マスタデータ設定

貸倒損失控除/回復の設定

貸倒損失控除/回復の設定では、次のステップを実行します。

  • 「貸倒損失控除/回復」 の勘定科目と 「中間税勘定科目」 を勘定科目表 (tfgld0508m000) セッションで指定します。「租税勘定」 の勘定タイプ貸借対照表に設定する必要があります。「貸倒損失控除/回復」 に使用される元帳勘定勘定タイプ貸借対照表に設定する必要があります。ただし、この勘定タイプ損益に設定することもできます。
  • 「貸倒損失控除/回復」 の取引タイプを取引タイプ (tfgld0511m000) セッションで指定します。取引分類取引小分類振替仕訳取引通貨仕訳帳に設定する必要があります。
  • 買掛金パラメータ (tfacp0100m000) セッションと売掛金パラメータ (tfacr0100s000) セッションの貸倒損失タブで次のフィールドを指定します。 
    • 貸倒損失控除勘定
    • 貸倒損失回復勘定
    • 貸倒損失控除の取引タイプ
    • 貸倒損失控除文書のシリーズ
  • 「貸倒損失控除/回復」 の 「租税勘定」 を国別税金コード (tcmcs0536m000) セッションで指定します。「貸倒損失控除/回復」 の元帳勘定を単一税金コードの転記データ (tfgld0571m000) セッションと複数税金コード用転記データ (tfgld0570m000) セッションで指定する必要があります。税金コードごとに次の販売および購買勘定科目を設定する必要があります。 
    • 購買における貸倒損失控除の租税勘定
    • 購買における貸倒損失回復の租税勘定
    • 販売における貸倒損失控除の租税勘定
    • 販売における貸倒損失回復の租税勘定
  • 税金位置 (tfgld0120m000) セッションで税金位置の検証または調整を行い、正確な税金位置で税金調整を申告します。税金位置別関係 (tfgld0121m000) セッションの税金調整タイプを使用すると、特定の税金コードに適した税金取引を選択できます。
貸倒損失控除/回復の前提条件
  • 貸倒損失控除/回復のマスタデータ設定が完了
  • 販売または購買請求書が未決済
  • 販売および購買請求書の付加価値税 (VAT) の申告と納税申告書の提出が完了
売掛金 (AR) の貸倒損失控除

売掛金の貸倒損失控除/回復では、次のステップを実行します。

  • 売掛貸倒損失控除 (tfacr2514m000): このセッションでは、請求書を選択します。有効なフィルタを使用して、請求書を選択することができます。貸倒損失控除の請求書を選択できます。抑制チェックボックスをオンにすると、特定の請求書に関して貸倒損失控除処理を行わないようにすることができます。
  • 貸倒損失控除の処理 (tfacr2214m000): 貸倒損失控除の処理 (tfacr2214m000) セッションでは、処理レポート/エラーレポートを出力します。貸倒損失控除取引を転記するには、貸倒損失控除の転記  チェックボックスをオンにします。特定の会計期間、レポート期間、および税金期間内の取引を転記する場合は、貸倒損失控除の伝票日付期間情報を指定する必要があります。

貸倒損失控除を作成したら、請求書別貸倒損失控除/回復 (tfacr2515m000) セッションで控除取引を表示できます。

  • 貸倒損失回復の処理 (tfacr2216m000): このセッションでは、貸倒損失控除を回復します。ただし、すべての回収または割当の回収請求書に関連する取引がファイナライズ済でなければなりません。貸倒損失回復の処理 (tfacr2216m000) セッションで税金期間を選択します。この期間に回収した支払が回復対象として選択されます。貸倒損失回復取引を転記するには、貸倒損失回復の転記チェックボックスをオンにします。特定の会計期間、レポート期間、および税金期間内の取引を転記する場合は、貸倒損失回復の伝票日付期間情報を指定する必要があります。

貸倒損失回復を作成したら、請求書別貸倒損失控除/回復 (tfacr2515m000) セッションで回復取引を表示できます。

貸倒損失回復伝票をファイナライズした後で、課税申告を行うことができます。

買掛金 (AP) の貸倒損失控除

買掛金の貸倒損失控除/回復では、次のステップを実行します。

  • 買掛貸倒損失控除 (tfacp2514m000): このセッションでは、請求書を選択します。有効なフィルタを使用して、請求書を選択することができます。貸倒損失控除の請求書を選択できます。抑制フィールドをオンにすると、特定の請求書に関して貸倒損失控除処理を行わないようにすることができます。
  • 貸倒損失控除の処理 (tfacp2214m000): このセッションでは、処理レポート/エラーレポートを出力します。貸倒損失控除取引を転記するには、貸倒損失控除の転記  チェックボックスをオンにします。特定の会計期間、レポート期間、および税金期間内の取引を転記する場合は、貸倒損失控除の伝票日付期間情報を指定する必要があります。

貸倒損失控除を作成したら、請求書別貸倒損失控除/回復 (tfacp2515m000) セッションで回復取引を表示できます。

  • 貸倒損失回復の処理 (tfacp2216m000): 貸倒損失回復の処理 (tfacr2216m000) セッションでは、貸倒損失控除を回復します。ただし、すべての回収または割当の回収請求書に関連する取引がファイナライズ済でなければなりません。貸倒損失回復の処理 (tfacp2216m000) セッションで税金期間を選択すると、この期間に回収した支払が回復対象として選択されます。貸倒損失回復取引を転記するには、貸倒損失回復の転記チェックボックスをオンにします。特定の会計期間、レポート期間、および税金期間内の取引を転記する場合は、貸倒損失回復の伝票日付期間情報を指定する必要があります。

貸倒損失控除を作成したら、請求書別貸倒損失控除/回復 (tfacp2515m000) セッションで回復取引を表示できます。

貸倒損失回復伝票をファイナライズした後で、課税申告を行うことができます。