電子銀行勘定照合表の自動照合

銀行勘定照合表の照合 (tfcmg5210m000) セッションでは、Infor LN によって、各電子銀行勘定照合表合計額が、可能な限り多くの未決済取引と照合されます。

照合取引

Infor LN で照合できる取引は次のとおりです。

  • 出金と支払予定の照合 (発注先勘定の自動調整)
  • 入金と回収予定の照合 (顧客勘定の自動調整)
  • 出金と未決済購買請求書の照合 (買掛金で自動支払手順を使用しない場合)
  • 入金と未決済販売請求書の照合 (売掛金で口座引落手順を使用しない場合)
  • 入金と未決済販売請求書の照合 (口座引落手順を使用しない場合、入庫に関する送金通知が存在するとき)
照合ルール

Infor LN が取引先を決定して関係する未決済取引を照合した後、自動照合処理において、EBS 照合ルール (tfcmg5115m000) セッションで定義済の有効なルールが検討されます。

例外

次の場合は、自動照合処理の完了時に、照合結果に例外が含まれることがあります。

  • Infor LN で銀行勘定照合表ラインの銀行口座または国際銀行口座番号番号が見つからなかった
  • Infor LN で取引先を識別できなかった
  • 銀行勘定照合表ラインの記述フィールドの情報から、該当する未決済取引を取得できなかった、または一部取得できなかった
  • 銀行勘定照合表ラインの記述フィールドの情報から、該当する未決済取引を取得できたが、銀行勘定照合表ラインの金額が該当する未決済取引の合計額を超えていた
  • 銀行勘定照合表ラインの記述フィールドの情報から、該当する未決済取引を取得できたが、銀行勘定照合表ラインの金額が該当する未決済取引の合計額より少なかった
  • 銀行勘定照合表ラインの記述フィールドの情報から、該当する未決済取引を 1 つ以上取得できなかった

これらすべての場合、銀行勘定照合表ワークベンチ (tfcmg5610m100)/銀行勘定照合表 (tfcmg5610m000) セッションの照合結果セクションの例外チェックボックスがオンになります。例外チェックボックスをオフにするには、調整を行うか例外を確認する必要があります。

照合処理のおもな手順

自動照合処理のおもな手順は次のとおりです。

  1. 銀行参照の照合
  2. 送金通知の照合
  3. 支払予定 (小切手を使用) の照合
  4. 支払予定の照合
  5. 伝票記述または参照の照合
  6. ルールの照合