貸倒損失控除取引貸倒損失控除取引は、貸倒損失控除仕訳帳に転記されます。この伝票に適用される条件は、次のとおりです。
未決済取引に関連するオリジナル税金取引は、納税申告書の一部として提出する必要があります。貸倒損失控除取引ラインは、オリジナル税金取引ごとに仕訳帳に作成しなければなりません。貸倒損失控除の内容は、(貸方の) 貸倒損失控除勘定科目に対する (借方の) 租税勘定取引になります。この租税勘定をオリジナル税金取引の租税勘定およびディメンションで借方記入する必要があります。税額フィールドをゼロのままにすると、税金が取引ラインに直接記帳されます。 中間税取引を作成することができますが、この取引には税総額を含める必要があります。ディメンションは、オリジナル取引から取得しなければなりません。貸倒損失控除取引は、請求会社の現地通貨で指定する必要があります。オリジナル税金取引の現地金額は、控除取引を作成する際の基準になるため、税額の控除が現地通貨で行われます。 貸倒損失控除処理を実行すると、すべての取引の要約が請求書別貸倒損失控除/回復 (tfacr2515m000) セッション内に作成されます。貸倒損失控除取引ラインに関連する明細、オリジナル税金取引、および請求書ラインが 「貸倒損失税金取引ライン」 に記録されます。 貸倒損失控除および貸倒損失回復の取引 貸倒損失控除の税金調整: 売上税勘定科目
購買税勘定科目
「貸倒損失回復」 の税金調整 売上税勘定科目
購買税勘定科目
複数税金コード オリジナル取引に複数税金コードを含めることができます。オリジナル取引ラインに関して複数の税金ラインが作成されます。貸倒損失控除取引は、金額ゼロと複数税金コードを含む取引ラインです。これらの値に基づいて、ERP LN で貸倒損失控除ラインの税金取引が作成されます。 購買消費税コード 購買請求書の税金取引の購買消費税は控除できません。購買消費税は発注先に支払われるため、請求できない原価です。税金分析 (tfgld1520m000) セッションの購買消費税は、販売請求書で算出される税金に影響しません。この種の税金が販売請求書で利用可能な場合は、この税金を控除できます。 金額の計算 LN では、取引をセグメント化できます。これに伴い、未決済取引の税金取引もセグメント化されます。セグメント化されたスケジュールの 「未決済金額」 が均等に控除されます。また、それに関連する回収取引もセグメント化されます。この情報から、セグメント化された取引の回収済数量を求めることができます (これらの回収にかかる税金を含む)。回収が行われていないセグメントにかかる税金が控除の対象になります。
例
セグメント化された請求書: 販売請求書: 100 ユーロ
回収: 30 ユーロ、セグメント A 未決済金額:
貸倒損失控除額は次のとおりです。
上記の金額に基づいて、2 つの税金取引が 「貸倒損失控除」 伝票に作成されます。 セグメント化されていない請求書: 販売請求書: 100 ユーロ
回収: 30 ユーロ、セグメント A 未決済金額: 70 ユーロ (比例 「未決済」 税額は 3.50 ユーロ – (70 ÷ 100 × 5) で求められる) 2 つの税金取引が 「貸倒損失控除」 伝票に作成されます。
注意
正確な金額を控除するには、控除額を計算する前に、未決済金額から未決済割引額を除外する必要があります。
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