現預金管理での支払権限 – 設定

現預金管理では、ユーザに対して次の権限データを設定できます。

  • ユーザが支払先取引先に支払うことのできる支払可能限度額
  • 非請求書関連の任意払 (たとえば、前払/仮払金、スタンディングオーダ、現預金取引) の支払可能限度額または差額限度額の承認
  • 銀行費用金額の支払可能限度額または差額限度額の承認
  • ユーザが支払差額取引を作成することの可能な、請求書あたりのプラスおよびマイナスの支払可能限度額
  • 支払および口座引落のユーザの種類
  • 同一ユーザが作成した支払バッチまたはその他のユーザが作成したバッチの承認権限
  • 支払バッチに関してユーザが承認できる限度額
  • 承認済ユーザによる支払バッチおよび口座引落バッチの支払差額のデフォルト許容範囲

現預金管理で支払権限を設定するには、支払権限 (tfcmg1100m000) セッションで次のデータを設定します。

  1. 権限データ
    ユーザが支払先取引先に支払うことができる支払限度額を指定します。
  2. 非請求書関連の任意払 (たとえば、前払/仮払金、スタンディングオーダ、現預金取引) の支払可能限度額を指定するか、または任意払の限度額チェックボックスをオンにして、任意払を行う差額限度額の承認をできるようにします。
  3. 銀行費用に関して支払うことができる支払可能限度額を指定するか、または銀行費用の限度額チェックボックスをオンにして、銀行費用を支払う場合の差額限度額の承認をできるようにします。
  4. 支払差額の最高額 (+) フィールドでプラス金額の場合に支払うことができる限度額を指定するか、支払差額の最高額 (-) フィールドで支払差額の場合に支払うことができるマイナス限度額を指定するか、または支払差額の差額限度額の承認チェックボックスをオンにして、支払差額を支払う場合の差額限度額の承認ができるようにします。
  5. 支払および口座引落のユーザの種類を設定します。支払のユーザの種類および口座引落のユーザの種類の各フィールドで、通常ユーザまたはスーパユーザのいずれかを選択します。
  6. 支払バッチまたは口座引落バッチに関して、ユーザが承認できる支払可能限度額を指定します。支払バッチ承認金額および口座引落バッチ承認金額の各フィールドで、金額を指定します。
  7. 同一ユーザが作成した支払バッチまたは口座引落バッチ、または他のユーザが作成したバッチを承認する権限を設定します。口座引落バッチ承認および支払バッチ承認フィールドで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • すべてのバッチに権限
    • 他のバッチに権限
    • 自己のバッチに権限
    • 権限なし
  8. 支払差額許容範囲
    支払差額のデフォルト許容範囲の金額または割合を指定します。
注意

支払権限 (tfcmg1100m000) セッションでユーザに支払差額が指定されていない場合は、現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000) セッションで設定されているデフォルト値が使用されます。

関連トピック