会計期間

すべての統合取引について、次の会計期間が記録されます。

  • 会計年度と会計期間
  • レポート年度とレポート期間
  • 税金年度と税金期間

期間タイプの詳細については、期間の使用を参照してください。

通常、会計取引は取引日に対応する会計期間に転記されます。転記日と伝票日付は同じ会計期間内にあります。

統合取引のログを記録するには、会計期間の状況がオープンでなければなりません。通常は、取引日が現在の日付の場合の会計期間はオープンとなっています。ただし、取引が前日付の場合、または取引日が会計期間の終りに近い場合は、関連する会計取引が転記されたときにはすでに会計期間がクローズされている場合があります。

統合取引を作成すると、取引のログが記録されます。通常、これはオーダまたは請求書が承認された瞬間です。転記の会計期間はログ済の情報に含まれているため、取引のログ記録の際には、事前に期間状況がチェックされます。期間がクローズの場合、取引のログ記録はできません。承認済オーダまたは請求書は、保存できません。

期間タイプを選択すると、その期間タイプに基づいて状況がチェックされ、期間がオープンかどうか、また統合取引をログに記録することが可能かが検出されるようになります。

選択可能な期間タイプには、次のものがあります。

  • 統合: 統合取引
  • 買掛金: 買掛金取引
  • 売掛金: 売掛金取引
  • 総勘定元帳: 総勘定元帳取引

たとえば、買掛金を選択した場合、買掛金期間がクローズであれば、統合期間がオープンであっても統合取引を転記することはできません。

デフォルト期間タイプは、統合パラメータ (tfgld4150m000) セッションで選択できます。統合取引タイプ別期間処理 (tfgld4579m000) セッションでは、個々の統合伝票タイプに応じて期間タイプを選択できます。

通常は、統合期間をチェックするのが適切です。その他の期間タイプを選択することもできますが、それは例外的な場合です。

クローズ期間

期間がクローズの場合は、クローズ期間処理オプション (統合取引に適用) に基づいて取引の転記が試みられます。統合パラメータ (tfgld4150m000) セッションで、デフォルトクローズ期間処理オプションを選択できます。特定の統合伝票タイプのクローズ期間処理オプションは、統合取引タイプ別期間処理 (tfgld4579m000) セッションで選択できます。

次のクローズ期間処理オプションを選択することができます。

  • 現在の期間に転記

    取引は、現在の会計期間に転記されます。

  • 次の未決済期間に転記

    取引は、次の未決済期間に転記されます。

  • 例外処理

    統合取引の要求例外 (tfgld4585m000) セッションで、状況がクローズの特定会計期間に統合取引の転記要求を入力します。

    その要求を権限をもつユーザが承認した後、取引のログ記録および転記が可能になります。クローズ期間をユーザがオープンに設定する必要はありません。ただし、対応する総勘定元帳期間は、統合取引を転記する時点でオープンになっていなければなりません。必要に応じて、期間状況 (tfgld0107m000) セッションで、総勘定元帳期間をマニュアルでオープンに設定することができます。

  • パラメータのデフォルト
    統合パラメータ (tfgld4150m000) で選択されたデフォルトクローズ期間処理オプションが使用されます。