プロジェクトおよびオーダライン別売上原価および収益 (tipcs3194m000)

セッションの目的:  プロジェクトとオーダラインによって特定される、PCS プロジェクトの分散売上原価および分散収益の表示と修正を行います。注意: 実際売上原価および収益の転記は、エンティティ別にまとめられます。

このセッションでは、クローズされた PCS プロジェクトの売上原価と収益に加えて、中間売上原価と収益も表示できます。

 

プロジェクト

特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。

標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。

  • カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
  • プロジェクト計画 (活動計画)
計算タイプ

収益認識が行われる時点

指定可能な値

計算タイプ

生成日

中間売上原価および収益が計算された日付と時間

エンティティタイプ

中間売上原価および収益が計算されるオフィス、部署、ワークセンタ、または倉庫

指定可能な値

有効値

エンティティ

中間売上原価および収益が計算されるオフィス、部署、ワークセンタ、または倉庫を示すコード

通貨

一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
オーダ

特定エンティティの売上原価と収益を生成するオーダ

注意

売上原価と収益が PCS 計算オフィスに転記される場合、オーダ番号は表示されません。

位置

オーダライン位置

見積収益

プロジェクトまたはオーダラインに予測されている見積収益の合計

取引価格

オーダライン別の修正見積収益。見積収益フィールドではなく、取引価格を使用して中間売上原価および収益を計算します。

注意

中間売上原価および収益が確認されていない場合、取引価格を調整できます。

中間収益

財務会計の総勘定元帳モジュールに転記された (あるいは転記予定の) オーダおよび位置 (ライン) 別に計算される中間収益。中間収益は、プロジェクト別中間売上原価および収益の計算 (tipcs3290m000) セッションの実行によって計算されます。

注意

実際売上原価および収益の転記は、エンティティ別にまとめられます。

確認済中間収益

財務会計の総勘定元帳モジュールに転記された (あるいは転記予定の) エンティティの中間収益。このフィールドのデフォルト値は、中間収益フィールドの値と等しくなりますが、確認する前に、このフィールドで中間収益を調整できます。

中間売上原価

財務会計の総勘定元帳モジュールに転記されている (あるいは転記予定の) 中間売上原価。中間売上原価は、プロジェクト別中間売上原価および収益の計算 (tipcs3290m000) セッションの実行によって計算されます。計算式は次のとおりです。

確認済中間売上原価

財務会計の総勘定元帳モジュールに転記された (あるいは転記予定の) エンティティの中間売上原価。このフィールドのデフォルト値は、中間売上原価フィールドの値と等しくなりますが、確認する前に、このフィールドで中間収益を調整できます。

 

オーダの表示

ラインを選択し、クリックによってライン上に示されているオーダにズームします。

計算オフィス通貨の切替

各部署/エンティティは、異なる通貨を使用している可能性があります。オーダ上の金額を比較するには、計算オフィス通貨の切替をクリックし、部署の通貨を PCS 計算オフィスの通貨に変更します。