グループ間取引を設定するには
グループ間取引は、複数の財務グループ会社を含む複数会社構造の場合にのみ発生します。財務グループ会社を設定することは、財務会計マスタデータ設定手順の一部であるため、別のステップとして説明していません。
グループ間取引を設定するには
グループ間取引を設定するには、次のステップを実行します。
- グループ間取引の取引タイプを作成します。取引タイプは、振替仕訳にする必要があります。
- 関係会社間元帳勘定は、勘定科目表 (tfgld0508m000) セッションで設定します。元帳勘定タイプは、関係会社間にする必要があります。ディメンションはグループ間取引では使用されないため、「関係会社間」 勘定科目の 「ディメンションオプション」 を不使用にする必要があります。複数会社構造の会社が勘定科目表 (tfgld008) テーブルを共有していない場合、会社ごとに元帳勘定とディメンションを定義する必要があります。
- 基準会社となるグループ会社を決定します。各グループ会社で、グループ会社パラメータ (tfgld0101s000) セッションの基準会社フィールドに基準会社を入力します。転記データは、配賦先会社でグループ間取引の転記 (tfgld2201m000) セッションを実行するまで基準会社に保存されます。
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グループ間関係 (tfgld2501m000) セッションで、グループ間取引を転記する元帳勘定を配賦元会社と配賦先会社にそれぞれ指定します。配賦元会社と配賦先会社は、別々のグループ会社に属している必要があり、同じ基準会社を使用している必要があります。元帳勘定タイプは、関係会社間にする必要があります。
グループ間取引を処理するには
グループ間取引を処理するには、次のステップを実行します。
- 元の取引を配賦元会社でファイナライズします。配賦元会社の取引を転記します。配賦先会社での取引の転記データを一時的に基準会社に保存します。
- グループ間取引を配賦先会社にインポートするには、配賦先会社でグループ間取引の転記 (tfgld2201m000) セッションを実行します。LN では、基準会社に保存されたデータを使用して、配賦先会社で転記を行います。
- グループ間取引の設定の対象となる財務会社で、グループ間中間取引の出力 (tfgld2402m000) セッションを使用して、基準会社に一時的に保存されているグループ間取引の転記データのさまざまな選択を出力できます。
- 取引バッチをファイナライズします。ファイナライズは配賦元会社と配賦先会社の両方で行ってください。
- 配賦先会社で、グループ間取引の削除 (tfgld2202m000) セッションを使用して、ファイナライズ済および完了済のグループ間取引の転記データを削除します。