製品バリアント販売価格構成の計算 (tipcf5230m000)

セッションの目的:  製品バリアントの販売価格構造を計算します。

この計算により、製品バリアントの販売価格の内容を推察することができます。販売オーダ文書には、製品バリアントオプションに加えて、またはその代わりとして、製品バリアントの販売価格構造を出力できます。製品バリアントオプションは、ある製品バリアントの専門的な様相を示します。一方、販売価格構造は、選択されている製品バリアントオプションの販売向け表示です。

販売価格構造が計算される前に、以下のデータを選択する必要があります。

  • 製品バリアントコード
  • 品目コード
  • 参照タイプ
  • 参照オーダ
  • 参照位置
  • 販売先取引先
  • 顧客
  • 製品構成日
注意

製品バリアントの一定範囲の販売価格を計算する場合は、製品バリアントの有効化 (tipcf5200m000) セッションを使用します。

 

製品バリアント

構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。

構成可能品目: 電気ドリル

オプション:

  • 3 つの電源 (電池、12 V または 220 V)
  • 2 色 (青、灰)

これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。

開始品目

複数の製品バリアントに存在する品目。一般品目に対して製造活動を実行する前に、品目を設定して、必要な製品バリアントを決定する必要があります。

一般品目: 電気ドリル

オプション:

  • 3 つの電源 (バッテリー、12 V または 220 V)
  • 2 色 (青、グレー)

合計 6 つの製品バリアントをこれらのオプションで製造できます。

参照タイプ

製品バリアントは、販売見積や販売オーダ、予算、プロジェクト、あるいは標準バリアントに関係することもあります。

指定可能な値

有効値

参照オーダ

製品バリアントの参照先となる販売見積、販売オーダ、予算、契約成果物、またはプロジェクトの番号

参照位置

製品バリアントの参照先となる販売見積ラインまたは販売オーダラインの位置番号

代替販売見積

見積ライン 1 つについて、複数の代替案を生成できます。メイン位置には連番の 0 が割り当てられます。連番 1、2、3 以降は代替 1、2、3 などを表します。

販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションの状況フィールドが確認済でない場合、代替は合計 (小計) および残高には含まれず、時系列在庫移動にのみ含まれます。

注意
  • 代替案を確定しオーダラインに転送した時にのみ在庫がチェックされます。
  • 各見積ラインに関して、複数の代替ラインを確定し変換できます。
販売先取引先

企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
製品構成日

製品バリアントのデータを最後に変更した日

製品バリアント

計算対象となる販売価格構造の製品バリアントコード

 

計算

販売価格構造が計算されます。