購買請求書の訂正

ファイナライズ済の購買請求書を訂正するには、次の方法を使用します。

  • 貸方票
    請求額を訂正する場合は、貸方票を使用します。貸方票は、1 つまたは複数の請求書に関連付けることができます。詳細については、貸方票を参照してください。
  • 購買請求書の訂正
    請求額以外の請求書明細 (たとえば、支払先取引先) を変更するには、請求書の訂正を行う必要があります。請求書の訂正では、請求額を変更することもできます。
請求書の承認取消

状況が承認済または支払の承認になっている請求書は、ユーザによる訂正ができません。そうした請求書の訂正を行うには、先に請求書の承認を取り消す必要があります。

請求書の支払承認を取り消すことができるのは、その請求書の全額が支払済でなく、しかも現預金管理モジュールで支払請求書として選択されていない場合です。

オーダ関連請求書の承認を取り消すには、購買請求書入力 (tfacp2600m000) セッションで適切なメニューから未承認を選択します。

支払の承認を取り消すには、購買請求書の承認 (tfacp1142m000) セッションで、その請求書の支払の承認チェックボックスをオフにします。

訂正を行った後は、費用請求書を再び承認し、請求書の支払を許可する必要があります。

購買請求書の訂正

購買請求書の訂正を行うには

  1. 取引 (tfgld1101m000) セッションを開始し、購買訂正の取引タイプを選択します。購買請求書訂正 (tfacp2110s000) セッションが開始されます。
  2. 新規データを入力し、適切なメニューから処理を選択します。
  3. 請求書が購買オーダまたは輸送オーダに関連している場合、LN では訂正金額が請求元取引先の財務取引先グループの請求回収勘定に自動的に転記されます。

たとえば、次のような請求書明細は、ユーザによる変更が可能です。

  • 請求元取引先
  • オリジナル支払先取引先 (ファクタリング請求書の場合)
  • 支払先取引先
  • 購買タイプ
  • ファクタリング番号
  • 金額
  • 課税国/コード
  • ディメンション

これらのフィールドに変更を加えるには、会計取引が必要な場合があります。これらのフィールドを修正すると、新規伝票が LN で作成され、変更内容を反映するための修正取引タイプが設定されます。

支払条件、支払スケジュール、および取引先の住所は、必要に応じて変更することができます。請求額が変更された場合、支払スケジュールが請求書にリンクされていれば、支払スケジュール (tfacp1103m000) セッションが自動的に開始され、明細を変更できます。

購買請求書権限

請求書に請求書承認または支払承認が必須で、訂正済請求書または訂正済支払の承認権限を付与されていない場合、請求書の請求書承認済フィールドおよび支払の承認フィールドが No に設定されます。請求書に保留理由および割当承認者をリンクする必要があります。請求書の承認および保留理由の削除は、割当承認者が実行する必要があります。

請求書に保留理由および割当承認者をリンクするには、購買請求書訂正 (tfacp2110s000) セッションの適切なメニューから購買請求書照会を選択します。購買請求書照会 (tfacp2600m100) セッションが開始されます。保留理由フィールドに保留理由を、割当承認者フィールドに割当承認者を入力します。