年間固定額減価償却を使用するには

これはヨーロッパの要件を満たす、利率にもとづく減価償却法です。資産耐用年数を通じて、減価償却額は増加します。この金額は、推測帳簿の中で計算されます。推測帳簿の中に減価償却額が存在しないときには、減価償却は考慮されません。年間固定額による減価償却は次のように計算されます。

年間固定額 = 基準× i × {(1 + i )^n} ÷ ({(1 + i )^n} - 1 )

減価償却 = 年間固定額 - i ×年度の基準

ここでは、以下のようになります。

基準 = 初年度の帳簿価額

年度の基準 = 実際の年度の最初の帳簿価額

i = 利率の割合 ÷ 100

n = 年間固定額減価償却の年数

基準 = 200,000

i = 8% ÷ 100 = 0.08

n = 5 年

年間固定額 = 200,000 × 0.08 × 1.08^5 ÷ (1.08^5 - 1) = 50,091.29

年度年間固定額の計算年間固定額
150,091.29 - 0,08 × 200,000.0034,091.29
250,091.29 - 0.08 × 165,908.7136,818.59
350,091.29 - 0.08 × 129,090.1239,764.08
450,091.29 - 0.08 × 89,326.0442,945.21
550,091.29 - 0.08 × 46,380.8346,380.82
合計199,999.99