完了および不合格数量のレポート

完了および不合格数量のレポート

作業において品目の数量が処理された後は、完了品目数、および不合格にする必要のある品目の数をレポートできます。

数量のレポートは作業の完了レポート (tisfc0130m000) セッションで実行できます。

完了または不合格としてレポートされたオリジナルの数量は、追加 (メイン) で、完了フィールドまたはRejectedフィールドに追加の数量を入力するか、関連するフィールドの累計 (メイン) 数量を調節することで調整できます。

注意
  • 入力された数量の端数は、品目の棚卸単位に用いられる丸め方法に従って処理されます。
  • プロジェクトペグを含む内訳が製造オーダにある場合、レポート完了処理では完了または不合格/仕損と報告する必要がある数量が内訳ラインごとに計算されます。
品質管理

状況によっては、作業用検査オーダを処理する前に完了数量を特定できない場合があります。これについては、製造作業に対する品質管理の使用で説明されています。

ブロック作業

完了数量仕損数量、および検査予定数量フィールドのデータ入力をブロックできます。詳細については、作業のブロックを参照してください。

最大数量と最小数量

計算は以下の原則に従って行われます。

  • ある作業の完了数量は、次の作業での投入数量となる。
  • 作業による産出数量は、その作業に投入された数量を超えることがない。

上記の原則から導き出される、レポート数量に関する規則は、次のとおりです。

  • 完了数量、不合格数量、および追加数量の合計は、前回作業の完了数量以下でなければならない。
  • 完了数量は、次の作業の完了数量、不合格数量、および追加数量の合計以上でなければならない。
  • 検査で破壊テストが用いられた場合、不合格数量はテスト済数量以上でなければならない。
前回作業とフォローアップ作業

レポートされた数量が前回作業の完了数量に比べてかなり多い場合、その前回作業は自動的に更新できる可能性があります。実行方式は、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの先行作業のレポート方法フィールドによって決まります。ただし、カウントポイント作業は、フォローアップ作業を介して自動的にレポートすることはできません。これらの作業は個別にレポートしてください。

レポートされた完了数量が計画数量よりも多い場合、次の作業に対する計画産出数量が調整されます。

作業の完了数量を一括で減らすには

すべての製造オーダの作業についてレポートされた完了数量を修正する必要がある場合に、次の条件でコマンド 1 つで実行できます。

  • 製造オーダパラメータ (tisfc0500m000) セッションの前回作業の訂正可能チェックボックスがオンである
  • 製造オーダの最後の作業の状況が完了ではない
  • オーダの完了レポート (tisfc0120s000) セッションの納入予定数量フィールドの値がゼロになっている
  • オーダの完了レポート (tisfc0120s000) セッションの実行完了数量にある納入済フィールドの値が、製造計画 (tisfc0110m000) セッションの実際数量にある完了数量フィールドの値よりも小さい

製造オーダの作業に定義されている完了数量を減らして、オーダの完了レポート (tisfc0120s000) セッションの実行完了数量にある納入済フィールドの値と一致させるには、適切なメニューで数量作業の削減をクリックします。

作業状況

作業の数量を初めてレポートしたときに、作業状況開始準備完了状況から開始済状況に変更されます。

バックフラッシュ

完了数量および不合格数量をレポートすると、LN において作業のバックフラッシュが開始可能になります。バックフラッシュを参照してください。