余裕日数

余裕日数は、ある活動から別の活動までの時間 (作業日数) です。余裕日数には、さまざまな種類があります。

活動に関連する余裕日数は、次のとおりです。
  • 合計余裕: 活動を作業日数で表せるようにするための拡張です。
  • フリー余裕時間: ある活動から次の活動までのフリー余裕時間です。フリー余裕時間は、関連する他の活動の進行を脅かすことなしに目的の活動を延長できる日数を示します。

計算は次のように実行されます。関係タイプフィールドの値がES (終了-開始) に等しい (つまり、先行活動の終了時に次の活動が開始する) 場合

フリー余裕時間 (ES)=
次の活動最早開始日 - 関係余裕時間 - 活動持続期間 - 最早開始日

関係タイプフィールドの値がSS (開始-開始) である (つまり、次の活動および先行活動が同時に開始する) 場合

フリー余裕時間 (SS)=
次の活動の最早開始日 - 関係余裕時間 - 最早開始日

上記の余裕日数は両方とも、ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションの実行後に計算されます。両方の余裕日数がゼロの場合、活動はクリティカルパスに属します。ある活動から次の活動までの絶対関係余裕は、活動関係 (tipcs4110m000) セッションでメンテナンスされます。

余裕日数の入力の仕方には、次の 2 とおりがあります。

  • 余裕時間(日) - 先行活動から次の活動までの余裕日数。作業日数で表します。この余裕日数を使用して、次の活動の開始日を算出できます。関係タイプは重要な係数です。値 ES (終了-開始) は、次の活動の開始日が先行活動の終了日と関係余裕時間の和に等しいことを示します。値 SS (開始-開始) は、次の活動の開始日が先行活動の開始日と関係余裕時間の和に等しいことを示します。
  • 余裕時間(割合) - 余裕時間(日) と同じ余裕日数ですが、先行活動の期間の割合として表されます。

この 2 種類ある余裕日数のどちらか一方を活動関係 (tipcs4110m000) セッションで入力できます。