製造におけるカレンダーの働き

製造で製造オーダの計画や使用可能能力の計算を行うには、利用可能な時間が LN で認識されていなければなりません。LN では、カレンダーを使用して、資源の利用性が記録されます。

リードタイムと製造計画

製造計画では、LN により、リードタイムを使用して、作業の終了時期と次の作業の開始時期が算出されます。計画日算出の確度を高めるためには、資源の利用性を考慮する必要があります。たとえば、時にはワークセンタが週末、休日、またはメンテナンスのために利用できない場合もあります。

詳細については、オンラインマニュアルトピック製造におけるリードタイムを参照してください。

カレンダーコード

さまざまな資源にカレンダーをリンクさせる方法を次の表に示します。

操作使用するセッション
会社カレンダーを定義する。 会社 (tcemm1170m000)
企業単位のカレンダーを定義する。 企業単位 (tcemm0130m000)
ワークセンタのカレンダーを定義する。 ワークセンタ (tirou0101m000)

 

注意

ワークセンタのカレンダーは、ワークセンタ (tirou0101m000) または部署 (tcmcs0565m000) のどちらのセッションで定義してもかまいません。各ワークセンタは 1 つの部署に相当します。一方のセッションに入力した内容は、もう一方のセッションにも表示されます。

利用性タイプ
操作使用するセッション
製造オーダ計画の利用性タイプを指定する。 ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)
組立管理の利用性タイプを指定する。 組立管理パラメータ (tiasc0100m000)

 

カレンダーコードと利用性タイプの有効な組合せを表示するには、カレンダー利用性タイプ (tcccp0150m000) セッションを開始します。カレンダーコード別または利用性タイプ別にレコードをソートできます。

カレンダーの作業時間、効率係数、および生産能力を表示するには、カレンダー作業時間 (tcccp0120m000) セッションを使用して、該当するカレンダーコードと利用性タイプを検索します。

選択されたカレンダーの開始日と終了日で定義された期間内に計画日が含まれていない (つまり、特定日に利用できるカレンダー作業時間が存在しない) 場合は、LN で週労働時間が使用されます。