 度に焼く場合もまた、1 時間という固定期間がかかります。

段取の労働資源

段取に必要とされる従業員の数で、常勤換算 (FTE) 値で表されます。

製造の労働資源

必要とされる従業員の数で、常勤換算 (FTE) 値で表されます。

転送バッチ数量

転送バッチの使用チェックボックスがオンになっている場合、次の工順作業を開始するために完了させなくてはならない製品の数量