品目の原価計算ステップ

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの企業単位別標準原価チェックボックスをオンにすると、定義済の品目原価計算ではなく、品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションのマスタデータが自動生成されます。

品目原価計算データの生成は、定義済の品目原価計算デフォルトではなく、品目のロジスティックフローの設定により開始されます。

注意

品目のロジスティックフローの設定は基本設定として機能します。原価計算データの自動生成は、すべてのシナリオで明確に導き出すことはできません。

たとえば、倉庫別品目データは品目原価計算データの生成に必要ですが、常に品目に対して作成されるわけではありません。また、倉庫別品目の供給方法が定義されていない場合や、倉庫がオーダ倉庫ではない場合は、原価計算ソースを取得するためのデータが不足している可能性があります。

品目原価計算データの生成は、品目のロジスティックフローの設定に基づいているため、特定の企業単位の既存の品目原価計算デフォルトは、その企業単位の実際の品目原価計算データに自動的には変換されません。

製品の生産方法、品目の生産場所、転送先保管場所、および製品の販売方法を定義することにより、原価計算データを状況に適合させます。

原価計算データの適合方法:

  • 会社サイト倉庫およびオフィス別の品目データを定義する
  • サイトおよび倉庫別の品目を追加する
注意
  • 品目原価計算販売体系オプションは、原価計算デフォルトから取得されます。
  • 原価計算データの調整は、品目のロジスティックフローを変更するのではなく、マニュアルで更新する必要があります。
サイトの機能が無効
注意

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) のサイトフィールドが無効または準備中の企業モデルのどちらかに設定されている場合、原価計算データの生成を品目販売データの定義によって開始することはできません。

品目原価計算の生成は、次のアクションで開始されます。

  • 品目 (tcibd0501m000) セッションで品目を定義する

    原価またはサービスタイプの品目に企業単位はありません。品目 (tcibd0501m000) セッションで品目が作成される際に、サイトおよび倉庫から独立して 1 つの品目原価計算レコードのみが作成されます。

  • 倉庫データ別の品目を定義する

    • オーダ倉庫の場合: 原価計算データは原価計算ソースに基づきます。
    • その他の倉庫の場合: 品目原価計算データは、供給システムが指定されていない場合、供給元倉庫または供給倉庫に基づきます。
  • 品目の供給関係を定義する。原価計算データは、供給品目および入庫品目の倉庫に基づきます。
  • 購買オフィスを品目購買データで定義する

注意

すべてのデータは、会社レベルでのみ存在します。

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) のサイトフィールドが準備中に設定されている場合、すべて処理で会社レベルおよび倉庫別品目データに定義された品目データが使用されます。

サイト別に品目データが既に定義されている場合は、まだ使用されていません。

新規品目データを作成した場合、品目原価計算は、サイト別の新規品目およびオフィスデータ別の既存品目に基づいて行う必要があります。

サイトの機能が有効な場合は、同様に開始されます。