標準原価および実現原価構成要素体系の計算

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) の企業単位別標準原価チェックボックスがオンの場合、標準原価計算は常に企業単位レベルで行われます。計算を実行するには、企業単位または企業単位の範囲を指定する必要があります。

チェックボックスがオフの場合、会社レベルで定義された品目原価計算データがすべての計算で使用されます。

注意: 原価およびサービス品目の場合、品目原価計算データは常に会社レベルで定義されます。

定義済のすべての購買品目および製造品目についての標準原価の計算
ステップ 1. 標準原価が正確に計算されていることを確認します。

標準原価の計算 (ticpr2210m000) セッションを使用して、標準原価を自動的に計算できます。

ステップ 2. 定義済の一般品目および FAS 品目について、原価構成要素構造を実現します。
  • 品目原価計算データの定義

    品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションを使用して、品目と企業単位の組合せに関連する原価計算データを保存します。

    原価を転記するには、有効性が確認された原価体系を入力する必要があります。標準原価構成要素体系フィールドに、すべての原価構成要素がリンクされる原価体系を入力できます。

    注意: 選択した原価体系は有効であること、および標準原価を計算する企業単位にリンクされていることが必要です。

  • 品目原価計算データの実現

    品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションを使用して、品目原価計算データを実現します。

    有効性が確認された原価構成要素体系には、品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションの品目に関して定義された総計原価構成要素が含まれます。有効な原価構成要素構造 (ticpr3101m000) セッションで、有効な原価構成要素構造を表示できます。発効日フィールドには、原価体系が実現された日付が表示されます。

  • 付加費用データの定義

    品目付加費用 (ticpr1110m000) セッションを使用して、製造オーダの付加費用を定義します。付加費用とは、品目の標準原価または評価額の中の追加費用です。たとえば、取扱費や検査費などが該当します。

    付加費用の金額または割合を負の値で入力した場合は、値引を表します。